はじめに

今後30年間の収支や資産残高を「見える化」しましょう!

最初に次のような前提で今後のお金を「見える化」してみたいと思います。

◆ご相談者さまの今後の手取り収入は年間660万円(月額55万円)で、60歳まで働く
◆配偶者さまは2027年から年収100万円で働き始め、60歳まで働く
◆支出については現在と同じ水準を継続
◆お子様の教育費は、幼稚園は私立、小学~高校は公立、大学は私立理系と想定
◆つみたてNISAを月額1万3,000円で開始し、それ以外の家計の黒字はすべて貯蓄にまわす。投資については運用利回り3%で運用できると仮定
◆マイホームの修繕費用として、2028年、2038年にそれぞれ150万円を想定

このような前提で今後30年間の収支を計算すると【図表1】のようになります。

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このグラフでは、上向きの棒グラフが収入、下向きが支出、そして赤の折れ線グラフが収支(=収入―支出)となっています。

実際には毎月の収入が大きく変動するということですが、平均として月額55万円の手取り収入を確保できると、配偶者さまが扶養の範囲で働かれる場合、今後お子様が大学を卒業するまで黒字を確保できることになります。

60歳までは資産が拡大していく

この家計収支を前提とすると、資産の推移は【図表2】のようになります。

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棒グラフは資産を示しており、青の棒グラフが預貯金、緑が投資資産です。また、茶色が住宅ローン残高(負債)を示しており、赤の折れ線グラフが純資産(=資産合計-負債合計)となっています。

家計収支が黒字となっていますので、基本的に60歳までは資産が拡大していくことが見込まれます。

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