はじめに

新NISA制度は何が違う?

2023年まで投資可能な一般NISAとつみたてNISAに代わり、2024年からは新しいNISAが始まることになりました。制度の概要をまとめると次のようになります。

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これまでは一般NISAとつみたてNISAという2つのNISAについて、1年ごとにどちらかを選択して利用できる制度でしたが、新NISAではつみたて投資枠と成長投資枠という二つの「枠」が設定され、2つの枠を同時に利用できるようになります。

1年間で投資可能な最大金額は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円となり、合計すると年間360万円まで投資できます。

ただし、一人あたりの累計での投資可能額(非課税保有限度額)には上限があり、簿価(買付価格)ベースで1,800万円です。非課税期間は無期限となりますので、長期的な資産形成に向けて利用しやすくなります。

投資商品が異なる

これら2つの枠で投資できる商品は異なっています。つみたて投資枠で投資できる商品は、積立・分散投資に適した一定の投資信託であり、現在のつみたてNISA対象商品(227本、2023年4月27日時点)と同様です。

一方、成長投資枠で投資可能な商品は、基本的に現在の一般NISA対象商品と同様の上場株式・投資信託・ETF・REIT(不動産投資信託)となっています。

ただし、上場株式のうち、整理・監理銘柄や、投資信託で信託期間が短いもの、高レバレッジ型のもの、毎月分配型のものなどは除外されることになっています。

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