はじめに

家族の生活費のために収入保障保険の検討を

夫が加入している保険は、死亡した場合に100万円受け取れる死亡保険(保険料は親が支払っている)と医療保険の2つとのことですが、これからかかるお子様の教育費や家賃など生活費を考えると、死亡保障がかなり不足しています。万が一のあとご相談者様は手に職があるため働くことは可能ですが、保険でもう少し備えておくと安心ですね。

おすすめの保険は、万が一死亡したらその後一定時期まで「毎月10万円」など、年金形式で保険金を受け取れる「収入保障保険」です。亡くなる時期が遅くなるほど、受け取れる保険金の総額が少なくなるため、いつ亡くなっても同じ金額を受け取るタイプの死亡保険よりも、保険料が安く済みます。

たとえば、万が一亡くなった場合に、29年後の2052年まで毎月10万円受け取れる収入保障保険に26歳男性が加入した場合、ある保険会社では保険料が約2,000円でした。月15万円ですと約2,800円。29年後にはお子様もみなさん独立していますので、保険料を抑えつつ最低限保障を得られる、このようなプランが良いでしょう。

また医療保険については詳細が分からないのですが、保険料を出してもらえているのであればそのまま継続を。もし保険料を負担することになった場合は、貯蓄が少なければ継続、ある程度貯まっていたらやめてもよいですが、状況によっては継続した方が良い場合もあります。その際、また専門家に相談してみてくださいね。

お金は優先順位をつけて使おう

来年には二人目が生まれるとのこと、にぎやかになりますね。お子様と一緒に楽しい生活を送るためにも、先取り貯蓄の仕組みを作った上で、「何にお金を使うと幸せか」の視点で優先順位をつけて、ご家族みなさんで大切にお金を使ってくださいね。また、ご相談者様が働きやすいお仕事が見つかるよう心から願っております。応援しています!

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