はじめに

大きな自然災害で自宅が倒壊してしまったとき、突然、事故や病気で万一の事態になってしまったときなどの準備はしていますか?

預貯金の口座や保険の契約など、情報を整理しておくことと、そうでないとでは対応できるスピードに大きな違いが出てきます。

また、インターネットでさまざまな契約ができる今、家族が亡くなったあとにも延々とサブスクリプション契約の料金が支払われていたという話もあります。

今回はいざというときに困らないために、日頃から整理しておきたい「自分の情報」についてご紹介します。


災害に備えておきたい預貯金・身分証明

災害で自宅が倒壊してしまい預貯金の通帳などが取り出せなくなっても、状況によってはいくつかの証明ができることでお金を引き出すことができます。そのために、預貯金の口座番号一覧、身分証明書となる運転免許証やパスポート、マイナンバーカードのコピーなどは防災リュック(非常用持ち出し袋)に入れておいたり、日頃から身につけておいたりすることは大切です。

ただし日頃から持ち歩く場合、スリにあうリスクも考えて数字を何か他の文字に置き換えるなど、自分だけが分かるルールで記載しておくことをおすすめします。

他人が見てもわかるようにする緊急連絡先

突然交通事故にあったり病気で倒れてしまったりしたときなど、連絡をとってほしい「緊急連絡先」を他の人がみてもわかるようにしておくとスムーズに連絡をしてもらえます。
iPhoneにはメディカルIDから緊急連絡先を指定しておくとパスワード不要で分かるようになっていますが、すべての人がこの機能を知っているとは限らないので、アナログではありますが紙に書いて財布に入れておくと良いでしょう。

また家族のように一緒に行動することが多い人を緊急連絡先にしている場合、一緒に事故にあうことなども想定して、日頃は一緒に行動していない実家や兄弟姉妹なども2番目の連絡先として入れておくこともおすすめします。

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