マスク「一律価格」で本当に買えるのか 着用“義務化”のイタリアで探索してみた
販売店舗増も入手は困難
新型コロナウイルスの影響により、マスク需要が世界中で急増しています。もともとマスク習慣のないイタリアでも、新型コロナウイルスの流行以降はすっかり当たり前の習慣になりました。コンテ首相は4月26日の会見で外出時のマスク着用を義務化することを発表。またそれに合わせて、マスクの価格を1枚50セント(約60円)にすると述べました。日本でも政府が配布するマスクが大きな話題になっていますが、イタリアではどのような状況なのでしょうか。
松屋で人気の「カチャトーラ」を本場イタリアのレシピで作る
巣ごもりメニューに最適!
牛丼でおなじみの松屋が、「シュクメルリ」で話題になった世界紀行シリーズの第2弾として発売した「カチャトーラ」。実は自宅でも簡単に作れるうえ、自宅待機の巣ごもりメニューとしても優秀な一品であることをご存じでしょうか。今回はこのカチャトーラを、本場イタリアのレシピで作ってみました。
緊急事態宣言はいつまで続く?イタリアの「段階的解除」に見るコロナ対策
宣言を解除しても生活に制限は残るのか
政府は5月4日の夕方に記者会見を行い、当初6日までとしていた緊急事態宣言を31日まで延長することを発表しました。新規感染者数が十分に減っていない現状では妥当な措置という声もある一方、すでに1ヵ月の自粛でストレスを抱えている人も多く、また売り上げが大幅に減少している自営業者からは悲鳴が上がっています。この緊急事態宣言はいつまで続き、そしていつどのようにして終わるのでしょうか。現在段階的に制限を緩和しているイタリアの例を参考に考えてみましょう。
外出禁止から1か月、イタリア在住日本人が伝えたい「ストレスとの向き合い方」
「非日常」の日常を淡々と生きる
4月7日に政府から緊急事態宣言が出されたことで、日本の新型コロナウイルス対策は新たな局面をむかえました。日常生活にも大きな影響が出ることが予想されますが、それに対して私たちはどう対応すればいいのでしょうか。すでに外出禁止措置が出てから1ヵ月となるイタリアから、家にとどまるための工夫やコツをまとめました。
「クルマはぶつけて止める」イタリア人が車を大切にしない理由
日本と異なる感覚の背景
フェラーリやアルファロメオなど、趣味性の高い車を数多く輩出しているイタリア。しかし、こと普段使いの車に関して言えば、イタリア人はあまり車を大切にしません。日本ではあまり想像できない、イタリアのクルマ事情を現地で調べてみました。
新型コロナウイルスで全土封鎖されたイタリアで生きる
現地ミラノの日常生活をレポート
イタリアのジュゼッペ・コンテ首相は、これまで北イタリアの一部のコムーネ(自治体)で実施されていた封鎖を全土に広げると発表。これにより新型コロナウイルス対策は新たなフェーズに突入し、市民の生活にも大きな影響が出ています。封鎖が続くイタリアはどのような状況なのか、ミラノから現地の日常生活をレポートします。(本記事は原稿執筆時である3月14日22:00時点の情報をもとにしています。)
新型コロナ感染者なぜ急増?「町ごと封鎖」したイタリアの徹底ぶり
ウイルスを封じ込めるための取り組みとは
イタリアで、新型コロナウイルスの感染者が急増しています。これまで、ヨーロッパの国々における感染者数は多くても十数人程度だっただけに、今回の感染拡大でイタリア国内に大きな動揺が広がっています。イタリアの感染者はなぜ急増したのでしょうか。また勢いを増すコロナウイルスに対して、現在はどのような対策が取られているのでしょうか。現地からのレポートをお届けします。(本記事は原稿執筆時である2月25日23:00時点の情報をもとにしています。)
【緊急現地報告】新型コロナ感染拡大のイタリア、現地スーパーからパスタが消えたワケ
ミラノの街は今どうなっているのか
世界中で猛威をふるい続ける新型コロナウイルス。これまでは中国や韓国、日本、シンガポールなど主にアジアの国々で感染が拡大していましたが、ここにきてイタリアの感染者数が急増しています。現在のミラノの様子や、観光への影響などをまとめてお伝えします。(本記事は原稿執筆時である2月24日23:00時点の情報をもとにしています。)
「新型肺炎」で非常事態宣言、イタリア現地で見た観光国の反応
パニックはないが、強い警戒意識
2019年12月に中国の湖北省武漢市で発見された新型コロナウイルスによる肺炎。その勢いは未だに衰える気配はなく、世界中の人々がその行方を見守っています。最近では日本国内で人から人への感染があったことも確認され、いよいよ対岸の火事とは言えなくなってきました。日本では連日報道されているこの新型コロナウイルス。海外ではどのような反応なのでしょうか。ヨーロッパの例として、イタリアの状況をお伝えします。(本記事は原稿執筆時である1月31日19:00時点の情報をもとにしています。)
ランチ2人分で5万円請求、イタリアで頻発するレストラン詐欺の手口
詐欺にあわないための対策は?
少し前の話になりますが、イタリアを旅行中の日本人がレストランで法外な金額を請求された事件がSNSで話題になりました。実はこうした事件は珍しいことではなく、ローマやヴェネチアなどの有名観光都市では、国籍を問わずさまざまな旅行者から被害の報告が出されています。せっかくの旅行気分を台無しにしてしまうこのレストラン詐欺。一体どのような手口なのか、また被害に合わないようにする方法はあるのかを考えてみましょう。
「ユニクロ」はイタリア人になぜ人気?現地で行列が続く繁盛具合
モードの街であるミラノで好調
2019年9月13日、カジュアル衣料ブランドのユニクロ(UNIQLO)はミラノのコルドゥージオ広場にイタリア初となる店舗をオープンしました。2018年9月にオープンしたオランダ、2019年4月にオープンしたデンマークに続き、ヨーロッパでは10ヵ国目の店舗となります。すでにイギリスやフランスでは一定の実績があるユニクロですが、イタリアではどのように受け止められているのでしょうか。オープンして3ヵ月ほどが経ち、ある程度浸透してきた現在の様子をレポートします。
30年前にレジ袋が有料化されたイタリア、1枚12円でも不満はないのか
日本の未来もこうなる?
最近、レジ袋を有料化するスーパーが増えてきました。現在はまだ各事業者の判断で実施されている状況ですが、政府は2020年4月以降、スーパーやコンビニを含むすべての小売店でレジ袋の有料化を義務付ける方針です。このレジ袋の有料化にはさまざまな意見があり、特に弁当や冷凍品など温度帯の異なる商品を扱うことが多いコンビニ業界からは反発の声も聞かれます。一方で、諸外国に目を向ければすでにレジ袋を有料化もしくは全面禁止している国は少なくありません。今後、すべての小売店でレジ袋が有料化されれば、私たちの生活はどう変わるのでしょうか。30年以上も前からレジ袋を有料化しているイタリアの例をご紹介します。
日本より複雑な軽減税率制度、イタリアではなぜ受け入れられている?
複雑な税制でも納得感がある理由
2019年10月から導入された消費税の軽減税率制度。当初心配されたほどの大きな混乱はないものの、そもそも税率が上がることに反対する声はまだまだ多く、消費者の理解を得られていない中で見切り発車になった感は否めません。また、軽減税率が適用される品目や、どういうシチュエーションであれば適応されるのかについても解釈のブレがあり、店舗側も消費者側もまだまだ手探りの中で運用を強いられている状況ではないでしょうか。一方で、世界に目を向けてみるとすでに軽減税率制度を導入している国は多く、特にヨーロッパの国々では、高い税率にもかかわらず当たり前のものとして国民に受け入れられているように感じます。消費税は私たちの生活に大きな影響を与える税金ですが、他国ではどのようにして受け入れられ、定着していったのでしょうか。一例として、イタリアの消費税や軽減税率制度についてご紹介しましょう。
割高イメージのイタリア旅行で最安値は?かかる費用をシミュレートしてみた
イタリア在住者の視点から解説
ヨーロッパでも有数の観光地であるイタリア。街中に古代遺跡が並ぶローマや水の都ベネチアなど、見どころは尽きません。一度は訪れてみたいという人は多いと思いますが、でもいざ行くとなると気になるのは費用面です。ヨーロッパは海外旅行の中でも割高感があり「こんなに高いなら近場でもいいか」とためらった経験がある人も多いのではないでしょうか。イタリア旅行にかかる費用は実際どのくらいなのか、シミュレートしてみました。(記事中では1ユーロ=120円として計算しています)
Payが流行らないイタリア、現金主義の理由は?
実はキャッシュレス後進国
ここ数年でぐんぐん利用者を伸ばしているQR決済サービス。流行している背景には、スマホだけで簡単に支払いができる利便性はもちろん、大盤振る舞いのキャッシュバックが起爆剤になっていることも挙げられるでしょう。こうしたキャッシュレスサービスは欧米諸国や中国などが草分けのイメージがありますが、実は必ずしもそうではありません。特に筆者の住んでいるイタリアはキャッシュレス後進国で、日常生活の中ではあまり使う機会がないのが現状です。こうした違いはなぜ生まれるのでしょうか。日本とはちょっと異なる、イタリアのキャッシュレス事情をご紹介しましょう。
2〜4週間もあるイタリアの夏休み、それでも社会が回るわけ
担当者がバカンスで不在でも…
すっかり気温も上がって、夏の足音が聞こえてくる季節になりました。夏休みの予定はもうお決まりでしょうか。夏休みの計画を立てる上で気になるのは、やはり期間です。本音を言えば有給も活用してできる限り長く休みたい。でも同僚との兼ね合いもあるし、プロジェクトによってはカレンダー通りの休みしか取れないこともあるかもしれません。仕事を止めてまで休むのはさすがに気が引けます。一方、ヨーロッパでは労働者の「休む」権利が重視されており、夏になると会社員でも2〜4週間の休みを取ってバカンスに出かけます。日本の基準からするとかなり長い休暇ですが、その間仕事はどうしているのでしょうか。
日本より貯蓄率が低いイタリア、平気で生活を送れる理由
5人に1人は貯蓄額が約12万円以下
イタリアのファイナンス情報サイト、スーペルマネーの調査によると、イタリア人の5人に1人は貯蓄額が1,000ユーロ(約12万円)以下なのだとか。自分の身に置き換えてみるとちょっと不安を感じる数字です。イタリア人はどのような生活を送っているのでしょうか。
イタリア人はニンニク嫌い?ネットの噂の真意を探ってみた
パスタと言えばニンニク……なのになぜ?
イタリア人はニンニクを食べない、そんな話を聞いたことはないでしょうか。ブログやSNSなどでたまに話題にあがるので、目にしたことがある人もいるかしれません。しかし、イタリア料理といえばパスタで、パスタといえばニンニクというイメージは根強いもの。それだけに、イタリア人がニンニクを嫌うという話はちょっと意外に思えるかもしれません。実際のところはどうなのでしょうか。