相続税はかかる?かからない? ボーダーラインにいる時の「次の一手」
法定相続人でない孫は、相続税が2割増し
相続の話になると、避けては通れない実家の不動産。家庭を持つ子どもたちには持ち家があり、自分の亡き後、いま住んでいる家が空き家になることは目に見えています。そんな時、孫から家を引き継ぎたいという話が舞い込みます。思ってもみないうれしい話ですが、相続人でない孫は、2割増しの相続税を払わなければなりません。かわいい孫のために、なんとかして相続税を抑えたいといいますが……。
50代独身男性の突然死、財産の行方は?遺された人がすべきこと
争いを避けるためだけではない、遺言書の役割
何の前触れもなくやってくる突然死。亡くなった人が独身で一人暮らしの場合、遺された人は何がどこにあるのかを把握するのが難しくなります。特に最近は、ネット銀行などの普及により、生前に所有していた財産が見つかりにくくなっているからです。見つけ出せないと相続できないままに……。相続人は、どんな手続きを取らなければならないのでしょうか。もし遺された人が海外に居住していた場合、問題なく相続できるのでしょうか。
世話をしても相続権はなし、身寄りのない「いとこ」の老後
相続人がいないとき、遺された財産はどこへ
互いに結婚をしていない、二人暮らしの高齢の兄妹。二人が頼りにしているのは、年の離れた「いとこ」です。しかし、二人の老後の面倒を見ても、いとこには相続権はありません。この先、兄妹が亡くなり、相続人が誰もいないとなると、その財産はどこへ行くのでしょうか?また「その日」を迎える前に、自身の判断力があるうちに準備すべきこととは何でしょうか?
障害を持つ子の親が抱える悩み「親なきあと」の備え方
遺言書の作成が必要なワケ
「親なきあと」という言葉をご存知でしょうか?自分たち夫婦が亡くなったあと、障害をもつ我が子はどうなるのか――。障害を持つ子を抱える親にとって、永遠のテーマです。少しでも不安を解消するためには、何から手をつけたらいいのでしょうか。
50年以上付き合いのあった隣家も?空き家になる「2つの理由」
財産が少ないほどまとまらない遺産分割
つい、この間まで付き合いのあった隣家がいつの間にか空き家に……。なぜ、空き家になってしまったのでしょうか。相続の専門家によると、空き家になるには2つの理由があるといいます。
会ったこともない人が相続人に?「おひとりさま相続」の行方
残されるペットはどうなるのか?
未婚、または子供を授からずに配偶者に先立たれたおひとりさまの場合、その人の財産を引き継ぐ権利は、1番が両親、2番が兄弟姉妹となります。ここまでは「想定内」という人も多いのではないでしょうか。若くして亡くなったおひとりさまの場合、両親が健在なら両親が相続人になります。その両親も亡くなっていた場合、祖父母が健在なら祖父母が相続人になることがあります。ただ、両親、祖父母ともに亡くなっていて、兄弟姉妹が相続人になる場合、その兄弟姉妹がすでに亡くなっていると、その子供、つまり甥や姪まで相続権が及ぶことになります。しかし、甥、姪が相続人になり得るというのは、あまり知られていないようです。