中学生も関与 「アポ電強盗犯」が高齢者以外を狙う可能性
犯行が短絡的なものに変化
このところ、詐欺の前触れ電話をかけた後の強盗事件が増えています。しかも最近は以前の手口に比べて、かなり短絡的なものに変わりつつあります。今は新型コロナウィルスの影響により旅行など長期での外出をする機会が減っていますので、私たちの大切な財産が奪われないためにも、この種の凶悪犯罪に警戒する必要があります。
警察や銀行になりすます、詐欺グループが海外から電話をかける理由
タイやフィリピンで日本人グループの摘発が続く
海外から電話をかけていた詐欺グループが次々に摘発されています。昨年は、タイのパタヤで15人。フィリピンの首都マニラでは36人、首都から離れた郊外の一軒家で詐欺を行ったグループ8人も逮捕されています。なぜ今、詐欺グループは海外から電話をかけるのでしょうか? 私たちを狙う、詐欺の電話の手口に迫ります。
“マスクの輸入スタッフ”募集も 主婦や学生を罠に陥れる「商品買い付け」バイト
知らずに密輸を行う可能性
前回、私たちがよく目にする大手の求人募集を通じて、応募者を海外のバイヤーとして雇い入れ、巧みに密輸を行わせる手口を話しました。最初のうちは、ブランド時計の購入代金や報酬を支払いますが、そのうちに会社から入金はなくなり、応募者は多額のクレジット代金を背負います。案外、この手の「商品買い付け」の募集は多いのです。
「海外で時計を買ってくるだけ」副業感覚で始めた“仕事”が引き起こした悲劇
求人に応募しただけなのに……
大手の求人誌や求人サイトを見て、何か良いものはないかな?と、自分に合った仕事を探す人も多いことでしょう。ところが、求人募集に応募した結果、ずるずるとお金をむしり取られて、無間地獄のような状態に陥ってしまうこともあるのです。私たちのすぐ近くに潜んでいる騙しの罠についてお話します。
怖いのはウイルスだけではない、「新型肺炎」に便乗した“詐欺メール”の中身
あなたの個人情報を狙っている
保健所を騙った新型コロナウイルスの詐欺メールが発生しました。騙しというものは、人々の不安に付け入ってくるもので、やはり出てきたかという印象です。今後も様々な便乗詐欺が行われると予想されますが、どのようなものが出てくるのでしょうか。騙されないために、過去の事案から可能性のある手口を考えてみたいと思います。
「コンビニ強盗よりも安全」、犯罪行為に導く“闇のリクルーター”のあきれる誘い文句
”高額報酬”の文字につられてはいけない
昨年11月にアポ電話をかけてから強盗を行ったとみられる犯人らが逮捕されました。そのきっかけになったのが、闇サイトの求人募集です。今や、ネットを通じれば簡単に、犯罪に加担ができてしまう恐ろしい時代です。では、犯罪者を募るリクルーターたちは、どのような言葉で、未犯者らを犯罪へと駆り立てていくのでしょうか。
台風で屋根、雨どいが損壊 不安につけこむ”現代版火事場泥棒”の手口
「1箇所1,000円」安すぎる値段のカラクリは?
令和最初の年は、これまでに被害のなかったような地域での災害が目立ちました。世知辛い現実ですが、犯罪者らは災害を私たちから金品を騙し取る好機とみています。日本では災害に乗じた暴動は起きませんが、詐欺や悪質商法といった火事場泥棒は頻発します。ですので、どのように詐欺や悪質商法がやってくるのか知っておく必要があります。
大手企業を装いSMSで発信、3億円を騙し取った「詐欺のトリセツ」
どんな人でも詐欺師に仕立て上げる
振り込め詐欺や架空請求詐欺による被害は相変わらず多いですが、その背景には、やはり取説(トリセツ)の存在があります。前回は、悪徳商法を見てきましたが、それ以上に、詐欺は巧妙で、えげつないやり方で迫ってきます。どんな騙しを仕掛けてくるのでしょうか。用意周到に準備された手順書の実態をみてみましょう。
高額商品を売りつける”悪”の電話マニュアル、「トリセツ詐欺」の手口
数十倍の値段で仏像を購入させる
詐欺や悪徳業者を摘発すると、たいがい騙しのマニュアルが出てきます。これは、詐欺のターゲットになった人を騙すための取扱説明書ともいえます。電話では「どういう言葉で騙すのか」などが書かれています。今、取説(トリセツ)を使った騙しが跋扈しており、注意が必要です。今回は、悪徳商法の手口についてみていきます。
年末年始は特に注意 答えてはいけない「アポ電」の巧妙なテクニック
公的機関を騙るケースも
12月23日の深夜、再びアポ電強盗が発生しました。2月には、詐欺の事前電話をかけた後に家に押し入り、高齢女性が縛られて、亡くなるという痛ましい事件も起きています。なぜ、師走の時期にこの手口が発生したのでしょうか? また、私たちがアポ電からの被害に遭わないための対策についても、警察が公開した音声をもとに考えます。
海外からも見知らぬ番号で着信あり、電話をかけてみると
国際電話によるワン切り詐欺
見知らぬ着信にかけてしまうとどうなるのか。前回は国内につながるワン切り詐欺の手口をお伝えしましたが、最近は、海外からも魔の手が忍び寄ることもあります。いまや、誰もがスマホや携帯電話を持つ時代です。国際電話に折り返すと、どうなるのでしょうか。その注意すべき実態に迫ります。
見知らぬ番号で着信あり、ワン切り電話に折り返してみると
横行する「スマホ転売サギ」の実態
今は、誰もがスマートフォンを持つ時代ですので、そこに詐欺師は罠を仕掛けます。見知らぬ番号から、着信あり。はて、誰からの電話なのだろうか?何のメッセージも残さないために気になってしまい、折り返して電話をしてみると……、被害に遭う可能性があります。ワン切りに端を発した詐欺が広がっているのです。
“悪徳”ネット通販のトラブル続出、騙されて高額契約を結んでしまったら?
巧妙にクリックを誘う、業者の手口に注意
ネット上の通販トラブルが頻発しています。「今だけ!通常価格5,000円を、初回のみ、お試し価格!90%オフの500円」といった広告に誘われて契約する試供品商法からアダルトサイトの架空請求まで様々あります。なぜ、トラブルは起こるのでしょうか? 騙されてしまう心理を読み解きながら、どうすれば被害に遭わないかを考えます。
やってはいけない闇バイト、海外電話の「かけ子募集」に電話をかけてみると
摘発された、海外からのサギ電話グループ
タイやフィリピンから詐欺の電話をかけていた大規模なグループが11月13日、摘発されました。どのようにして詐欺組織に引き込まれるのでしょうか。知人からの紹介もありますが、お金に困った人たちが、SNSや掲示板などの闇バイトを見て加担するケースも多くみられます。実際に電話をかけて、その実態に迫ります。
芸人の「闇営業問題」にみる、“騙されやすい人”“騙されにくい人”の境界線
犯行グループは「面倒くさい人」を避ける
お金を払ったのに、商品が届かない! 投資勧誘に騙された! この時、どのような行動をとるでしょうか? 詐欺であれば、警察へ。相手が悪質業者であれば、消費者センターに相談する。「騙された自分が悪い」と諦める。被害に遭った時の行動は三者三様です。実は、あの闇営業の問題は、私たちの消費者行動に、大事なことを教えてくれています。
「スマホで錬金術」 ネット上で広告を打つ悪質な儲け話に乗ってみたら
ジャーナリストと悪質業者の攻防
「毎月10万円をプレゼントできる」と宣伝して、9億円以上を集めたGIFTプロジェクトのメンバーが逮捕されたように、ネット上には「簡単に、稼げます!」という話が溢れています。情報商材の購入をきっかけに、騙される人は後を絶ちません。私があえて、悪質業者の手の内に乗って、巧妙な騙しの手口を暴きます。