“高利回り物件”の誘惑、初心者が陥る不動産投資の罠
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。1年後に親の事情で退職し、故郷に戻る予定です。この歳での転職はリスクが大きいため、今のうちに借り入れをしてアパートを複数購入しようと思っています。現在の信用・属性については問題ないと思います。もちろん金融機関との話で、退職することについては触れません。このように現在の属性で借り入れを行って不動産物件を購入し、すぐ転職する際に注意しなければならない点などがあれば教えてください。また、どのような物件に投資するとよいのか、おすすめがあれば教えてください。今は新築アパート一棟を中心に考えていますが、利回りが低いのが懸念材料です。(40代前半 既婚・子供1人 男性)
NISAか確定拠出年金か? コツコツ積み立て派の運用術
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。2011年からインデックスの投資信託で老後資金のために分散投資をしています。一昨年からは夫婦でNISA口座を開設し、バランス型投信で子供2人分の教育資金を積立てています。現在、投信で積み立てた老後資金は850万円、教育資金は2人分で180万円程度です。今後も老後資金を36万円、教育資金を24万円を年間で積み立てる予定です。会社には企業型確定拠出年金がありますが、現在マッチング制度は導入されていません。2017年からは企業型確定拠出年金に加入していても、個人型確定拠出年金に加入できるようになったと聞きます。この場合、老後資金用として証券口座で分散投資している積立額を減らし、上限枠一杯まで個人用確定拠出年金で積立を行ったほうがよいのでしょうか? 個人用確定拠出年金の適用枠を拡大する際に注意すべき点を含め、アドバイスいただければと思います。【現在の状況】現在の収入:680万円(共働き)今後の収入と支出:今後も大きな収入変動はなし金融資産
リノベマンションは高く売れる? 不動産取引の鉄則
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。家族構成が確定したのと現在住んでいる定期借家の期限があと2年を切ったので、住宅の取得を考えています。主人も私も転勤はありませんが、子供が自立し退職したら、主人の実家に帰ろうと思っています。新築マンションにはあまり魅力を感じず、1,500万円ほどの中古マンション(駅より徒歩10分、築後35年、耐震補強済)を購入後、建築家にお願いしてリノベーションしようと思っています。費用は1,000万円を想定しています。その後、もし物件を売却する場合、リノベーションした分は売却価格にどのように反映するのでしょうか? 多少は高く売れますか?(30代前半 既婚・子供2人 女性)
74歳の母の600万円、“安全”な運用の最適解は?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。母は、74歳で一人暮らしです。購入した国債600万円が満期となり、その後の運用をどうしようか相談されています。証券会社からは外貨建ての投資信託を勧められているようですが、年齢から為替リスクのある商品を選択すべきではないと考えています。安全性と換金性を優先した、なるべく有利な商品を検討したいと思うのですが、お勧めの方法はないでしょうか。(40代後半 既婚・子供3人以上 男性)
資産運用の基礎知識「債券ファンド」に潜む2つのリスク
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。債券ファンドについての質問です。債券は金利低下により債券価格が上がり、金利上昇により債券価格が下がると理解しています。金利上昇によって債券価格が下がったとしても満期まで保有していれば元本割れは発生しないことも理解していますが、国内債券型ファンドは複数の債券を組み合わせて運用し、ファンド自体の満期がありません。日本は金利低下が続いていたので、これまでは国内債券型ファンドを購入しても問題なかったと思いますが、今後、もし金利が上昇していく状況になった場合、国内債券型ファンドの基準価額はどのように推移するのでしょうか? 国内債券型ファンドを購入しても問題ないですか? また保有分は売却しなくても大丈夫なのでしょうか? 教えてください。(50代前半 既婚・子供2人 男性)
20代の投資術:総資産800万円、私の“次の一手”は?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。資産の中の現預金の割合が多いように感じています。今後、物価が上昇する可能性が高いことや、まだ20代なのでもう少しリスクを取ってリターンの大きい資産に投資したいと考えています。具体的にどのような手段が考えられるでしょうか? また相対的に日本円の価値が下がっているように感じることから外国通貨の預金に興味を持っていますが、どのような投資方法があるかをよく理解できていません。すでに以下を始めています。アドバイスをください。【現在の投資状況】・10年以上の中長期的な資産形成として、ノーロードの積立投資信託に毎月5万円を投資しています。今は新興国株式や先進国株式の比率を比較的高めに設定したポートフォリオを組んでいます。・短期的な資産形成として日本株式投資を始めましたが、まだまだ勉強中で利益を得るにはいたっていません。・年金(確定拠出年金など)を除く資産の割合:総額約800万円・預金(日本円):88%・日本株式:2%・投資信託:10%・昨年は1
将来の“ハイパーインフレ”に私たちはどう備えるべき?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。以前、ある投資家が将来的にハイパーインフレが起こると予想していました。これに対し、なにか対策を講じておいたほうがよいでしょうか? 現在は投資信託と貴金属に毎月2万5,000円づつ投資していますが、今後、貴金属の割合を増やすなどしたほうがいいですか?(40代前半 独身 男性)
株の「利益確定」焦って早くしすぎちゃうのはなぜ?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。ゲーム関連の株式を買ったところ、思いの外、値上がりして資産の半分程度を占めるにいたりました。先の相場は読めないものですし、急に上がった分、もう売り切ったほうがよい気もしています。ただ、一気に同じ株式を買ってはいけないのと同様に、まとめて売るのもよくないのでしょうか? ご意見いただけますと幸いです。(20代後半 独身 男性)
年収1200万外資系社員「過去に投資で騙されたことも…」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。投資についての相談です。私は年収1,200万円の外資系サラリーマンです。円ベースの流動資産は300万円ほど、米ドルの持株で300万円。私と妻の終身保険は合計1万2,000米ドル(年利5.5%の解約返戻金)。不動産資産として都内のアパートを一棟4室、都内の区分マンションを2室所有しています。過去に国内株にも投資したことがありますが、50万円ほどの損失を出しました。また、“和牛商法”と呼ばれた安愚楽牧場に投資し、ご存知のように会社が清算され200万円の損失を出しました。これまでの経緯で向いていないと自覚しているため、FXには手を出していません。今後どのようにして資産形成を考えて行くべきでしょうか? また資産形成を進める上で、お勧めの良書がありましたら教えてください。(30代後半 既婚・子供2人 男性)
家族で海外赴任の40代、今後の投資戦略はどうする?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。昨年、海外に赴任することになり、現在は海外で生活中。家族も夏頃には合流し、日本には3、4年後に帰る予定です。これを機に現状について振り返り、帰国後には不動産投資を追加しようと考えております。今後の資産運用についてアドバイスいただけると幸いです。【現在の状況】家族:妻、子ども3人(高校生・中学生・幼稚園)世帯年収:1,000万円程度(私900万円・妻100万円)<預金>・定期預金500万円<太陽光発電>・3,000万円の太陽光発電施設をフルローンで購入(15年返済、残債2,500万円)・77kwの発電システムを構築・売電価格42円の時に契約・今年で3年目<不動産投資>・新築アパート4部屋を1棟買い・3,500万円をフルローンで購入・昨年より開始、現在満室・ローン金利1.9%・表面利回り8%<自宅>・一戸建て。築10年、簡単な見積もりを取ったらおよそ3,000万円の価値・住宅ローンは残債2,000万円、返済完了まであと15年(40代後
成人からの投資の第一歩、失敗しないために必要なのは?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。二十歳になった息子の資産運用について質問です。息子が小さい時から少しづつ貯蓄してきた預金があります。成人を期に本人に管理させようと思っています。せっかく貯まったお金ですから、彼の将来に役立ててほしいと思っています。10年以上の先の将来に使うと想定した場合のよい運用方法をアドバイスいただけますでしょうか?私の調べた範囲では、これからの物価上昇や日本の世界的ポジションの変化をリスクと捉え、物価連動の国債ファンドや世界先進国の株、債券を組み込んだバランス型ファンドなどが候補になるのではと思っています。(60代以上 既婚・子供1人 男性)
“現金主義の妻”は投資が嫌い 説得しても話は平行線で
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。質問が2つあります。ひとつは、20代の妻が投資に関して無関心、いや、むしろ、毛嫌いしていることです。資産は少しずつですが、確実に増えているのですが、妻は「いつどうなるかわからないことにお金を使うなんて。今、確実な現金があるんだから、そんなことしなくたっていいじゃない!」といった具合です。私が「老後のため」「余裕ある生活を送るため」などと必要性を説いたところで、まったく理解してくれません。わかってもらえるような方法はあるでしょうか?もうひとつは、投資法の変更についてです。今まで株式投資を中心に行っていましたが、自身の年齢も考え、そろそろ不動産投資に切り替えようかと考えています。区分所有のマンションから始めようと思っています。資金として、現在の株式1,000万円をすべてを頭金にするのか。それとも株式を半分残して500万円程度の頭金にするのか。あるいは、ほかによい案があればアドバイスをお願いします。また、現在は自宅マンションの住宅ローン
「仕事が第一」多忙なビジネスマンの“時短”投資術
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。今後の資産運用について相談があります。現在の年収は700万円程度。預貯金として200万円、投資信託が100万円あります。投資信託は、国内・海外の債券や株式に広く投資するインデックスファンドを購入しています。現在は毎月定期預金に2万円、投資信託を7万円購入することで、徐々に投資信託の割合が増加していくようにしています。1)仕事を大事にしたいため、投資に大きく時間を割きたくない2)長期的に資産を形成したい上記の要望を叶えるためには、今後のポートフォリオをどのように構成していけばよいでしょうか。アドバイスをお願いします。(20歳後半 独身 男性)
失敗しない資産運用の基本:まずは“期間”で考えよう
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。資産運用をはじめようと考えています。利用する制度、おすすめの商品など、どのような運用方法がおすすめでしょうか? 目的は子供の教育資金と老後資金です。また投資資金をどこから出すか(預金から充てる、保険を解約する、今後の給与から積み立てるなど)についても、ご教示ください。【基本情報】・本人:38歳会社員(小売、東証一部上場、1,000名規模)、男性・家族:妻35歳(パート)、子供7歳(小学校1年生)・年収:本人630万円(手取り450万円)※家賃給与天引き含む家賃約10万円、65%が会社補助、妻60万円・資産:預金750万円(定期預金600万円)※ほかに子供の口座に230万円。今後も子供手当やお年玉などを積み立て、結婚した時に200万円程度を渡す予定。残りは教育資金に使うかも。【現在の運用】・勤務先の持株会で月1万円購入(+10%補助あり)・一時払済終身保険1,800万円(死亡時2,000万円)・積立終身保険年24万円(死亡時1,00
認知症の父と介護する母を抱え、不安が募る30代の嘆き
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。実家の両親は60歳を超え、父は現在は長いこと認知症で病棟に入院しています。母も介護のストレスからか肉体的な衰えが進んでいます。今は妹が母と同居して家計を支えていますが、いずれ嫁ぐであろう妹に頼りきりにするわけにはいかないため、近々実家に戻ろうと考えています。ただ、現在勤める東京の会社を辞めて実家近郊の会社に就職すると、手取りは悪くて半分、よくても3分の2程度に減ってしまうのではないかと感じています。そうなると介護等に回せるお金、および自身の老後のための貯金も減ってしまいます。私自身も同じように認知症を発症するケースを考えると、できれば将来の子たちに金銭面だけでも苦労をかけたくないと考えています。今まで貯蓄しておいた資産を活用し、少しでも配当による収入を増やしたいと資産運用を始めました。コンサルを一切受けずに勢いで手を出した部分もあり、高いリスクをはらんでいないかと心配しています。大損する前にいったん止めて、イチから見直すのも手だと
40代の独身女性、6300万円の資産も「相場が下がると不安」
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。ポートフォリオについてご相談です。派遣社員として年収400万円、賃貸マンションの家賃が年収180万円あります。現在の資産配分は、株式の比重が高過ぎるのか、相場が下がると落ち着きません。また、売るタイミングがよくわかりません。目標の年間利回りは何%とすればよいのでしょうか? 今年は約10%としていました。コンサルタントの方に見てもらい、詳しいアドバイスをいただこうかとも思っています。ぜひアドバイスください。【現在の金融資産】預貯金:250万円 3.6%国内株式:800万円 11.5%投資信託:2,000万円 28.5%FX:100万円 1.5%不動産:2,500万円 37.2%年金:1,200万円 17.5%住宅ローン:-500万円合計:6,300万円(40代後半 独身 女性)
世界を動かす、学校じゃ教えてくれない「お金の常識」
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。19歳の大学生です。来月に20歳を迎え、年金なども始まります。現在、漠然とですが、お金に対して不安を抱いています。これからの超高齢化社会では、一人の若者が数人の高齢者を支える構図になると聞いて心配です。学校では、お金や資産の扱い方については教えてもらえません。家庭で聞くこともできますが、私は自身の家庭について「人並み以上に裕福であるとは言えない」と感じています。そのため、両親とはまったく違う現代の金銭的な感覚を学ぶべきなのではないかと思っています。こういった背景から、私は実用的なお金の知識を求めています。ティーンエイジャーまたは二十代の、これから仕事を見つけていく若者が資産設計していくにあたって読むべき本や、お金のプロの方の推薦書はありますか? また、今後すべきことなどがあったら教えてもらえるとうれしいです。(10代後半 独身 男性)
準富裕層のグローバル不動産投資、成否のポイントは?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。資産運用の一環として投資用不動産の購入を検討中です。現在、保有しているのはペーパーアセットのみです。国内外のREIT投信は総資産の3%ほど保有しています。預金と国内債券系の資産で総資産の80%を占めるため、都内23区でワンルームマンションを購入するか、海外で不動産投資をするか検討中です。予算としては総資産(総額は準富裕層の資産規模)の30%程度を考えています。(40代前半 既婚・子供1人 男性)