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フツーの会社員も押さえたい“複雑怪奇”な欧州情勢の正体
主要国でくすぶる3つの火種
欧州情勢が混迷の度を深めています。最も大きな火種となっているのが、ブレグジット(英国のEU離脱)を控えている英国です。ただその情勢は、遠く離れた日本からは理解が難しい面もあります。一方で、グローバル化が進展している現在、欧州情勢の変化は日本経済にとっても無縁ではありません。つまり、直接は欧州関連のビジネスに関わっていないビジネスパーソンにとっても、決して他人事ではないわけです。足元の複雑怪奇な欧州情勢は、どんな経緯を経て生じているのか。現状をひも解いてみます。
資産運用に反対する夫、どう説得すれば理解してもらえる?
正しい情報収集と冷静なプレゼンが効果的
預金をしてもほぼ増えない現状から、資産運用の必要性を感じる人は多いことでしょう。しかし、友人・知人と話してやる気になった、あるいはセミナーに参加して一歩を踏み出そうとしたときに、夫からの反対「(通称)夫ブロック」を受ける人が多いようです。今回はそんな時、感情的にならず夫婦で家計の話をする方法をお話しします。
将来息子が留学するのに備えて、外貨資産を蓄えたい
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。我が家は、共働き夫婦に長男ひとりの3人家族です。現在小学校5年生の息子についてですが、大学在学中に1年の留学、もしくは大学院は海外で、と考えています。そのため、外貨建ての資産を持とうと思っています(当たり前ですが、留学先は未定です)。できるだけ汎用性のある外貨ということでドルを考えています。なかなか始めるきっかけを掴めないでいますが、どういった資産をどのように形成するのがよいでしょうか。また、預貯金以外持っておらず、どの証券会社がよいのかわかりません。コストが安く安全な証券会社の選び方を教えてください。よろしくお願いいたします。〈相談者プロフィール〉女性、40代後半、既婚、子供1人(小5)
弱含む経済指標、“人気お笑い番組”から景気変調を点検
アベノミクス景気はどうなる?
内閣府・景気動向指数を使った機械的な景気の基調判断で、9月分は「足踏みを示している」に変更されました。それまで最上位の「改善を示している」という判断が2016年10月分以降、23ヵ月連続して続いていたので、久しぶりの下方修正となりました。景気動向指数の一致系列の第1系列に採用されているのが鉱工業生産指数ですが、この9月分は前月比マイナス、そしてそれを含む7~9月期は前期比マイナスでした。また7~9月期実質GDP(国内総生産)も、前期比年率▲1.2%とマイナス成長になりました。このように、主要経済指標の多くが足元の7~9月期に変調をきたしています。息の長い景気拡張局面を続けてきたアベノミクス景気はどうなるのでしょうか。足元の景気を点検したいと思います。
海外投資家が先物大幅売り越し、その意味するものは?
投資家別売買動向から考える
今週に入り、米アップルiPhoneの販売減速懸念などから、株式市場が下落しています。10月上旬からの下落局面を経て、投資家心理は不安定化しているため、悪材料に敏感に反応したものと思われます。今回は、投資家別売買動向を見ながら、わが国株式市場の現状について考えてみます。
30歳女性「目標400万、財形より運用で増やした方がいい?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。財形で毎月5万円を貯めているのですが、貯蓄目標の400万円までなかなか到達しません。株式投資などの資産運用をした方が良いのでしょうか。過度な節約はしたくないので、資産運用をうまく続けながら貯蓄を増やしていきたいです。また、今後結婚もしたいと考えています。アドバイスをいただけますか。〈相談者プロフィール〉・女性、30歳、未婚・職業:会社員・手取り世帯月収:18万円・手取り年間ボーナス:90万円・預貯金:50万円・一般財形:200万円(天引き毎月5万円)【支出の内訳(18.7万円)】・住居費:2万円(社宅)・通信費:1.2万円(携帯・自宅回線)・食費:4万円(外食含む)・水道光熱費:1万円・日用品:0.5万円・趣味・娯楽:1万円・衣料・美容:4万円・健康・医療:0.5万円・交通費:0.5万円 ・交際費:2万円・不明:2万円
ミャンマーは今、魅力的な投資先か?
アジア最後のフロンティア
日本で新興国投資がブームになったのは、もう5年以上も前の話になります。ゴールドマンサックス証券に所属するアナリストが2003年10月に書いた「Dreaming with BRICs: The Path to 2050」(BRICsとともに見る夢:2050年への道)というレポートがきっかけで、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)への投資が日本でも流行りました。そして、投資家はフロンティア地域への投資ということで、更なる発展途上の国への投資機会を求めました。なかでも、ミャンマーは「アジア最後のフロンティア」とも呼ばれましたが、気づけば日本国内での新興国への投資熱は下がっていきました。今回は、ミャンマーの現状を見ていきます。
ウォール街、シティ、兜町の歴史に潜む「戦」の記憶
お金のことば47:金融街の語源
英国のシンクタンクZ/Yenなどは、年2回、世界金融センター指数(Global Financial Centres Index)を公開しています。これは世界100の金融センター(ウォール街を擁するニューヨークのような地域のこと)が持つ競争力を指標化したものです。その最新版(2018年9月発表)によると、世界で最も競争力のある金融センターは、1位から順にニューヨーク、ロンドン、香港、シンガポール、上海、東京だったのだそうです。一般に世界3大金融街といえば、ウォールストリート(ニューヨーク)、シティ(ロンドン)、兜町(かぶとちょう・東京)辺りを思い出しそうなところですが、近年ではその認識は当たらないのです。とはいえ日本人にとって、ウォールストリート、シティ、兜町は馴染みの深い金融街の名前ではないでしょうか。実はこれらの地区のいずれにおいても、その語源に興味深い物語が隠されています。そしてその物語には、ある共通点も存在するのです。今回は「金融街の語源」を掘り下げてみましょう。
お金と向き合うには?「支出を眺める」が家計管理の第一歩
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。今まできちんと関わってこなかった「お金」と向き合いたいと思っています。これまでお金の管理をしようと、家計簿にチャレンジしては挫折し、投資にチャレンジしようとしては、あと一歩が踏み出せず、結局資産をただ預貯金に積み上げている状況です。お金と向き合えるようになるためのアドバイスをお願いします。〈相談者プロフィール〉・男性、30代前半、既婚
明日解禁「ボージョレ・ヌーボー」が株高を醸成するワケ
ワインと株価の芳醇な相関性
11月15日といえば、多くのワイン好きにはたまらない「ボージョレ・ヌーボー」の解禁日です。ワイン好きとまではいかなくても、解禁日には仕事帰りに1杯、お店で楽しむ方も少なくないでしょう。あるいは、注文しておいたワインのボトルを家族で堪能する方もいるでしょう。ボージョレ・ヌーボーはフランスのブルゴーニュ地方、ボージョレ地区のブドウから造られるもので、フルーティで軽い味わいのワインです。“ヌーボー”はフランス語で新しいという意味で、“新酒”のことを指します。ワイン好きの中には、軽いワインは合わない、などという方もいるでしょう。しかし、新酒となるボージョレ・ヌーボーをたしなんで、ワインのシーズンの初めに、その年のワインの出来栄えを確かめることも醍醐味の1つになるようです。ところで、ボージョレ・ヌーボーの解禁日は、株式市場でも一部の投資家の間で話題となる重要な日です。それは「解禁日の株価は高くなりやすい」というジンクスがあるからです。
拡大する「独身の日」商戦、中国の消費動向に変化アリ?
中国の一大消費イベント
11月11日。独り身をあらわす「1」が四つ並ぶため、中国ではこの日を「独身の日」と呼ぶようになりました。1990年代から大学生などの若者の間で広がり始めたものですが、それとともに「独身の日」の特需を当て込んだ商戦も活発化しています。今年も「2分で取引額100億元突破」というニュースを耳にした方もいるのではないでしょうか。
「SDGs」が新たな投資のヒントになるワケ
実は米国が先導中
株式投資では通常、利益・財務状況・キャッシュフローといった情報を手掛かりに、今後成長が期待できる企業をピックアップします。しかし、「人生100年時代」に備えた長期投資となると、社会の発展に寄与し、将来も持続的に成長できる会社かどうかといった視点も重要となります。そこでカギとなるのがSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)です。
たった「1分」に、言いたいことをまとめるテクニック
話し上手になるための第一歩!
「話の途中で頭が真っ白になる」「どんな順番で話せばいいかわからない」このような悩みをもつ、ビジネスパーソンは少なくないはずです。話し下手を直そうと努力するものの、かえって話が長くなり自爆……。ますます、話すことが億劫になってしまうという悪循環に。そのような人たちに「言いたいことは『1分』にまとめなさい」と提案するのが、人材教育コンサルタントとして年間で3000人以上のビジネスパーソンに「話し方の技術」を伝えてきた、山本昭生氏です。「1分間にまとめて話す」とは、どういったことなのでしょうか? 山本氏の著書『言いたいことを1分にまとめる技術』より、その基本とテクニックを見てみましょう。
2014年の相場とソックリ?年末相場に期待が持てる理由
カギは米大統領選挙
今年最大の政治イベントともいえる米中間選挙を無難に通過し、波乱展開を辿った2018年相場も終盤戦を迎えつつあります。2月の米株急落や10月の日経平均27年ぶり高値からの3,000円超えの大幅下落など不安定な場面も少なくなかった1年でしたが、残りの2ヵ月の展開をイメージすべく過去の値動きとの比較からアプローチしてみたいと思います。
“仕事も人生もうまくいくためのヒント”今話題のビジネス書ランキング
ビジネスパーソンが押さえておくべきことを再確認
10月の第1位は、『学びを結果に変えるアウトプット大全』。前回第1位だった『スタンフォード式 疲れない体』は第5位に。『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』『1分で話せ』は引き続き上位をキープし、『日本アホバカ勘違い列伝』が初登場第10位となりました。
株式投資は11月が狙いどき!は本当なのか
過去14年のデータから発見
波乱の10月を終え、今年も残すところあと2ヶ月。注目された米中間選挙も終え、この先の株式市場はどのようになるのでしょうか?
インバウンドに沸く関西企業、“大穴”有望銘柄はどこ?
地元経済への影響度は東京以上
「インバウンド」という言葉が広く一般的に使われるようになったのは2015年ごろでしょうか。ちょうどこの年は、日本を訪れる外国人旅行者(インバウンド)の数が45年ぶりに海外旅行をする日本人(アウトバウンド)の数を上回りました。また、中国人旅行者の豪快な買い物が注目を集めて、「爆買い」という言葉は新語・流行語大賞を受賞しました。さすがに「爆買い」は一時的なブームに終わりましたが、その後もインバウンドは順調に増加が続いています。観光庁が6月に発表した「平成30年版観光白書」によると、昨年は2,869万人の外国人観光客が日本を訪れ、約4兆円の旅行消費だけでなく、帰国後のインターネットを通じた日本商品の買い物(越境EC)で6,000億~8,000億円程度、さらには宿泊業者の建築投資約1兆円など、多大な経済効果を日本にもたらしています。第2次安倍政権がデフレ脱却に向けて取り組んだ経済政策「アベノミクス」は、それなりの効果を生み出しましたが、その間に観光がGDP(国内総生産)に占める割合をはるかに上回る規模の貢献をしており、日本経済成長の主要エンジンへと変化しつつあります。
投資成果に直結!簡単にできる企業決算分析術とは
決算短信をどう読む?
日本企業の決算発表シーズンが始まっています。今回は「簡単にできるのに意外と知られていない企業決算分析術」をご紹介します。