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今年大幅に下落した中国株、来年の見通しは?
懸念点が多いなか期待は持てるか
今年世界の主要株式市場の株価パフォーマンスを振り返ると、2018年は日本円で投資した場合すべての市場がマイナスのリターンになりました。中でも深セン総合指数と上海総合指数、香港ハンセン指数に代表される中国株の軟調さが目立ちました。中国株が大幅に下落した原因としては、実体経済の減速や米中貿易摩擦の激化、投資家心理の悪化などが考えられます。中でも米中貿易摩擦は、中国株にとって大きな懸念材料となっており、来年以降も株式市場の重石になると予想されます。今回は、中国株の来年の見通しについて考えてみたいと思います。
ゴーン氏逮捕で脚光、「司法通訳」の知られざる台所事情
“儲からないから人手不足”は本当?
11月19日の逮捕から1ヵ月以上が経過した、日産自動車のカルロス・ゴーン前会長。12月21日には会社法違反(特別背任)の疑いで再逮捕され、今も多くのメディアで関連報道が続いています。このゴーン氏の逮捕を受けて、筆者の中で素朴な疑問として沸き上がったのが「取り調べは英語でやるのか、日本語でやるのか」でした。今回の事案は、検察の中でもエリートが集まる東京地検特捜部の担当事件ですので、英語に堪能な検事が取り調べに当たり、通訳は使っていないようです。が、訪日外国人数の増加に伴い、容疑者として警察に逮捕される外国人の人数も増加の一途をたどっています。外国語に堪能な検事ばかりではないでしょうし、警察官となったら語学に堪能な人の割合はもっと下がるでしょう。冤罪を出さないため、あるいは起きた事件の真相を明らかにするため、容疑者となった外国人と、彼らを弁護する弁護士、そして捜査当局とのコミュニケーションに、通訳は欠かせない存在です。これまでほとんどその実態に世間が関心を寄せることがなかった、刑事事件に関与する司法通訳の世界。実は、さまざまな問題をはらんでいるのです。
共働きの妻が支持する"理想の夫"とはどんな人?
圧倒的な投票数で1位はあの人!
イクメンという言葉は、かなり世の中に定着した感があります。では、イクメンと聞いてあなたは誰を思い浮かべますか?代表格の一人と言えるのが、タレントのつるの剛士さん。当のつるのさんご自身は、イクメンと言われることを決して良くは思っていないと聞きます。その理由として、イクメンは特別なことではなく当たり前のことだから、と。しゅふJOB総研では、いまや共働き世帯の数が専業主婦世帯の2倍近くになったことを踏まえ、働く主婦層に「共働き妻の理想の夫2018」というアンケート調査を行いました。圧倒的投票数で総合1位に選ばれたのは、やはりつるの剛士さん。つるのさんは、なぜ世の妻たちの支持を集めるのでしょうか。働き方改革で労働時間短縮が進むと、自ずと家庭で過ごす時間も長くなるはず。円満な家庭生活のために、世の夫たちがつるのさんから学ぶべきポイントについて考察してみます。
日米の“サラリーマン夫婦”に10倍の資産格差がついたワケ
リテラシーは資産運用に関係しない
同じような年代、学歴、職歴なのに、約30年間で金融資産に10倍の差がついた事例があります。ほかでもない、日本人である私の両親と、米国人である妻の両親の話です。日本人である私の両親は、退職金で住宅ローンを完済し、数千万円を手元に残しました。今の現役世代と違って、年金も受け取れているので、日本ではとても恵まれた層だと思います。一方、アメリカ人である妻の両親は、若い頃からプロのアドバイスに従って、余裕資金をすべて積み立て、世界中の株式や債券に分散投資してきたそうです。採用面接に行くスーツを買うために借金をするほどだった彼らは、「長期・積立・分散」の資産運用を約30年間続けたことで、富裕層の仲間入りをすることになりました。2組の夫婦の決定的な違いは、どこにあったのでしょうか。
不動産投資のリスクを徹底回避!3つの成功戦略
イベントレポート
2018年11月18日、品川・グランドプリンスホテル新高輪内の国際館パミールで開催されたイベント「お金のEXPO 2018」。本イベントでは、お金のプロが「お金が貯まる」「お金を増やせる」賢い方法や、お金に困らないための家計改善の方法、知っていると得をするお金の知識をお伝えしました。当日開催されたセミナーの中から、本記事ではリズム株式会社顧問 MBA/MSFホルダー 巻口成憲氏によるセミナー「働きながら、効率的に賢く資産運用!不動産投資のリスクを徹底回避する3つの成功戦略」についてご紹介します。
「紅白」サブちゃん歌唱曲が示唆する日本経済の先行きは?
今年の漢字「災」を吹き飛ばせるか
今や年末の風物詩となった「今年の漢字」は、その年の世相を表すものとして注目されています。例年、京都・清水寺で同寺貫主が揮毫し、メディアにより大々的に報道されます。2018年で24年目を迎えましたが、振り返ると選ばれた漢字がその年々の景気の良し悪しを映しているように感じられます。2018年7~9月期の実質GDP(国内総生産)成長率・第2次速報値は自然災害の影響が大きく、前期比年率▲2.5%とマイナス成長になりました。また、夏場の自然災害の影響で景気動向指数を使った機械的な景気の基調判断が、それまでの「改善」から、9月分と直近10月分は「足踏み」に下方修正されています。2018年の「今年の漢字」である「災」は、このような景気の落ち込みの要因を示唆するものになりました。
実は逆張りが有効?
業種別の動きから2019年の戦略を考える
2018年の株価を振り返ると、年明けは上昇して始まったものの、その後は警戒感から下落する局面も多く、上昇が長続きせずに一進一退の1年となりました。企業業績も引き続き増益基調で最高益をマークする企業も多いのに、これまで好調だった米IT企業や中国の半導体業界などに減速傾向が出て、関連銘柄が売られる局面も増えました。実際の株価推移はどうだったのか、業種別指数の動きから、2018年の傾向を振り返りたいと思います。
100年時代を生き抜く!お金のマネジメント術
イベントレポート
2018年11月18日、品川・グランドプリンスホテル新高輪内の国際館パミールで開催されたイベント「お金のEXPO 2018」。本イベントでは、お金のプロが「お金が貯まる」「お金を増やせる」賢い方法や、お金に困らないための家計改善の方法、知っていると得をするお金の知識をお伝えしました。当日開催されたセミナーの中から、本記事では株式会社クレアライフパートナーズ代表取締役社長 工藤将太郎氏によるセミナー「100年時代を生き抜くおカネのマネジメント術~ライフクエストをクリアするための武器の選び方~」についてご紹介します。
売り手市場は2020卒まで?最新「新卒採用」調査の焦点
大卒の採用意欲は9年連続増
冬のインターンの時期を迎え、にわかに活気づいてきた2020年卒の新卒採用市場。この後には3月の広報解禁、6月の面接解禁が控えており、採用の動きが一気に本格化していくことになります。こうした中、リクルートワークス研究所が、毎年恒例となっている「採用見通し調査」の結果を発表しました。全国の従業員5人以上の民間企業7,179社(回収率65.3%)を対象にしたアンケートからは、前年に続いて企業側の旺盛な採用意欲が浮かび上がりました。しかし、時系列でデータを分析すると、新卒採用市場の潮目が変わりかねない予兆も垣間見えます。売り手優位の市場で、どんな変化が起きているのか。最新データをひも解いてみます。
悲観一色の株式市場、それでも2019年に期待できるワケ
明るい面にも目をむけよう!
今年もいよいよ残すところ、あと10日あまりとなりました。株式相場はさえない展開が続いており、このままでは日経平均株価が「アベノミクス相場」開始以来初めて、7年ぶりの年間下落となる可能性が高まっています。無理もないことかもしれません。株式市場を取り巻く環境は、米中貿易戦争を筆頭に、英国のEU離脱の行方、米国の金融政策、中国景気の減速懸念など不透明感が満ちあふれています。そうしたなか来年は、世界全体の景気も悪化するのではないか、そうした不安が世界的な株安の根底にあるのだろうと思われます。マーケットに「不安」は確かにあります。しかし、本当にそこまで景況感は悪いのでしょうか。
30歳で年収の1倍の貯金!?「老後不安」を解消する方法
フィデリティ投信が試算ツールを公開
「老後の準備は必要とは思うが、何をすればいいかわからない」という方は多いのではないでしょうか。若い世代ほど老後はあまりに遠く、漠然としているだけに、そう感じるのは仕方ありません。それでも給与収入がなくなる退職の日はいつかやってきます。老後の準備が不可欠である現役世代のために、2018年11月にフィデリティ投信が「退職準備の指標」というロードマップを公開しました。これまでの漠然とした「老後不安あおり」ではなく、今やるべきことがクリアにわかる画期的なコンテンツです。この指標を作成したフィデリティ退職・投資教育研究所の野尻哲史さんに、人気ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんと、若い世代が抱えるお金の課題と「今できること」について語り合ってもらいました。
聖夜は株価も上昇?「サンタクロースラリー」を徹底検証
年末恒例のアノマリーを探る
クリスマスが近づくと、何となく心が弾む方も多いでしょう。夜の街中で、イルミネーションが飾り付けされていたり、どこからかクリスマスソングが聞こえてきたりすると、気分が明るくなったりします。この時期に明るくなるのは、気持ちだけではありません。投資家にとっては、クリスマスは “株高”が見込まれる、うれしい時期でもあります。今回は、クリスマスに訪れる「サンタクロースラリー」を紹介しましょう。
「人生100年時代」、認知症新薬で注目される企業はどこ?
2025年には5人に1人が認知症
「人生100年時代」と言われるようになり、長生きする人が増えてきました。長生きは喜ぶべきことですが、年齢を重ねるに伴い認知症を患う人が増えてくると思われます。厚生労働省によると、国内の65歳以上の高齢者の認知症患者は、2012年に推計462万人と、高齢者の約7人に1人でした。それが2025年には700万人前後と、高齢者の約5人に1人まで増えると見込んでいます。決して他人事ではない認知症。しかし現在は様々な薬が開発され、その症状を遅らせることができます。今回は現在使われている薬と、新薬開発についてご紹介します。
「大幅増配」報道のファナック、それでも株価反応薄のワケ
期末の配当性向は160%?
12月11日、産業用ロボットで世界シェア首位のファナックが、大幅な増配を検討しているということを日本経済新聞が報じました。期末配当として1株当たり500円を株主に還元することを検討している、という内容です。同社はすでに、中間配当として1株当たり598円19銭を株主に還元しています。配当性向(=1株当たり配当÷1株当たり純利益)は実に141.9%という驚異的な高さです。前中間期の配当性向は60%で、それ自体もかなりの高水準でしたが、今期はその倍以上でした。ファナックの通期での1株当たり純利益予想は、現時点で734円13銭。上期が421円45銭でしたから、下期は312円68銭。そこへ500円出すとすれば、下期の配当性向は160%になります。会社側は報道当日の10時55分、この報道に対するコメントを出しましたが、その中身は「当社が発表したものではありません」「期末配当は現時点では決まっていません」というもの。つまり、積極的に否定をしていないのです。一方で、配当に関する報道が出ると、通常であれば会社がよほど強く否定しない限り、株式市場は報道を信じて反応するものですが、今回は反応していません。な
2019年為替相場を大予想!ポイントを徹底解説
あの不況前の環境と似ている?
今年も残すところわずかとなりました。ここまでのドル円相場を振り返ってみると、3月下旬に一時104円56銭まで円高が進みましたが、その後は基本的に円高修正の動きとなっています。米連邦準備制度理事会(FRB)の段階的な利上げがドル高を牽引したと言え、円下落ではなくドル上昇だったという表現が当てはまるかもしれません。結局、10月上旬には一時114円55銭まで円安に振れ、ここまで年間のレンジは概ね10円となっています。ひるがえって2019年はどのような動きになるでしょうか。基本シナリオは「米国の利上げ停止」になります。では、詳しく解説したいと思います。
リクルート「2019年トレンド予測」に潜む“2つの潮流”
飲食、住宅、採用、美容に注目
今年で10回目を迎える、リクルートホールディングスの「トレンド予測発表会」。12月17日に開かれた今年の発表会では、住まいから新卒採用、飲食まで8つの領域で2019年の予測トレンドがお披露目されました。この記事では、その中から特徴的だと思われた4つのトレンドをピックアップ。その背後に浮かび上がる、2019年の大きな潮流について深掘りしてみます。
経済成長率の減速は、本当に不幸せなのか
株価の下落予想にも直結しない?
最近、「2019年の世界経済の成長率は減速する」といった報道を目にします。今年10月にIMF(国際通貨基金)が公表した世界の成長率見通しは、2018年、2019年ともに同水準の3.7%で、「減速」とは予測していません。しかし、こと先進国経済については2018年2.4%から2019年2.1%に「減速」すると予測しています。ただしこれは、あくまで「減速」であって「後退(マイナス成長あるいはリセッション)」とまでは予測していません。では、投資家の観点からは、この経済成長率の「減速」をどのように受け止めれば良いのでしょうか。
自分らしく“うまいこと”生きるには?売れている、ビジネス書トップ10
キングコング・西野亮廣さんやベテラン精神科医の本が初登場
10月から引き続き、第1位は『学びを結果に変えるアウトプット大全』、第2位は『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』となりました。ビジネス書 2018年11月の売上ランキング(日販調べ)