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結局のところ「日銀金融政策」の何が変わったのか
今後の行方と市場への影響を整理
先週から今週は、日本銀行の金融政策が久し振りに注目されました。事前に政策内容変更に関する観測記事もあったこともあり、長期金利や金融株、日経平均構成銘柄などに動きが見られています。しかし、政策変更を発表した7月31日当日の動きと翌8月1日の動きが逆になるなど、反応が複雑です。結局どうなるのでしょうか。改めて整理したいと思います。
投資信託を始めて…その後って放置のままでいいの?
リバランスでリスクを調整しよう
資産運用の第一歩として、投資信託(投信)デビューを果たした方は多いと思います。一方で、買うときには一生懸命勉強してあれこれ選んだのに、いざ買ったらそのまま放置……という方もまた、多いことでしょう。確かに、投信は運用の専門家に投資を任せる商品ですから、買っただけで何となく安心してしまうところがあるかもしれません。しかし、当然ですが、投信を買う目的は少しずつでもお金を増やすことにあります。車がメンテナンスで安全を保つのと同じように、投信も「リバランス」という見直しを行うことでリスクの取りすぎを抑え、パフォーマンスを高めることができるといわれています。今回は、その基本となる考え方についてご紹介します。
「最強のスプレッド」、動き出したSBI仮想通貨取引所の奔流
北尾社長は何を語る?
「この圧倒的なスプレッド、最強のものになっています。こうなると、よそは儲からなくなりますよ。新規参入を止めるところが続出すると思います。金融庁も審査の手間が省けていいんじゃないですか」7月31日、SBIホールディングス(HD)の2018年度第1四半期(4~6月期)の決算説明会が開かれました。ネット証券・ネット銀行の最大手として圧倒的な顧客基盤をもつ同社。昨今は仮想通貨交換業の大本命として、北尾吉孝社長の一言一句に注目が集まっています。前回4月の決算説明会で「夏頃に結論を出す」としていたSBI取引所の開始ですが、宣言通り6月にサービスを開始しました。これまでの進捗はどうなっているのでしょうか。
4~6月期決算が本格化、「株価上昇企業」の傾向は?
値上がりは好業績銘柄だけじゃない
4~6月期の決算発表が本格化しています。これまでのところでは、良い決算と悪い決算が入り交じる、という印象ですが、実は何をもって「良し悪し」とするかは案外難しいものです。単に増益なら良い、減益ならダメ、というものではありません。ポイントは、増益率の大小だったり、市場のコンセンサス対比で上振れたか下振れたかだったりします。その結果、好決算を発表したにもかかわらず、株価が下落することがあったり、その反対に冴えない内容の決算なのに株価が上昇することもあります。
働く主婦が増えても手放しでは喜べない理由とは?
妻たちの不満は貯まる一方なワケ
働くお母さんが増えているようです。厚生労働省が発表した平成29年の国民生活基礎調査によると、児童の母親で仕事をしている人の割合が70.8%になりました。割合は年々増加傾向で、10年前から11.4ポイントも上がりました。今、働き手が不足して困っているという声をよく聞きます。だから、働くお母さんが増えるのは良いこと!だとは思うのですが、手放しに喜んでしまって良いものなのでしょうか?それとも…。
「夏枯れ相場」は狙い時?格言から見る投資術
「人の行く裏に道あり花の山」
相場には、いろいろな用語や格言があります。例えば、「人の行く裏に道あり花の山」という言葉。これは、投資において付和雷同で行動しても大きな成功は収められない、他人がやることの反対をやった方が大きな成功を収めることができる場合が多い、という意味です。類似の格言として、「友なき方へ行くべし」、「相場師は孤独を愛す」というものもあります。日本だけではなく、アメリカの金融の中心地ウォール街にも「Buy when others sell; Sell when others buy.(人が売るときに買い、人が買うときには売れ)」という言葉がありますので、投資の本質を表していると言えるでしょう。さて、格言とは少し異なりますが、「夏枯れ相場」という言葉をご存知でしょうか?夏はお盆休みや休暇等で、国内外の市場参加者が減るために株式市場の取引量が減り、相場の値動きが小幅なものになることを指した言葉です。実際に、夏は取引量が減っているのでしょうか?検証していきましょう。
今夏事業開始!GMOあおぞらネット銀行が打ち出す新機軸
「つかいわけ口座」で賢く資産管理
2018年7月、あおぞら銀行とGMOインターネットとで共同で出資した「GMOあおぞらネット銀行」が事業を開始しました。あおぞら銀行の銀行経営の実績と知見、GMOインターネットグループのテクノロジーを掛け合わせ、No.1テクノロジーバンクを目指しています。今回は、サービスの中でも特にこだわって開発をしたという「つかいわけ口座」を中心に、GMOあおぞらネット銀行 経営企画グループ 相原貴行氏に話を伺いました。
ニトリと大塚家具の明暗を分けた、住宅事情の“変化”
IKEAも苦戦する日本市場の現状
このところ、大塚家具の株価が低迷しています。7月27日終値362円ベースのPER(株価収益率)は4.9倍、PBR(株価純資産倍率)は0.41倍という低水準です。同業のニトリホールディングス(HD)はそれぞれ27.99倍、4.17倍ですから、大きな開きがあります。この違いはまさに業績の差であり、ニトリは右肩上がり、大塚家具は2期連続で赤字。同じ家具店なのに、両社の間にはいったいどんな違いがあるのか、ひも解いてみます。
来たれ「サマーラリー」、期待できるこれだけの理由
好業績に投資家センチメントが改善
「サマーラリー」という用語をご存知でしょうか。7月から9月までの夏場、米国の株価が上昇しやすいことを指した言葉です。米中の通商問題は予断を許さないものの、日米の株式市場は決算発表へ注目が集まっています。今年の夏は用語通り、株価上昇となるのでしょうか。米国、欧州、新興国、そして日本と、順を追って確認していきましょう。
副業は何がいい?ブログで月3万円を稼ぐ方法
確実に収入を得るための大切な準備とは?
今、サラリーマンのあいだで副業がブームです。これまでは、就業規則で副業が禁止されていた企業がほとんどでしたので、サラリーマン家庭ができるお金のやりくりといえば、「節約」「貯金」「投資」が主でした。しかし、今は「稼ぐ」が加わっています。もし副業で稼ぐことができたら、退職・転職時のリスクヘッジにもなりますし、ひとつの会社だけに依存しないというのは精神的な安定にもつながります。ただし、「よし、副業を始めるぞ」と奮起しても、開業資金や運転資金に乏しい方もいらっしゃるでしょう。仮に余剰資金があったとしても、上手くいかなければ稼ぐどころかマイナスです。そこで今回は、パソコン1台と月額1,000円ほどの運営費があれば始められる、「ブログで稼ぐ副業術」をお伝えします。
職場で絶対モメない、上司タイプ別「夏休みの取り方」
気持ちよく有休を取得するには?
全国的に35度以上の猛暑日が頻発しています。天気予報の「最高気温」を見るだけでも汗が出るような陽気です。この季節になると、職場でも「夏休みはどうする?」という話題が増えてきます。昨今の「働き方改革」の一環で長期休暇取得を推奨している企業がある一方、有休残があるのになかなか消化できないという会社員の方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、夏休みや今後の長期休暇を取得しやすくするためのコミュニケーション術をお伝えします。
小売りの力で投資は変わる?丸井流“カワイイ証券”の勝算
エポスカードで投信が買える
「まさに小売りの感性、そしてデザイン。詳細を聞いてこれはいいなあと感じました。ワクワクすることが今日から始まっています」小売り・カード事業大手の丸井グループが証券事業に乗り出します。7月26日、東京証券取引所で開かれた会見に同席したコモンズ投信の渋澤健会長は、このように期待感を語りました。丸井グループがイチから手掛ける証券会社、中身はいったいどのようなものでしょうか。
「北欧流」に商機あり?リトアニアビールは日本で弾けるか
“黒船”8銘柄が初上陸
原材料や醸造方法にこだわった少量生産が特徴のクラフトビール。独特のフレーバーなどが受けて人気が高まり、今やコンビニでも買えるほど、日本国内では珍しいものではなくなりました。そんな中で、バルト3国の1つ、リトアニアで生産されたクラフトビールが日本に初めて上陸しました。手掛けるのは北欧発のベンチャー企業、メンバーの出身母体はIT企業という異色の経歴です。一時期のブームは落ちついた感がある日本のクラフトビール業界に、このタイミングで参入する狙いとは何なのでしょうか。「北欧流」の戦略を取材しました。
ダイエットを例に読み解く、日銀「観測報道」の深層
今後の金融政策を大胆予測
7月30~31日に行われる日本銀行の金融政策決定会合(以下、会合)で「現在の金融緩和政策が修正される」という観測報道があり、金融市場は大きく変動しました。会合は来週に迫っており、採用される政策の内容いかんによっては、大きな影響を市場に与えかねません。そこで今回は、7月会合での決定内容などについて、私なりの予測をお話しできればと考えます。
ステーキ屋「ブロンコビリー」、3割増益でも株価急落のナゼ
“外食の優等生”に何が起きている?
東海地方を地盤に、関東と関西でも店舗を展開するステーキチェーン「ブロンコビリー」が好調です。2018年上半期の業績は、本業の儲けを示す営業利益が前年同期比3割増で着地しました。しかし、株価の動きが冴えません。6月下旬に付けた年初来高値に比べて、足元の株価は3割弱も下落。好業績とは正反対の値動きとなっています。13年連続で経常利益率12%以上を記録している“外食産業の優等生”に何が起きているのでしょうか。7月25日に開かれた同社の決算説明会でのやり取りから、原因を分析してみます。
まだ間に合う!夏キャンペーンでお得な定期預金
引き出せるATMや手数料も要チェック
銀行預金は超低金利、預けてもメリットがないと思っていませんか。実は夏のボーナス支給に合わせて、各金融機関は必死のキャンペーンを展開し、預金金額を獲得しようとしています。金融機関といってもメガバンクだけではありません。インターネット銀行はむろん、地方銀行や、各地の信用金庫や信用組合にまで視野を広げると、インターネットの申し込みだけで、メガバンクの何十倍もの優遇金利が適用される定期預金があるのです。今回は、申し込みも簡単、全国のお得な定期預金をご紹介します。「ボーナスキャンペーンなどは7月中に終わってしまっているのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ご安心ください。8月あるいは9月いっぱいまでなど、まだまだ間に合うキャンペーンはあります。以下を参考にぜひチェックしてみて下さい。なお、夏のキャンペーンと通常の定期預金でもお得な金利を適用している金融機関とを分けて記載しています。通常金利が夏のキャンペーンの金融機関より高い金融機関もあります。また、ここでは、投資信託など、ほかの商品との「抱き合わせ」販売ではなく、純粋に定期預金だけで高い金利のものを集めてみました。※税引後の金利は、表示金利
注目すべきは気温じゃない!「猛暑」を活かす投資戦略
太陽と人間の不思議な関係
全国的に猛烈な暑さが続いています。今年の夏は猛暑のピークが2回来るようで、1回目はまさに今が真っ最中、2回目は8月下旬から9月上旬までということです。あと2ヵ月近くもこの暑さと付き合っていかなくてはいけないのですね。こうも暑いと、何もする気が起きなくなってしまいます。異常な暑さが経済にどのような影響を与えるのか、今回は気温ではなく、日照時間を使って分析していこうと思います。
チャイナショック再び? “2つのデータ”で再点検
世界経済占う「産業のコメ」とは?
米中貿易戦争の問題に、解決の兆しが見えません。中国、米国など当事者だけでなく、影響が多方面に広がりを見せ始めています。トランプ大統領の言動には不確定な部分が多く、朝令暮改の傾向があるため、あまりはっきりと見通しを示しづらい状況ですが、現時点で中国にどのような影響が出ているか、状況を確認したいと思います。