ビジネス
経済、投資の最新情報、仕事の給与や稼げる副業情報などを紹介します。
決着はいつ?大接戦となった米大統領選挙と米株式市場の行方
高まる金融財政政策の重要性
11月3日に行われた米国大統領選挙では、接戦州のうちフロリダ、テキサス、オハイオ、アイオア州などでトランプ大統領が勝利しました。バイデン候補が大きく勝利するとの事前の主要メディアの世論調査を覆し、トランプ大統領再選の可能性が一時高まりました。翌4日には、ラストベルトで同様に大接戦となっていたミシガン、ウィスコンシンにおいてバイデン候補の得票が伸びたことで、バイデン候補が再び優位になっています。接戦となっているネバダ州の結果次第の状況ですが、僅差となったミシガン、ウィスコンシン州の集計見直しをトランプ大統領は要求する意向を示しています。そして、事前の郵便投票の集計が行われていなかったペンシルベニア州の結果判明にはまだ時間がかかりますが、どちらが勝利してもおかしくありません。本稿を執筆している5日朝方時点でも、依然決着には至らない歴史的な大接戦になりました。
業界再編待ったなし、「地銀職員」が『鬼滅の刃』から学ぶべきこととは?
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
「(地方の銀行は)将来的には数が多すぎる。再編も一つの選択肢になる」。当時官房長官だった菅義偉首相は、今年9月上旬の自民党総裁選の出馬会見などで、地銀再編についてこう述べました。それに先立つ同年5月20日には、地銀同士の統合・合併等を独占禁止法の適用除外とする特例法が成立し、この11月には施行されることになります。今後10年間にわたる適用除外の期間中に、収益力の向上や金融サービスの維持を条件に地銀の再編が一気に進展していくとみられています(以下では、「地銀」に「第二地銀」も含めます)。既に地銀再編の号砲は鳴ったのです。地銀職員の皆さんは、「これからどうなるんだろう」と戦々恐々としていることでしょう。そんな不安な状況の下での心構えを、現在映画が大ブームとなっているマンガ『鬼滅の刃』が教えてくれるのです。
クレカデータが示す、GoToトラベルキャンペーンがもたらした驚くべき効果
観光業はGoTo効果で”コロナ前”並に?
免許合宿や出張、そして高額な商品券付きの旅行プラン…。抜け穴を利用した様々な「錬金術」が話題となったGoToトラベルキャンペーンは、一種の社会現象となるまでに国民の関心を集めました。報道ではその使い方や問題点が多く取り上げられていますが、政策本来の目的である旅行業界にはどれほどの効果もたらしているのでしょうか。今回は民間のクレジットカード利用データから確認していきたいと思います。
100億円突破、不動産投資家・玉川陽介氏が「寝る時間を削って」行うことは?
物件の基準は「融資が出るかどうか」
都内を中心に資産100億円の不動産を持つ玉川陽介さん。購入する物件はどう選び、どのように管理しているのでしょうか。前回に引き続きお話をうかがいました。
10年で年収1000万円にするには?「3年を1ステップ」とする仕事選び
目標から逆算して考える
転職時に、「企業の知名度、面白そうな仕事内容、自由闊達なカルチャーなどのふわっとした理由で求人選定」をする人は多いと思います。しかし、その選択は妥当なのでしょうか? もっとロジカルにキャリアアップする方法はないのでしょうか? 前回に引き続き、ヘッドハンター・転職エージェントとして活躍する末永雄大さんの著書『キャリアロジック 誰でも年収1000万円を超えるための28のルール』から一部抜粋して紹介します。
米大統領選後の株式市場を予想!好調の米中、不安定な欧州、日本市場はどうなる?
来年に向けて一段上昇するか
10月以降の世界の株式市場では、方向感のない相場展開が続いたあと、月末にかけては軟調に推移しました。足元の景気は堅調に推移する一方で、米国での大統領選を巡る不透明感や、欧米での新型コロナの感染再拡大などが、市場参加者の警戒感を強めたと考えられます。株式市場がいよいよ2020年の終盤に差し掛かるにあたり、相場の転換点となりうるのは、やはり11月3日の米大統領選でしょう。市場では「どちらが勝った場合に株価はどう動くか」といったシミュレーションが盛んですが、4年前の教訓から、場合によっては市場の反応が予期せぬものとなり得る、と身構える投資家も少なくありません。現時点で言えることは、大統領選通過に伴う不透明感の払拭は、結果はどうであれ、市場ではポジティブに捉えられやすいということです。選挙の泥沼化だけは避けたいと考える市場参加者は多いと推察されますが、それがない限りは、新政権への期待などを背景に相場は好転に向かうことが予想されます。
投資家・坂本慎太郎氏が実践、2000万円台から始めるマンション投資
一件目に選んだ物件は?
Bコミこと坂本慎太郎です。株式評論家としてラジオや証券会社の講演、個人投資家向けの教育コンテンツなどの活動をしています。前回は不動産投資との出会いをお話しさせていただきましたが、今回からは実践編として実際にどのように考えて行動したかをお話ししたいと思います。
「鬼滅の刃」経済効果は数千億円!?コラボで売上UPが期待できる銘柄9選!
公開10日間の興行収入は107億円で歴代1位
10月16日から公開が始まったアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が大ヒットしています。同映画を配給している東宝(9602・東証1部)とアニプレックスによると、公開10日間の興行収入は107億円となり、これまで興行収入100億円達成の最短記録だったアニメ映画「千と千尋の神隠し」の25日間を大きく上回る速さで興行収入が増えているとしています。「鬼滅の刃」は今や社会現象と呼ばれるほど人気になり、株式市場でも「鬼滅の刃」への注目が高まっています。そこで今回は「鬼滅の刃」と関連企業を紹介したいと思います。
売れ行きは低迷、それでも新築マンションの価格が下がらない理由
買い時はいつなのか
コロナ禍により新築マンションの売行きが低迷し、2020年の通年の発売戸数についても大幅減の見込みです。売行きが低迷すると、価格が下がるようにも思えますが、新築マンションは、他の資産とは、違う値動きをします。そこで、新築マンションの価格の価格形成を整理してみたいと思います。
FP横山光昭さん「毎月3000円から始める投資のやり方とは?」
投資と家計は「両輪」である
コロナ禍で考える機会が多くなった自分の「貯金」。貯金を増やすためには、どんな行動や考え方が必要なのでしょうか。そんな疑問を胸にお話を聞いたのが、FPの横山光昭さん。前回に引き続き、家計相談を行ってきた「お金の賢人」が、コロナ禍で身につけるべきお金の習慣を語りました。
47歳でセミリタイア、フリーランスで働いてわかった「東京の恩恵」
東京を離れて思うこと
働き始めてから23年7ヶ月過ごした東京を11月1日に離れ、佐賀県唐津市に引っ越します。いわば「セミリタイア」という状態ですが、47歳でこの状況になれた唯一無二の理由は「東京に住んでいた」からでしょう。東京を離れる前、最後の原稿になる今回は、東京の魅力について説明したいと思います。
コロナ禍で急増する住宅の騒音トラブル、被害に遭ったときどう対処するべきなのか?
在宅勤務の増加で生活が変化
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言は、各所に様々な影響を与え、ライフスタイルの変更を迫られています。特に会社員の生活は激変。これまで会社に出勤し仕事をこなしていましたが、政府や都道府県知事の要請により、在宅勤務者が増加。さらに土日祝日は外出自粛で出かけられず、ひたすら家にこもるような生活を強いられことになりました。
資産100億の投資家が指南、不動産投資は「表面利回り」より「スプレッド」
不動産投資家列伝
投資用物件を選ぶ人の多くが、利回り、場所、築年数などに目を向けます。しかし、資産100億円の不動産を持つ玉川陽介さんによれば、利益の源泉は「スプレッド」です。
今後の景気はどうなる?政府・日銀の「景気調査ザッピング」のすすめ
複数比べることで見えてくるもの
新型コロナ感染症は、私たちの生活を大きく変えています。足元では、緊急事態宣言、外出自粛、在宅勤務などの日常行動を制限するような動きは若干縮小し、GoToトラベルをはじめとする景気刺激策が取られるなど、一時よりは普通のくらしが戻ってきているように思われますが、実際に私たちの生活はどうなっているのでしょうか。そして、先行きはどうなっていくのでしょうか。そうした景気の状況を詳しくみるためには、政府や日銀の景気調査をみることが近道になりますが、一つだけでなく複数の調査を比べてみる「景気調査ザッピング」によって、いろいろなことがより深く、より鮮明にみえてきます。
私たちが定年を迎える頃、退職金はもらえるの?
私的年金など、自ら備えを始めよう
将来の老後の生活に思いを巡らせたとき、資金面でその中心的な役割を担うのは退職金です。日本企業では、古くから終身雇用のもと、若いころの賃金を低く抑える代わりに多額の退職金を用意するという報酬制度を整えてきました。退職金制度にはさまざまな役割があります。働く人にとってみれば、定年後も豊かに暮らすためには退職金は欠かせません。また、企業としても、報酬の支払いを定年退職時まで留保しておくことで、それを社員が熱心に働くためのインセンティブとすることができるのです。拙著「統計で考える働き方の未来―高齢者が働き続ける国へ」(ちくま新書)では、労働の実態、高齢化や格差など日本社会の現状、賃金や社会保障制度の変遷等を統計データから分析することで、これからの日本人の働き方を考えています。その中では、退職金の過去から現在に至る趨勢を分析しています。今回は、著書の内容をもとに、退職金の現在の状況を確認し、その将来を予想していきましょう。
勝間和代「”完璧主義”より”適当主義”を、大切にするワケ」
“完璧主義”がドツボにハマる時とは?
勝間和代さんは、早稲田大学ファイナンスMBAを卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーやJPモルガンで働いた経歴を持つ、いわば”仕事のエリート”。そんな勝間さんに、「仕事」や「人生」の哲学を、前回・前々回にひき続き、著書『圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100』(KADOKAWA)から一部抜粋して紹介します。〈撮影:疋田千里〉
「来期は5割増益のV字回復」?米株安でも日本株は底堅い3つの理由
好材料を背景に米大統領選後はさらなる上昇も?
日本株相場が相対的に堅調さを維持しています。一昨日の27日は欧米株の急落を受けて日経平均は3桁円の下落で始まったものの、後場はじわじわと下げ幅を縮小。プラス圏にはあと一歩届かなかったものの、ほぼ前日終値近辺まで戻し、高値引けとなりました。
FP横山光昭さんに聞く「必要な貯金は手取り月収の何ヶ月分?」
お金の習慣、どう身に着ける?
コロナ禍において「お金」の心配が増えた人も多いのではないでしょうか。収入が減った、貯金が足りない、少しでも増やしたい……。そんな悩みもよく聞かれます。こういった声に対し「お金の賢人」はどう答えるのでしょうか。そこで話を聞いたのがFPの横山光昭さん。著書の売上が累計330万部を超える横山さんに、コロナ禍で身につけるべき「お金の習慣」を教えてもらいました。