住まい
賃貸の家賃やマンション相場、住宅ローンなど、役立つ不動産情報を紹介。
野村不動産、脱「3LDKモデル」が映すマンション市場の変容
「プラウド」でコンパクト型を強化
高級感があり、機能的なイメージがある野村不動産の分譲マンション「PROUD(プラウド)」シリーズ。日本を代表するマンションブランドの1つとして、同社の屋台骨を支えてきました。しかし、親会社である野村不動産ホールディングス(HD)が4月25日に公表した2020~2028年の新たな中期経営計画では、この住宅事業で大きな方針転換が打ち出されました。その内容と背景を深掘りしてみます。
34歳男性「無謀な住宅ローン、早く繰り上げ返済したいけど…」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、住宅ローンの返済計画に無理があったのではと不安に感じている、34歳の男性。早々に繰り上げ返済をしたいといいますが、一方でこれから授かりたいと思っている子どもの教育費もきちんと用意したいといいます。繰り上げ返済と教育費は、どう折り合いをつけて準備したらいいのでしょうか。FPの渡邊裕介氏がお答えします。住宅ローン返済がこれから始まりますが、無理のある計画をしてしまったのではないかと不安に感じています。繰り上げ返済を早期に行い、ローンの返済期間の短縮を行うべきだと思いますが、将来子どももほしいため養育費の貯蓄もしていきたいと思っています。バランスを考えると、繰り上げ返済と貯蓄のどちらを優先するべきでしょうか?<相談者プロフィール>・男性、34歳、既婚(妻:36歳)、子どもなし・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)・毎月の世帯の手取り金額:55万円・年間の世帯の手取りボーナス額:180万円・毎月の世帯の支出目安:50万円【支出の内訳】・住居費:15
今住宅ローンを組むか、老後に一括か?マイホーム購入のタイミング
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、マイホームの購入時期について悩んでいる44歳の主婦。利息の支払いに抵抗があるため、夫の定年後に一括購入を考えていますが、友人に低金利で住宅ローン控除が使える今が買い時だと言われ迷っているといいます。FPの鈴木さや子氏がお答えします。住宅の購入時期で悩んでおります。今は会社より家賃補助が出ているので住居費は抑えられていますが、いずれは住宅購入を希望しております。現在、住宅購入資金、iDeCo、つみたてNISA、生活予備資金に分けて貯金をしております。住宅購入資金としては、1800万~2000万円程度を目標にしています。 購入時期については、終の棲家についてじっくり考えたいという点や、借金や利息の支払いにとても抵抗感を持っている点から、主人の定年後に現金一括払いで購入できればと考えております。しかし、この話を友人や知人にすると「今は低金利だし、団信や住宅ローン控除も使えるし、どうせ家を買う予定なら今からローンを組んで買った方が良い」と言われます。確
35歳男性、父親の資産管理会社から家賃補助は受けられる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は35歳の男性。複数の不動産を保有する父親から、資産管理会社を設立したら、家賃補助という名目で資金援助ができるといわれたといいます。はたして問題ないのでしょうか? FPの伊藤英佑氏がお答えします。父親が複数の不動産を所有していて、相続税対策のため資産管理会社の設立を検討しています。父親から賃貸に住んでいる場合は、資産管理会社から家賃補助という形で援助ができると聞きました。本当でしょうか。相続を真剣に考え始めていますが、気をつけるべき点があれば教えてください。〈相談者プロフィール〉・男性、35歳、既婚、子供1人(3歳)・職業:会社員・居住形態:賃貸・手取りの世帯月収:50万円・毎月の支出目安:25万円・貯金:1000万円
人生100年時代に「都心のタワーマンション」が狙い目なワケ
「ブリリアタワーズ目黒」人気の秘密
人生100年時代。長生きする時代だからこそ、どんな基準で家を選んだらいいのか迷ってしまうことはないでしょうか。快適で、いつまでも住めて、いざとなったら売れる家が欲しい――。そんな欲求を満たす家として、今、タワーマンションに注目が集まっています。その理由を住宅評論家の坂根康裕さんと、「ブリリアタワーズ目黒」を手がけた東京建物の、住宅事業企画部 遠藤崇CRM室長、東京建物不動産販売 天野玲目黒支店長にうかがいました。
シングルマザーの家選び、賃貸・購入どちらがいい?
みんなの住宅相談:第7回
22万組以上の住宅選びの相談に応えてきたスーモカウンターが、住まいの悩みに答えるシリーズ。今回は、住宅・不動産総合サービス「SUUMO」の田辺貴久・副編集長がお答えします。【相談者のお悩み】大阪府に住む32歳の会社員です。離婚したため、ひとりで4歳の息子を育てています。息子が小学校に入学するタイミングで、住宅を購入したいと思っています。ですが、購入にあたって2つの不安があります。1つは、今後再婚を視野に入れずに「息子と2人で暮らす家」と決めて家探しをしたほうがいいのか、という点です。今は再婚の予定はありませんが、息子と2人で暮らす家を買ってしまうと、もし再婚するとなった場合に持ち家が足かせにならないか心配です。2つめは、今のところは家賃を払いながら息子を育てていける仕事と収入がありますが、収入源が自分ひとりなので、病気など、もしもの時に収入を維持できなくなり、住宅ローンを払えなくなったら……などのお金の不安もあります。このような不安がある状態では、購入するよりも賃貸のままのほうがいざという時に対応がしやすいのでしょうか。【相談者プロフィール】・本人:32歳(会社員)・家族:長男(4歳)
住宅ローン返済中の中古マンション、なかなか売却できません
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は、中古マンションがなかなか売却できないという45歳男性からの相談です。ローン返済は月5.8万円ですが、管理費等が月4万円を超えるため、住居費が家計を圧迫。現在、住宅ローン残高と同額で売りに出していますが、このまま売れるのを待っていた方がいいのか、それとも売値を下げて売却を急いだ方がいいのか、悩んでいるといいます。FPの渡邊裕介氏がお答えします。4年前に購入した中古マンションを、住宅ローン残高と同額の1,570万円で売りに出していますが、管理費と修繕積立金で4万円を越えるためか、なかなか売却できません。売値を下げて売却を急いだ方が良いのか、現在のままで、できるだけ持ち出しせずに売れるのを待っていた方がいいのか悩んでいます。もともとは二人で居住する予定でしたが、予定が変わり一人で住んでいます。毎月の住宅ローン返済は5.8万円くらいですので、管理費等と合わせると毎月10万円の支出です。返済は75歳まで続きます。マンション自体は、駅から徒歩10分、3LDK(64
マイホームを新築、家計への負担が気になるけど地震保険は入るべき?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、マイホームを新築したものの、家計への負担を考えると地震保険への加入をためらう35歳の男性。地震保険の加入メリットや、加入するとしたら、どれくらいの補償が必要になるのかについて、FPの平野泰嗣氏がお答えします。親に実家の敷地の一部を提供してもらい、念願のマイホームを建てることができました。住宅ローンを組んだ金融機関の担当者から、火災保険と合わせて地震保険に入るように勧められたのですが、地震保険料が思った以上に高く、家計への負担が大きいので、加入しようかどうか迷っています。最近、南海トラフなど地震リスクが警鐘されているので、地震への備えは気になります。地震保険に入る必要があるのか、もし入る場合、どのくらいの補償額にしたらよいのか、アドバイスお願いします。<相談者プロフィール>・男性、35歳、既婚(妻:33歳・パート)、子ども1人(4歳)・職業:会社員・居住形態:戸建て(埼玉県、木造・2階建てを2,000万円で新築)・手取り世帯月収:36万円 夫:3
義父から安く譲り受けた都内の土地、贈与税を抑える方法は?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、義理の父親から本来よりも安い価格で都内の土地を譲り受けようとしている30代の男性。そもそも、従来の半額以下の価格で親族間で売買することは可能なのでしょうか。また、贈与税がかからない方法で土地の売買をすることはできるのでしょうか。FPの伊藤英佑氏がお答えします。妻の両親が都内に土地を所有しており、その土地を私達に譲ってくれるという話をもらっています。相談した結果、1000万円程度(それでも従来の土地価格の半額か、それ以下です)をこちらが支払おうと思っています。有償になった理由としては、義理の両親の方でも多少のお金が必要であったためです。ただ、今は私が1000万円をすぐに用意できるわけではないので銀行から借りる必要があるのですが、以下の3点について可否や詳細を教えていただけないでしょうか。1.そもそも義理の父親の土地を購入する目的でローンを組むことができるのか2.本来の価格よりも安い値段で義理の息子に土地を売ることができるのか3.またそれらのやりと
収入の4割を占める住宅ローン、借り換えを検討すべき?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、25歳の時に都心の1LDKマンションを購入した30歳の未婚男性。月8万円の住宅ローンの返済が重すぎて貯蓄もままならないといいます。ローンの借り換えをして負担を減らした方がいいのでしょうか。FPの横山光昭氏がお答えします。東京で一人暮らしをはじめ、25歳の時に都心で1LDKのマンションを購入しました。5年間、住宅ローンの支払いを続けているのですが、毎月その返済でいっぱいいっぱいで、貯蓄がまったく増えません。購入時は、結婚したら売ればいいか程度に考えていたのですが、30歳になった今、結婚するような相手もおらず、このまま一人なのかもしれないと思っています。婚活もしているのですが、なかなか実らず、あきらめモードとなってきています。今は住宅ローン控除を受けているところですが、金利が低いので、住宅ローンの借り換えをしたほうが後々のためにはよいのかなと考えています。借り換えをしたほうがよいでしょうか?〈相談者プロフィール〉・男性、30歳、未婚・職業:会社員・
住宅ローンの繰上げ返済と投資、余剰資金はどっちに回す?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、潤沢な金融資産を保有する45歳の主婦。住宅ローン減税が終了するタイミングでこの資産を繰り上げ返済に回すか、投資に回すか悩んでいるといいます。FPの高山一恵氏がお答えします。今年度末で住宅ローンが10年を迎え、住宅ローン減税が終わります。今ある現金をローンの返済にあてるべきか、ローンを返済せずに運用に回すべきか、悩んでいます。現在、住宅ローンは変動金利0.6%で借りています。今のところ夫婦でiDeCoとNISAは始める予定です。子供のためにジュニアNISAも始めようと思っています。それ以外の余剰金で新たに投資信託を購入するか、もしくは早々に住宅ローンを返済してしまうか、どちらがいいのでしょうか。娘の高校、大学の学費がこれから必要になってくるので、あまりリスクは取りたくないと考えています。アドバイスよろしくお願いいたします。〈相談者プロフィール〉・女性、45歳、既婚(夫:会社員)、子供1人(私立中2)・職業:パート・居住形態:持ち家(戸建て)・手取
イケア流、7畳の部屋でもスッキリ暮らす「4つのコツ」
高さのある家具、圧迫感をなくすには?
これから新生活に向けて一人暮らしをスタートさせる人も多いはず。食べる、着替える、本を読む、寝るなど、生活のすべてをワンルームで行うことの多い一人暮らし。限られたスペースを有効に活用するにはどうしたらいいのでしょうか。スウェーデンの家具ブランド「イケア」のインテリアデザインスペシャリスト早雲美菜さんに、7畳の部屋でもスッキリ暮らすコツについて教えてもらいました。
アラフィフ世帯の住宅ローン、60歳までに完済した方がいいの?
60歳時点の状況で返済方法は変わる
マイホームを購入する人の平均年齢は40歳前後であることから、住宅ローンの返済を予定通りに行うと、定年後も支払いが続く人も多いことでしょう。定年後を考えた時に、住宅ローンは60歳までに完済した方がよいと考える人も多いかと思います。しかし、定年の時点でもまだまだ教育費などの出費がかさむ人も多いかと思います。そもそも、住宅ローンを定年までに払い終えることにこだわるべきなのでしょうか。今回は、住宅ローンの完済時期について考えてみたいと思います。
住みたい街最新ランキングで「尼崎が高槻市を抜いた」ワケ
好調な阪神エリア、凋落する北摂
毎年恒例となっている、リクルート住まいカンパニーがまとめた「SUUMO住みたい街ランキング」。その関西地区の最新版が3月13日に公表されました。関西といえば、人の出入りが少なく、街の再評価がされにくい土地柄。首都圏に比べると街のブランドも固定化されやすい傾向が顕著、というイメージがありました。しかし、今年のランキングからは関西でじわりと進みつつある、住みたい街の“地殻変動”の兆しが見え隠れします。いったい、どんな変化が起きつつあるのでしょうか。
夫42歳、貯金300万「無理のないマイホームの予算は?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、マイホームの購入を検討している30代の主婦。夫の年齢や給与を考慮すると、住宅ローンの借入額はいくらにするのが妥当なのでしょうか。無理のないマイホームの予算について、FPの前野彩氏がお答えします。現在、1LDKのアパートに住んでおり、娘が産まれ手狭になってきたので住宅購入を検討しています。3000万円以内で購入をしたいと思っているのですが、夫は42歳。ローンはいくらまで組めるのでしょうか。また、今後、生活苦にならないようにするためには、毎月の返済額はいくらまでが妥当なのでしょうか。〈相談者プロフィール〉・女性、37歳、既婚(夫:42歳・会社員)、子供1人(1歳)・職業:専業主婦・居住形態:賃貸・手取りの世帯月収:28~31万円(夫が営業職のため給与に幅があります)・毎月の支出:25万円・貯金:300万円
アラサー夫婦が初めての住宅購入、意見対立はどう回避?
みんなの住宅相談:第6回
22万組以上の住宅選びの相談に応えてきたスーモカウンターが、住まいの悩みに答えるシリーズ。今回は、住宅・不動産総合サービス「SUUMO」の田辺貴久・副編集長がお答えします。【相談者のお悩み】福岡県で賃貸マンションに住む専業主婦です。夫と二人暮らしで今はまだ子供はいません。私は一戸建て育ちで、いずれ子供ができたときのことも考えて、広々とした、設備が充実している注文住宅に住むのが憧れです。一方で、「あまりお金がかからず、通勤に便利な家」が希望の夫は、コンパクトでも職場に近いマンションが良いと言っていて、意見が食い違っています。「マイホームが欲しい」ということは一致しているので、いつも家の話をするのですが、具体的にまとまらないままで、家探しが進みません。一生の買い物なのでお互い妥協はしたくないのですが、もめることなくスムーズに希望条件をすり合わせるには、どうしたらよいのでしょうか。【相談者プロフィール】本人:妻28歳(専業主婦)家族:夫34歳(会社員)現在の住居:賃貸マンション(福岡県、47平米、1LDK)
住みたい街最新ランキングで「三鷹が二子玉川を抜いた」ワケ
首都圏の求められる街が変容?
今年で10年目を迎えた、リクルート住まいカンパニーのまとめによる「住みたい街ランキング関東版」。2月28日の発表以降、多くのメディアが「横浜が2年連続の1位を獲得」「埼玉を代表する大宮、浦和の2大都市の躍進」といった内容を中心に報じています。しかし、不動産専門のデータ会社である東京カンテイの井出武・上席主任研究員は、別の街に注目します。その街こそ、JR中央線沿線の三鷹。「三鷹には、最近進みつつある“首都圏の都市の変容”にまつわる要素が詰まっている」と分析します。はたして、多くの人が街に求める要素に、どんな変化が起きているのでしょうか。最新の住みたい街ランキングの内容を深掘りしてみます。
知っておきたい「住宅リフォームの助成制度」
助成制度を利用すれば予算が大幅に削減できることも
マイホーム購入後には、修繕などのメンテナンスが必要ですが、その費用は長期で数百万円にも上ります。今回はメンテナンスに合わせてリフォームを行ったことで、費用を半額に減らすことができた筆者の体験をお話ししたいと思います。