はじめに

生命保険のロケーションはどうなの?

老後資金の備えに生命保険会社の個人年金保険に加入している人も多いことでしょう。生命保険には生命保険料控除という税制優遇があり、ロケーションメリットの一つですが、iDeCoと比べると控除メリットは小さくなります。

iDeCoは年間積立金の全額が控除となりますが、個人年金保険は、年間の支払保険料が2万5,000円以下(2011年12月31日以前は2万円)の場合に全額控除となります。年間の支払保険料が8万円以上になると控除額は半額の4万円となるため、iDeCoのロケーションの方が圧倒的に有利だと言えます。

自分のベストロケーションは?

アセット・ロケーションの重要性についてお話ししてきましたが、銀行口座からiDeCoに全資産を移せば良いのか?というと、それも考えものです。

iDeCoは税制メリットが高いものの、老後資金の備えであり60歳まで引き出すことができません。そのため教育費や住宅購入などの備えとしては基本的にオススメできません。

しかし、子供の教育費がかかる時期が60歳過ぎてからという場合には、iDeCoが教育資金のロケーションになることもあるでしょう。

このように、人それぞれ状況は異なりますので、以下に挙げた税制優遇の中から自分のベストロケーションを見つけましょう。

この記事の感想を教えてください。