はじめに
リスクを抑えてコツコツ派…つみたてNISA・iDeCoと個人向け国債を併用!
給料6か月分の貯金ができたら、いよいよ本格的な投資のスタート!なのですが、とくに投資経験のない方は、毎月3万円であっても投資に回すのは怖いと思われるかもしれません。そんな、リスクをとりたくない人であれば、つみたてNISAに加えて、iDeCo(イデコ)と個人向け国債の3つで運用というのもあります。
3万円資産運用パターン例
投資信託(つみたてNISA):1万円
・商品名:楽天・全世界株式インデックス・ファンド
・信託報酬:年率0.2296%(税込)
・ 純資産総額:155.92億円
or
・商品名:SBI・全世界株式インデックス・ファンド
・信託報酬:年率0.15%(税込)
・純資産総額:15.29億円
iDeCo:1万円
・eMAXIS slimバランス(8資産均等型)
個人向け国債:1万円
・変動10年
iDeCoは個人型確定拠出年金という年金制度の一種です。加入者が毎月一定のお金(掛金)を積み立て、自分で運用します。そして、60歳以降になったら年金・一時金で受け取ります。
60歳になるまでは受け取れませんが、そのかわり掛金を積み立てたとき・運用しているとき・受け取るときにそれぞれ税制優遇が受けられます。
また個人向け国債は、国(日本)がお金を集めるために発行する債券(国債)を個人でも買いやすくしたものです。個人向け国債を持っていると、半年に一度利息がもらえ、満期になると額面の金額が戻ってきます。購入後1年以上経てば換金も可能。元本割れもありませんので、とても初心者向けだといえます。
例えば、つみたてNISAの楽天・全世界株式インデックス・ファンド、またはSBI・全世界株式インデックス・ファンドは国内外の株式のみに投資。前述のeMAXIS slimバランスよりも値上がり益を重視しています。
iDeCoでは、定期預金・保険・投資信託を購入できるのですが、お金を増やす目的ならば投資信託を選びます。eMAXIS slimバランスが有力ですが、取り扱っていない金融機関もあります。
個人向け国債には固定3年・固定5年・変動10年の3種類があります。3年と5年は固定金利、10年は変動金利となっています。現状、個人向け国債の金利は最低ラインの年0.05%ですから、これ以上下がりようがありません。変動10年を買っておけば、今後仮に金利が上昇したときに、その恩恵を受けることができます。
次は積極的に利益を狙いたい人の場合です