はじめに
住宅ローン控除の適用期間中でも借り換えOK
住宅ローン控除の適用期間が残り5年あるのに借り換えをして大丈夫かというところも気になっているように見受けますが、条件をクリアしていれば大丈夫です。その条件とは、以下の2つです。
・当初の住宅ローンの返済のためであることが明らかであること
・借り換え後のローン期間が10年以上であること
住宅ローン控除の適用期間は10年ですので、5年使っている今、借り換えをしたとしても残り5年ということになりますが、利用することは可能です。ただ、借り換えにより借入残高がそれ以前のものより高額になる場合があります。その場合は前のローンと現在のローンに基づいた調整額の計算が必要になります。
借り換えで住宅ローン控除の計算は複雑にはなりますが、1%以下の金利の住宅ローンの場合、1%までの金利差分を得することができる仕組みともなりますので、早めに借り換えを検討するのもよいと思います。
まずは自分の住宅ローンの金利を確認し、シミュレーションしてみましょう。
貯蓄が心もとない時は生命保険に加入して
住居のことを中心に触れてきましたが、食費や被服費の支出の仕方も見直した方がよいと思います。せっかく格安スマホなどを使って節約を意識しているのですから、その効果を享受できないままでいるのはちょっともったいないですね。
外食はなんとなく行くのではなく、回数を決めたり、行く目的をはっきりさせるなどコントロールが必要かもしれません。また、洋服の購入が趣味という場合もあると思いますが、同じようなものばかりになっては意味がありません。補充したいものをしっかり決め、計画的に購入するようにするだけでも支出は違ってくるはずです。
また、気になるのは無保険であること。住宅ローン締結時に保険に加入したからとおっしゃいますが、体調を崩して入院などした時には、その保険から保険金は出ないはずです。何か大きな病気、ガン、心筋梗塞、脳梗塞といった3大疾病だとか、死亡したとか、そういう時に住宅ローンの返済ができるために活用する保険でしょう。ですから、自分が何か病気をして働けなくなった時の医療費、生活費の補てんのために、せめて医療保障程度には加入するべきです。
貯蓄も今、100万円強といったところですから、万が一の時、生活費も医療費も保持しようと思えば、足りない可能性が高いと思います。生命保険は、お金がない人が入るべきといってもよいと考えています。一度、ご検討いただければと思います。
今はまだ30歳、人生の転機はこれからだと思います。ご結婚してマンションを手放す状況になる可能性だってまだまだ十分にあります。その時に困ることがないように、家計全体のバランスを見ながら、必要な部分にお金をかけ、それ以外は控えていくようなメリハリのある支出の仕方を覚え、お金を貯めていければ理想的です。貯蓄が十分できて、積立投資など始められるようになるとなお良しです。がんばってみてください。
マネーフォワードと家計再生コンサルタント横山光昭により生まれたお金の相談窓口mirai talk。本気で家計改善から投資までを行いたい人のためのお金の相談窓口です。マネーフォワードの使い方ガイドがもらえる無料セミナーも随時開催中!