はじめに
2019年11月17日、お金に関連したあらゆることが学べる、年に1度のイベント「お金のEXPO2019」が開催されました。今後のマーケット見通しや、資産形成のノウハウ、不動産投資など盛りだくさんの内容となった同イベント。
その中から、日本ホールディングスの八尾浩之氏による「誰も知らない 京都不動産投資の魅力」の講演内容をお届けします。
終わらないホテルラッシュ
京都にはホテルが非常に多くできています。京都駅周辺では、南側がホテルラッシュです。海外から来ると、京都駅周辺が便利なため、ホテルがとても増えています。
四条烏丸周辺にもホテルが多くできています。市は訪日外国人誘致のためホテルは4万室必要と想定し、2~3年ほど前より、宿泊施設の拡充をスタートしています。
実際は5万2,000室ほどのホテルができているため、競争が激しくなっています。中には、稼働率が落ちているところもあります。それでも、京都駅の周辺や、烏丸から東側、清水寺や祇園のあたりは、まだホテルを積極的につくっていこうという動きがあります。
帝国ホテルが祇園の近くに建設しようとしています。稼働率が若干落ちても単価が取りやすいエリアのため、10月に東山にオープンした「パークハイアット京都」は、1泊約10万円です。稼働率が多少下がっても、単価が取れるということで、ホテルラッシュが続いています。
旅行者が泊まりやすい京都駅前や中心部、単価が高い四条烏丸や東側はホテル建設が続いている状態です。
東京都と同じ価格帯エリアも
もう一点、この四条烏丸界隈がほかと違う点は、住宅としての人気の高さです。御所の近くや鴨川沿い、そのほかバルコニーから大文字が見える物件などは1億円ほどです。
今年販売されたマンションの中にも、平均坪単価530万円というものがあり、60平米少しの20坪で約1億円となっています。中には、東京と変わらないような価格で動いているエリアもあります。
京都の中心では、高さ制限が厳しくなっています。ホテルや高額なマンションのニーズがあるため供給は難しくなっています。投資用のマンションについては、京都駅南側や西大路あたりを中心に供給されているため、社会人の方はこのあたりで借りられています。
学生の方を中心的に供給されるマンションは、1Kタイプで2,000万円弱ほどになります。1DKで2,100万円といった価格帯で、京都では供給されています。
東京の場合、さらに高い価格になるため、それに比べると、検討しやすい価格かと思います。入居者もつきやすいエリアのため、京都のほうでもご検討いただけたらと思います。
これで終わらせていただきます。長時間ありがとうございました。