はじめに

増やすにも「節税」がキーワード!iDeCo &つみたてNISAで賢く増やす

節税をして手元にお金を残し、お金を貯めることも大切ですが、これからの時代、お金を増やすことも大切です。そこで、活用したいのが、節税しながらお金を増やすことができる可能性が高いiDeCo &つみたてNISAです。

iDeCoもつみたてNISAも運用で得た利益(売却益・分配金など)に税金がかからず、効率的にお金を増やしていけるのがメリットです。

■iDeCo

まず、iDeCoですが、iDeCoは、私的年金の一種で、ザックリいうと公的年金の上乗せ制度です。2017年から現役世代のほぼ全員が加入できるようになっています。iDeCoは、老後の自分年金作りの手段として注目を浴びていますが、こんなにも注目されるワケは、ズバリ他の制度よりもずば抜けて「税制優遇」があるからです。iDeCoは、「掛金の拠出時」「運用中」「受け取り時」の3つの場面で税制優遇があります。

iDeCoの掛け金は、全額を所得控除できます。掛金全額が所得控除にカウントできることにより、所得税を計算する元となる課税所得が減るので、所得税を減らすことができます。ちなみに、翌年支払う住民税も減らすことができます。

また、iDeCoでは定期預金や投資信託などを積み立てていきますが、積立期間中は運用益は非課税になります。通常、定期預金の利息や投資信託の売却益や分配金には、20.315%の税金がかかりますが、iDeCoを活用すれば、これらの利益に税金がかかりません。利益に対して非課税ということは、それだけ多くのお金を運用に回すことができるので、利息が利息を生む複利効果も期待できるというわけです。

さらに、iDeCoは原則60歳から受け取りますが、受け取り時にも「退職所得控除」や「公的年金等控除」といった退職金や公的年金を受け取る時と同様の税制優遇が適用になり、お得に年金を受け取ることができます。

iDeCoは、税制優遇のメリットを享受しながら自分年金を準備できる優れた制度なのですが、不便な点もあります。それは、iDeCoで積み立てたお金は基本的に60歳まで引き出すことができないところや会社員や公務員は、掛金の拠出額に月1万2,000円から2万3,000円という制限があるところです。

そこで、iDeCoと併用して活用したいのが、2018年1月からスタートした「つみたてNISA」です。