はじめに

老後資金にはiDeCo(個人型確定拠出年金)

公的年金の上乗せとして、私的年金が作れるオトクな制度です。

毎月5000円から始められ、60歳まで掛け続け、その後年金として受け取ることができます。掛金は全額所得控除になり、所得税と住民税が安くなります。たとえば、月1万円ずつ掛けたとしたら1年で12万円です。所得税の税率が20%であれば2万4000円、住民税の税率は10%なので1万2000円、税金が安くなる計算です。

基本的に60歳まで引き出せないので、老後資金を確実に作ることができます。

教育資金にはジュニアNISA

ジュニアNISAは、19歳までの子どもを対象に、子ども名義で親や祖父母が運用する、少額投資非課税制度です。年間80万円までの投資を上限とし、運用で得られた利益に対して非課税になります。

払い出しは3月31日時点で18歳である1月1日以降にならないとできないので、進学のための資金準備に適しています。ジュニアNISAは廃止されることが決まった制度ですが、いまは使いやすい制度になっています。

つみたてNISAは安心のラインナップ

つみたてNISAもまた、運用益に対して非課税になる制度。年間40万円までの投資が上限です。つみたてNISAで購入できる商品は、金融庁が定める基準を満たした投資信託などに限られています。

基準としては、手数料が安いこと、毎月分配金が出るものではないこと、デリバティブなどの複雑な運用手法を用いていないことなどがあり、投資初心者でも比較的安心してスタートできる制度になっています。

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