はじめに

投資は苦しい時に続けられるかで差がつく

投資にまわしているお金を止めるべきかどうか。現在はつみたてNISA1万5,000万円と、iDeCo2万3,000円を毎月積み立てていますね。もちろん、投資は止めることや積立を減額することは可能です。ただし、せっかくの非課税で運用できる枠を使わないのはもったいないので、できれば貯蓄を取り崩してでも運用を続けられたほうが良いと思います。

投資の基本は、厳しい時期に投資を続けられるかどうかが、将来大きな差になって返ってきます。減額や投資を止める癖がついてしまうと、将来的に大きな資産を築くことができません。ここは、上記の手段をフル活用して乗り切りながら、続けたいですね。もし収入の中から拠出することが難しければ、貯蓄している600万円からスライドさせるのを検討してみてもいいでしょう。もちろん、600万円の現金貯蓄を直近で使う予定があれば、計画的に期間を決めて毎月の積立額を減らすなどで対応しましょう。

長期的な視点から転職も視野に

もしこのまま会社の状況が厳しく、減給だけでなく、いつ倒産してもおかしくないのであれば、転職を検討してみるのも必要になってくるかもしれません。新型コロナウィルスは長くはびこっていて、今のところ回復の目処が立っていません。自分の身は自分で守るためにも、転職の検討は選択肢にいれてもいいかもしれません。

転職される際は、複数の転職エージェントに相談し、本当に親身に動いてくれる担当に出会えるまで2、3社は相談しても良いでしょう。

採用者から見た面談のコツ

私自身、FPの傍ら、事業会社で役員や管理職も行ってきているので、採用面接は数え切れないほどしてきました。ここからは採用する側の視点を交えて、面談のコツを数点お伝えできればと思います。

1)事前に準備する
面接の会社の業態を、HPやWEBの記事などからしっかりと理解することが重要です。その上で、自分がどのように会社に貢献できるかのイメージを持ち、会社や業務の課題をどのように解決できるかを伝えることが一番重要です。このイメージをもたずに面談を受けると、かなりぼやけた印象が残り、うまくいきません。仮説でも良いので、どのような仕事内容かを想像し、面接の中で確認しながら自分が貢献できるポイントを伝えるようにしてください。

2)愚痴に聞こえないように話す
転職をする場合、多かれ少なかれ現職への不満があると思います。ただし、面接では不満や愚痴は禁物です。愚痴が多いと「仕事がうまく行かなければ、他責にしてネガティブに振る舞うのではないか」という懸念を相手に与えかねません。今回のケースでは、前述の準備で前向きな転職の理由を伝えるとともに、コロナ禍による事業縮小の為給料が激減し、やむなく転職を考えているということを伝えると良いでしょう。特にコロナ禍での減給という致し方ない状況は、同情も得やすいので伝えて良いと思いますが、ネガティブに伝わらないよう心がけましょう。

3)入社したいという意思を伝える
入社したいという意思と理由が伝わるかどうかが面談で重要なポイントになります。入社したいかわからないが、なんとなく話を聞きに来ましたというスタンスでは、受かるものも受かりません。先の内容と重複する部分もありますが、なぜ入社したいのかをしっかりと伝えられるよう、事前の下調べていきましょう。最後は、本当に入社したいと思えるかどうかを自ら意思として持ち、その意志を論理的に伝えられるかが重要です。

細かい点は他にも色々とありますが、上記は面接前に意識してみると良いでしょう。転職すること自体は悪いことではありません。むしろ、100年時代という長い人生の中で、環境の変化に合わせてしなやかに仕事を変えていくことは、非常に重要なポイントです。

大変な環境と思いますが、支出を減らすとともに、逆境に負けないしなやかな選択ができると良いのではないでしょうか。以上、参考になれば幸いです。応援しております。

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