はじめに
貯蓄の基本は先取り貯蓄!節約するなら固定費優先で
貯蓄の基本は、「先取り貯蓄」です。先取り貯蓄とは、支出したあとに余ったお金を貯蓄に回すのではなく、お給料が入ったら、先に貯蓄分を取り分けてしまうという方法です。先に貯蓄を取り分けて、あとは残ったお金の範囲で生活すれば確実にお金は貯まりますし、支出が膨張したとしても、貯蓄分は先に取り分けてあるので安心です。
とはいえ、毎月お給料日にお金を引き出し、別口座に入れて……と手作業でしていたら続けるのが面倒になりますよね。そこで、活用したいのが、財形貯蓄、積立定期預金などの自動的に積立できる制度。毎月給料日に指定した額を給与や口座から自動的に引いて積立をしてくれるので面倒な作業が不要です。また、財形貯蓄や積立定期預金は簡単に引き出せないので、お金が貯まりやすいでしょう。
また、貯蓄をするお金を捻出する際、家計の中で優先してメスを入れたいのが「固定費」です。固定費とは、収入の増減に関係なく、毎月あるいは毎年、一定額かかってくる費用のこと。家計でいえば、月々の家賃や住宅ローン、水道光熱費、スマホやインターネット代、生命保険料、スポーツジム代、サブスク代などを指します。
固定費は1度見直してしまえば、その後は何もしなくても節約効果が得られ、何よりうれしいのがまとまった金額を減らせる可能性が高いこと。「固定費」の見直しができないかぜひ確認をしてみましょう。
特に家で過ごす時間が増えることによって「水道光熱費」「通信費」などは増えがちになっていると思うので、優先してメスを入れましょう。