はじめに

投資用マンションオーナー向けにかかってくる電話

売却に関しては投資用不動産をお持ちの方には「あるある」なのですが「物件を売却しませんか?」という営業については何度も経験したことがあると思います。投資用物件を保有している投資家をリスト化し、ブツ上げ屋と言われるマンション買い取り業者から電話がかかってくるものがほとんどです。彼らは「安く買って高く売る」ことを考えているため、市場価格を知らないと口車に乗せられて安く手放してしまう可能性もあるので注意しましょう。

彼らの話法としてはローンで購入している人がほとんどなので「家賃」、「ローンの残額」、「月々の収支」、「サブリースが付いているかいないか」などをヒアリングします。家賃は収益還元法で物件価格を割り出すためにヒアリングします。

「ローンの残額」に関しては売却すると利益が出るのであれば売却を考えてくれるから、「月々の収支」はマイナスの人がいたら「少し損が出ますが、毎月赤字よりいいでしょう。あなたはだまされたのです。」などと巧みな話法で売却を迫ります。

「サブリース」に関してはサブリースを外して売買するため、サブリースが付いていると売買の足かせになるので、聞かれます。サブリース先を聞いてくることがあると思いますが、これは契約を楯に強硬にサブリースの解除を拒む会社が複数社あるためです。私も最初はサブリースで契約していましたが、売却を視野に入れ始めてからサブリース先と粘り強い交渉を行ってサブリースを解除しました。売却を考えている方はサブリースを外すことを考えたほうがよいかもしれません。


実は私の売却先を見つけてきてくれたのは、このような「電話をかけてくる業者」でした。いつもはすぐ切るのですが凄く熱心なので話を聞いているとまともな業者で粘り強く価格を交渉し売却に至りました。

かかってくる電話は大半が時間の無駄ですが、一部優良な業者もいるということは自身の経験から付け加えておきます。

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