はじめに

家賃の他にも修繕費などの住宅関連費用の増加に注意

現在の家計は、45万円/月の手取り収入に対して、30万円/月の支出。ただし、貯蓄は10万円/月とのことなので、使途不明や年間の特別費が平均すると5万/月あるものとします。

今後、賃貸から住宅ローンに切り替わると毎月の住宅費は4.5万円から6.64万円に上がります(ご両親からの200万円の住宅購入援助があった場合は、返済期間を短くすることで調整)。また、固定資産税が毎年10万円かかることや、修繕費や火災保険を考えると、年間で24万円ほど住宅関連費用がかかります。修繕費は毎月かかるものではありませんが、毎月1万円ほどを5年、10年と家の修繕用に貯めておき、必要なタイミングで使うと考えておきましょう。

また、築30〜50年も経てば水回り(台所、お風呂)やフローリングなどの大型改修なども考える必要がでてきます。購入する中古物件のコンディションにもよりますが、将来的に発生する費用として想定しておきましょう。

保険料の見直しは要検討

保険料1万4,000円/月ですが、見直しをすれば保険料を下げられる可能性があります。医療保険に入っている場合は、預貯金が450万円以上あるため不要です。高額療養費もあり、医療費にかかる上限は限定されています。医療にかかる費用が将来にわたり心配であれば、保険料分を貯蓄や投資に回し備えると良いでしょう。ただし、毎月5,000円の医療費がかかっているので何か持病をお持ちなのかもしれません。持病がある場合、病気の内容により解約をおすすめしない場合もあります。

死亡保険への加入はおすすめ

お子さんが1人いらっしゃるので、収入の大黒柱であるご主人に万が一のことがあった場合に、遺族の生活を保障する掛け捨ての死亡保険への加入をおすすめします。死亡保険は定期定額型(例えば20年間・2,000万円の保険金など、一定期間、一定額の保険金が保障されるもの)ではなく、給料のように毎月一定額の保険金が支払われる収入保障保険(お子さんが自立する年齢まで、毎月10万円の保険料など)のほうが効率的でしょう。医療保険を解約して、収入保障保険に切り替えできれば、月に8,000円以上収支改善が期待できます。

通信費も見直せる余地があり

現在、スマートフォン2台とインターネット回線で1万6,000円/月に発生していますが、仮にインターネット回線を6,000円/月とするとスマートフォン代が5,000円×2台と考えられます。お住まいの地域の電波状況にもよりますが、より安い格安スマホなどに乗り換えやインターネット回線の見直しで、月に5,000円以上費用を圧縮できるでしょう。

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