はじめに

将来を見据えて、世界中の国や資産への分散投資

私の場合、「過去」だけで投資判断してはいけないとわかってからは、世界中の国や資産に幅広く分散して長期的に投資を行っています。これは中長期的な「将来」を考えたとき、技術革新によって世界経済が成長していくと考えるのが合理的だからです。

もちろん、リーマン・ショックのような金融危機などによって、世界経済が停滞し、資産がむしろ減ってしまうリスクもあります。実際、リーマン・ショックの際には、米国株や日本株の指数は直前のピークから50%程度下落しました。

しかし、同時期に債券や金の価格はむしろ上昇していました。特定の資産(例えば株式だけ、不動産だけ)に資産を集中させず、いろいろな種類の資産に分散投資することで、リーマン・ショックの影響を和らげることができたのです。そして、世界経済は、リーマン・ショックなどの度重なる危機を乗り越え、順調に成長してきています。

世界全体に投資すれば、リーマン・ショックのような金融危機で資産が減ってしまうリスクがある一方、世界経済が危機を乗り越えて成長していくことで、世界経済の成長を上回るリターンを目指すことができます。このように、未来に目を向け、過去の実績だけではなく、将来の「リスク」と「リターン」の両方を理解して投資をすることがとても大切です。

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