はじめに
どんな投資先が考えられる?
米国株
コロナ禍で世界経済が足踏みする中、米国の株式は好調をキープ。また、米国には、グーグル、メタ、アマゾン、アップル、マイクロソフトなど、世界経済を牽引する巨大テクノロジー企業が集中しており、世界経済を牽引しています。
また、グーグル、メタ、アマゾン、アップル、マイクロソフトなどは、世界の時価総額ランキングで上位を占める企業。時価総額が大きい企業は、増資や巨額な資本で人材獲得や企業買収、設備投資などを大規模に行えるため、さらなる高い成長を期待することができます。つまり、米国株は、長期的に投資がしやすい企業が多いということ。ですから、米国株は、初心者でもトライしやすいといえるでしょう。
また、最近話題のFIRE(経済的な自立と早期リタイア)を目指す人は、不労所得を得るために高配当株(配当金の高い銘柄)・連続増配株(配当金を毎年増やしている銘柄)を買っています。ここでも注目は米国株です。というのも、米国株のなかには、日本株よりも高配当の銘柄、連続増配を行う銘柄があるからです。なかには、60年以上増配している企業もあるほどです。こうした、配当金を毎年増やす銘柄を持っておけば、お金も堅実に増やせる可能性が高まります。
米国株ETF
自分で高配当株を選んで投資するのはハードルが高いという場合には、高配当株に投資しているETFを利用する手も。
ETF(上場投資信託)とは、証券取引所に上場している投資信託のこと。上場しているので、株式と同じようにリアルタイムで取引できるところが特徴です。一般的にETFは、少額から投資することができ、一般の投資信託と比べて取引手数料やその他のコストが安く設定されています。
配当金がたくさん受け取れる配当利回りの高い銘柄は、米国株に多い傾向にあります。例えば、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)やiシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV)、S &P500高配当株式ETF(SPYD)など、米国の高配当株に投資しているETFに投資してみるのも良いでしょう。ETFは、1本買うことで数十・数百の銘柄に投資するのと同じような効果を得ることができます。加えて、年4回の配当金が受け取れます。定期的に分配金を受け取ることができれば、相場が悪くなったときでもモチベーションが保てるでしょう。