はじめに

ねんきんネットで年金額を試算してみよう

公的年金を調べたことはありますか? 年金を調べる方法には、毎年誕生日月に届く「ねんきん定期便」と、WEBでいつでも年金記録にアクセスできる「ねんきんネット」があります。

郵送で届くねんきん定期便は、50歳未満と50歳以上で書かれている内容が異なります。50歳以上の人の場合、いまの働き方・年収が60歳まで続いた場合の将来の年金見込み額が書かれているのに対して、50歳未満の人には将来の見込み額がズバリ書かれているわけではありません。そこで、現在49歳のご相談者さんにはねんきんネットで将来の年金受取額を試算することをお勧めします。

ねんきんネットを使うと、自分の年金加入記録にアクセスできるほか、将来の働き方や収入などを入力して年金受取額を試算することができます。現在の収入のまま60歳まで働き続けた場合、65歳まで働き続けた場合、途中で収入が減った場合など、複数の状況を設定して将来の年金額を比較してみましょう。具体的に数字で年金額を見ることで、より現実的に生活設計ができるようになります。

「マイナポータル」からも年金記録を見ることができる

「ねんきんネット」にアクセスする際には、お手元にねんきん定期便や年金手帳を用意しておきましょう。ねんきん定期便に書かれたアクセスキーや、年金手帳に書かれた基礎年金番号が、個人の年金記録にアクセスする際に必要になります。また、マイナンバーカードを活用するためのWEBサイト「マイナポータル」からも年金記録を見ることができます。マイナポータルを利用する場合には、マイナンバーカードと暗証番号を用意します。

なお、ねんきん定期便やねんきんネットで試算できる年金額は額面金額です。そこから税金や社会保険料を支払うことになるので、手取りはもっと少ないと思っておきましょう。

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