はじめに
住宅ローンは借り換えを検討の余地あり
現在、住宅ローンは給与天引きになっており、毎月いくら払っているかは記載がないので不明です。住宅ローンが2,800万円あるので、8年前に仮に1.36%の固定金利で借りていた場合は、残り26〜27年ほど約10万5,000円払う計算になりますね。手取り36万円で給与天引き10万5,000円とすると、本来の手取りは46万5,000円と考えられますので、住宅費の割合は太陽光のローン返済2万8,000円と合わせても28.9%となり高すぎる訳ではありません。ただし住宅ローンを組んだ8年前に比べると、金利は大きく下がっており、住宅ローンを他の金融機関に借り換えをすることで支払い総額を下げられる可能性があります。
借り換えの際は手数料と変動金利をしっかり考慮
仮に住宅ローンを固定金利1.36%から、変動金利0.5%に変更できれば、返済期間が約3年短くなり、支払い利息を367万円少なくできます。借り換えの際には手数料がかかり、司法書士に支払う登記費用、印紙税などが発生しますので、利息を少なくした分と手数料などの費用を比べても得であれば借り換えてもいいでしょう。
住宅ローンの手数料は金融機関にもよりますが、ローン総額の2.2%のところが多く、登記費用は20万円前後、印紙代が2万円と考えておけばいいでしょう。相談者様の場合は、2,800万円の2.2%で61万6,000円と、登記費用と印紙代で22万円が発生するので、合計83万6,000円がかかりますが、それでも住宅ローンの金利が367万円少なくなるのであれば283万4,000円安くなる計算になります。
一方で変動金利に変更することは、今後の金利上昇のリスクを自分が背負うことになりますので、万が一金利上昇した時に繰り上げ返済ができるような資金計画も重要になり、より筋肉質な家計になることが重要です。