はじめに

教育費は3期に分けて準備する

教育費の2,780万円は中学から私立へ進学するものとして準備されるわけですね。

計画としては、月々の教育費積立5万円とジュニアNISA240万円および児童手当の約200万円(夫の所得は551.6万円<所得限度額660万円)を貯めていく形ですね。準備期間を大学卒業までの22年間としても、元本だけで1,760万円です。足りません。

そこで準備期間は3期(1期は小学6年まで、2期は中学・高校、3期は大学)に分けて考えてみましょう。

平成30年度学習費調査によると、私立の学費総額は中学で約422万円、高校で約290万円となっています。この結果をもとに、中学・高校で780万円、大学で2,000万円が必要になるものとして計画してみます。

第1期:学費準備は幼保の無償化を味方に3歳児から本格スタート!

第1期は、中学受験の塾代のかからない小学3年までが貯め時です。幼稚教育・保育の無償化によって年少(3歳児)から負担の減る保育園代のうち、給食費など自己負担分を除いた金額を、そのまま毎月の教育費にプラスして積立てることをおすすめします。

【第1期:現在~小学6年(12歳)まで約1,590万円】
※小4~小6は、毎月6万円を私立中学受験の塾代に回します

①毎月の教育費積立 
5万円×12カ月×11年=660万円
②幼児教育・保育の無償化により保育園代としていた分から6万円を積立てる 
4~9歳は、6万円×12カ月×6年=432万円
10~12歳は、6万円×12カ月×3年=216万円は塾
③児童手当 162万円 
3歳未満1万5,000円×36カ月=54万円
3歳~12歳迄1万円×108カ月=108万円
④ジュニアNISA
80万円×3年=240万円(18歳まで運用)
平均利回り2~3%運用ができたとしたら、元本の1.5倍ほどの教育資金を手にすることもできそうです。
⑤現在の預貯金90万円

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