はじめに

マイホームを買わない場合、資産の推移はどうなる?

この家計収支を前提とすると、資産の推移は次のようになります。

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棒グラフは資産を示しており、青の棒グラフが預貯金、緑が投資資産です。また、赤の折れ線グラフが純資産(=資産合計-負債合計)となっています。

お子様が大学入学のタイミングでは資産の減少が見込まれますが、それまでの資産形成を現在のペースで進めることができれば、お子様二人共に私立医学部に進学されたとしても特に問題にはなるようなことはないでしょう。

マイホームを購入するとどうなるか?

次に、1年後に4,000万円のマイホームを購入された場合、家計収支や資産残高がどのように変化するか確認してみましょう。マイホームについては次のような前提で計算してみます。

◆土地建物合計で4,000万円に加え、諸費用400万円を負担
◆400万円は自己資金、4,000万円は住宅ローンを利用し、借入期間35年、金利1.60%とする
◆マイホームの固定資産税は年間12万円
◆マイホームの評価額は年率1%で減価していく

まず家計収支ですが、1年後に手元資金として400万円を支払いますので、一時的に赤字になります。また、現在の賃貸では家賃が8万円ですが、マイホーム購入後は住宅ローンの返済と固定資産税により、住居費は月額13.5万円となるため、その分黒字額が縮小します。

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ただし、お子様の大学入学まで黒字が継続していくことは賃貸の場合と同様です。

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