はじめに

不動産投資で最も重要な初めに身につけるスキルとは?

まずは広く勉強するのが基本ですが、なかでも最も重要なスキルを一つ挙げるとすると「不動産の目利きの力」です。不動産投資家は全員持っていますし、これがない方は失敗に繋がっています。

目利きとは、不動産の価値を見極める力で、平たくいうと「他の人がこの不動産をいくらで買うか」を見極めるということです。

これから不動産賃貸業で利益を上げてお金を稼ぎたいのに、不動産の価値や価格がわからないと話になりません。

例えばマグロの目利きができない初心者が、築地のマグロの競り市に行ってプロの業者に混ざってマグロを競り落とし、そこから利益を上げようとしていたら無謀だと思いませんか?

プロは尾っぽの断面などを見てマグロの品質を見極め、安いか高いか利益が出るか判断して買っていますが、不動産投資も同じです。その不動産の価値を見極めて、いくらで買えば儲かるのかを瞬時に判断して、確実に儲かるものを買っています。

ある戸建が1,000万円で売られていたとします。不動産投資家は下記などを見極め、いくら儲かるのかを計算しています。

  • この戸建の本来の価値はいくらか?
  • 直すのにいくらかかるのか?
  • 家賃がどれだけ入ってくるか?
  • 入居者は見つかるのか?
  • 売却したらいくらで売れるのか?

例えば本来の相場が500万円だったら、1,000万円で買うのはもったいないですし、本来の相場が2,000万円なら買った瞬間に含み益が1,000万円になるので全力で買いに行くかもしれません。

不動産の相場とは?

それでは、不動産の相場とは何か—例えば、缶ジュースで言うと、自動販売機なら130円、スーパーなら100円、観光地などでは2〜300円になったりと、中身が同じでも価格が変わります。不動産も同じことです。立地がよければ高くても買いたいですし、周りの不動産の価格を見ながら相対的に比較して値段が決まります。

分かりにくいのは、不動産は一点もので同じものがないところです。だからこそ安く買えるチャンスもある、これが不動産投資の面白いところです!

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