はじめに

(2)債権

国や自治体、企業がまとまった資金を調達するために発行するのが債権です。国が発行すると国債、自治体だと地方債、企業が発行すると企業債などと名前が変わりますが、いずれも債権です。

債権は、事前に利率や満期日などが決められており、定期的に金利を受け取れて満期日には償還金を受け取ることができるという商品です。安全性が高く、少額でも始められることで人気が高いです。個人向け国債も人気となっていますので、投資されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

ただ安全な分、金利が低いことや、換金できるまで最短で1年かかるため流動性が低いのがデメリットです。また金利上昇局面では債券価格は下落しますので、その点もご注意ください。

(3)投資信託、ETF

投資信託は資産運用のプロが運用してくれるという商品です。利益が出れば投資金額に応じて利益が分配されます。

1商品で分散投資ができることや、少額の資金から始められ、NISAにも使いやすいことも魅力です。しかしプロでも必ず利益が出せるわけではないですし、損を出すこともあります。また投資信託では、売買手数料だけでなく、信託報酬や運用管理費用などの運用コストがかかることが多いので、注意してください。

ETFと呼ばれているものは、証券取引所に上場している投資信託でExchange Traded Fund の略です。日経平均株価やTOPIXだけでなく、米国の株価指数であるNYダウなど、指数に連動するものや、テーマ性のある銘柄に分散投資ができたりします。投資信託の一種ですが、取引所に上場しているので株式と同様にリアルタイムで手軽に売買できます。一般的な投資信託と比べて保有コストが安く、投資信託と株式の中間のようなイメージだと理解しやすいのではないでしょうか。

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