はじめに
10月10日週「相場の値動き」おさらい
10月14日(金)の日経平均株価は、前日比853円34銭高の2万7,090円76銭と反発し、約1週間ぶりに2万7,000円を回復しました。10月7日(金)の日経平均株価は2万7,116円11銭でしたので、週間では25円35銭の下落となっています。
インフレ関連の経済指標が注目される中、10月12日(水)発表の9月PPIは前月比0.4%上昇と、市場予想を上ぶれ(インフレ圧力に)、9月開催分のFOMC議事要旨はおおむね市場の想定通りの内容でした。
10月13日(木)発表の9月CPIは総合は前年同月比 8.2%、コア指数は6.6%上昇と、市場予想をともに上回りました。その結果を受けて米長期金利は上昇(一時4%超え)し、株式市場は売り先行でスタートしましたが、長期金利の落ち着くと買い戻しが優勢になりました。需給で買われた印象です。
CPIの強い結果はFRBが大幅利上げ継続の見通しにつながり、次回のFOMCで0.75%利上げの確率はさらに上昇。ほぼ折り込まれています。
英政府が減税政策の見直しを議論しているとの報道は買材料となったようです。その流れを受けて週末の日経平均も買い戻しなどの買いが優勢となりました。
為替市場でドル円は1ドル=147円台後半と1990年8月以来、約32年ぶりの円安水準となっており、円安ドル高進行となりました。