はじめに

■政府からもらえる「節電ポイント」にも注目

経済産業省が10月に発表した新節電プログラムでは、電力会社の実施する節電プログラムに参加登録(2022年中)すると一律で2,000円分のポイント、さらに2023年1月〜3月の電気使用量を前年同月比で3%以上減らせた場合、さらに1ヶ月あたり1,000円分のポイントが付与される仕組みになっています。

節電プログラムは、たとえば
・北海道電力「ほくでん冬の節電プログラム」
・東北電力「冬の節電チャレンジキャンペーン」
・東京電力エナジーパートナー「TEPCO省エネプログラム2022」
・中部電力ミライズ「冬季節電プログラム」
・関西電力「冬の節電プロジェクト2022」
・中国電力「冬の節電プログラム」
・九州電力「九電節電プログラム」
などといったように各電力会社で用意されていますので、ぜひお使いの電力会社で実施しているかどうか、確認してみてください。

節電プログラムに参加登録するだけで2,000円分のポイントがもらえて、節電の結果次第ではさらに3,000円分、合計で5,000円分のポイントがもらえます。そして何より、節約することで電気代が減れば家計も楽になるでしょう。

■自治体によっては節電でポイントゲット

自治体によっては、節電することでポイントがもらえるサービスを展開していることもあります。

たとえば、石川県金沢市「令和4年度節電エコポイント事業」では、2022年12月〜2023年2月の冬季3か月間の電力使用量が前年同期間より削減できた場合、削減率に応じて最大2,000ポイントがもらえます。ポイントは市内の店舗で利用できます。

また、兵庫県神戸市で利用できるスマホアプリ「KOBEエコアクション応援アプリ「イイことぐるぐる」では、自宅や出かけ先でエコアクションを行うとポイントがたまります。エコアクションは節電だけでなく多岐にわたっており、たとえば毎月の電気・ガスの使用量を報告すると50ポイント、環境関連施設の訪問や環境イベントへの参加で50ポイント、日替わりのエコクイズの回答で10ポイント、エコクッキングの投稿で10ポイントなどとなっています。ポイントは、120社以上のポイントに交換可能です。

電気代がますます高くなりそうな冬に備えてできる電気代の対策をさまざまな方面から紹介してきました。電気代を安くできることを知っていても、行動しなければ安くはなりません。取り入れられる対策から一つずつ実施して、電気代高騰を乗り越えていきましょう。

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