病気、就業不能、地震…人生で起こりうるリスクをコントロールする3つの方法
人生のリスクを「転嫁」「保有」「軽減」でコントロールする
人生、山あり谷ありですね。これはどなたにも当てはまることだと思います。人生は波瀾万丈。いったい何が起こるのか予測もできません。嬉しいことばかりあるといいのですが、考えもしなかったトラブルに巻き込まれることや、不幸なことが起こることがあるかもしれません。しかし、悪いことが起こったとしても、リスクコントロールができていれば、被害を最小限にできたり、被害を回避したりすることができます。今回は、日常生活におけるリスクコントロールと保険についてお話しましょう。
健康診断の「要受診」「再検査」を放置していませんか? 調査結果で分かる、保険で備えるよりも重要なこと
定期的に健診を受けている人の方が健康的
会社にお勤めの人は、ほとんどが健康診断を受けていると思います。健康診断を受けた結果で「要受診」とか「再検査」と出たことはありませんか?そして、特に再検査などせずに、そのまま何もしていないということはありませんか?問題は、「要受診」「再検査」と言われた人の約26%、つまり4人に1人が、そのまま放置していることです。今回は、健康診断についてお話しをして見ましょう。
「死ぬまでにお金を使い切る」難題。残す資産をコントロールするためにできることとは
収入と支出のバランスが重要
日本の金融資産は約2000兆円あります。そのほぼ6割を60歳以上の人が保有しています。多くの資産を高齢者が持っているのがわかりますね。でも死んでしまったら、その資産は相続財産になります。MUFG資産形成研究所の「退職前後世代が経験した資産承継に関する実態調査(2020年)」のデータによると、親から相続した平均金額は3273万円です。中央値では1600万円です。つまり、老後には2000万円以上必要だと言われている一方で、2000万円近く残している人が多いのです。もしかすると2000万円貯めたものの、「減るのが恐くて使えなかった」ということもあるのではないでしょうか。「死ぬまでに、自分のお金は全部使い切る」のが理想ですが、これがなかなか難しいのです。今回は、「死ぬまでに自分のお金を使い切る」という難題に挑戦してみようと思います。
60~65歳は年金生活を「幸せ」か「苦しい」ものにするかの分かれ道。老後を安泰に過ごすためにやるべきこと
資産運用よりも大切なこと
60歳の定年を迎えて、その後は再雇用。その再雇用も65歳には終わるのが一般的です。65歳からは年金生活とシミュレーションしているのではないでしょうか。これがもっとも多いパターンでしょう。だからこそ、60歳から65歳までの暮らし方がとても重要になってくるのです。この時期の生活・暮らし方が、その後の年金生活を幸せなものにする、それとも苦しいものにするかの分かれ目になるといってもいいでしょう。では、この再雇用の期間は、どんな生活・暮らし方をすれば、幸せな年金生活が過ごせるのかを考えてみましょう。
海外旅行はクレジットカード付帯の保険だけで足りる? 驚くほど治療費が高額になる事例も
医療制度が異なる海外では注意が必要
新型コロナウイルスも落ち着きを取り戻し、2023年5月からは「5類感染症」に分類されるようになりました。国内旅行も自由になり、観光地は以前の賑わいを取り戻しつつあります。さて、夏が近づいてきました。新型コロナウィルスが5類に移行して、行動制限のない初めての夏休みです。海外旅行を計画している人も多いのではありませんか。そこで、気になるのが「旅行保険」です。クレジットカードに付帯している旅行保険だけでもいいような気がするのですが、やはり旅行保険にも入った方がいいのでしょうか?という質問が来るようになりました。今回は、旅行保険について解説してみましょう。
信頼できる保険営業員が必ず説明することとは? 民間保険の賢い使い方
公的保険の保障を把握することが重要
「生命保険」に加入するときに、保険の営業員に説明を受けてから契約するのが一般的だと思います。実際に7割以上の人が、生命保険の営業職員、または保険代理店の窓口や営業職員から加入しています。その場合、少しでも信頼できる営業職員の人から、保険に入りたいと思いますね。信頼できる保険営業員を見分ける方法としては、「キチンと公的保険について説明をしているか 」です。
競争のストレスから解放される定年後。幸せに生きるためにやらないほうがいいこと
生き方も資産運用もムリをしないこと
会社員の方は、50代の半ばくらいまでには、定年あたりの自分の立場、職位をだいたいわかってしまうそうですね。部長・課長で終わるならば、役職定年が待っています。取締役まで行くことができれば、定年がなくなり、もう少し会社に残れるでしょう。とはいっても、取締役になれるのは、ほんの一握りです。多くのケースは、60歳で定年を迎えることになると思います。つまり50代半ばで、会社での職位をかけた競争は、ほぼ決着が付いたことになります。ですので、晴れて定年を迎えることは、見方を変えると長い競争からやっと解放されることを意味します。過去を振り返れば、受験競争からはじまり、ずいぶんと長い競争を続けてきました。もう競争をしなくてもいいと考えれば、じつに幸せな生き方ができると思いませんか?その幸せな生き方が、定年後に待っているのです。今回は、競争から一歩引いたときの幸せな定年後の生き方について考えてみましょう。
約2,000万人が糖尿病&予備軍…。年間治療費は? 発病したら保険加入できる?
受診の中断が年間8%も
「尿の泡立ちがよくて、甘い匂いがする!」あなたにも、経験がありませんか?その他にも、「喉が渇きやすく、いつも何かを飲んでいる」「運動不足」「トイレによく行く」ということが当てはまる人は、糖尿病に注意が必要かも知れません。じつは、糖尿病というのは、日本人にとっては身近な病気なのです。「国民健康・栄養調査」(2016年)によると、糖尿病、糖尿病予備軍をあわせると約2000万人と言われています。日本人の6人に1人は糖尿病または糖尿病予備軍ということになります。糖尿病が強く疑われる人は、男性の5人に1人、女性は10人に1人です(「国民健康・栄養調査」2019年)。男性はとくに気をつけたい病気です。糖尿病の自覚症状は少なく、健康診断などで発見されることが多いです。糖尿病は、それ自体が直接命に関わることはないのですが、放っておくと恐い病気です。
定年後を幸せに過ごすために捨てるべき4つのもの
自分のために生きていく
定年後は、仕事も少なくなって自由な時間も増えるし、65歳になれば年金も入ってくるので、ノンビリして幸せな時間を過ごせるのでは?なんて思い描いていませんか。しかし実際の定年後の生活は、「時間を持てあまし、孤独を味わい、ちっとも幸福感がない」ということもあるのです。いままで頑張ってきたのだから、定年後は幸せに暮らしたいと思うのは当然です。でも必ずしもそうならない理由は、定年後に「捨てられなかったもの」が残っているからです。幸せに過ごすために「捨てる」べきもの4つを解説していきましょう。
がんになったらすべてを保障してくれるわけではない?知っておきたいがん保険の保障範囲
合併症は保障されない保険も
がん保険の契約件数は、2527万件(生命保険協会調べ2020年度)で、かなり多くの方が契約をしています。そもそも「がん保険」とは、どんな保険でしょうか?「がん保険」とは、「医療保険」の一種ですが、がんという病気しか保障しない保険です。逆にいうと「がん」になったときには保障してくれますが、がん以外の保障はありません。では、「がん」になったら、すべてを保障してくれるのでしょうか?じつは、そうでもありません。どんな「がん」に対して保障してくれるのか? または、どんな場合には「保障」してくれないのか? 再度確認してみましょう。
じつは大きな損をする可能性も…。「退職金のいちばん得な受け取り方」を選ぶのが必ずしも正解とは言えない理由
お得ではなく、使い道にあった受け取り方
「退職金をいちばんお得に受け取るには、どのようにすればいいですか?」という質問をされる人が多いです。どうも、その質問の内容は、「1円でも損をしたくないので、もっとも有利な方法を教えてください」ということなのです。その気持ちはとてもよくわかります。私も1円でも損をしたくありません。でもいつも、この質問を受けるときに、違和感を覚えるのです。というのも、退職金を受け取った後の使い方で失敗して、大きな損をしていることが多いからです。どんなに受け取るときに得をしても、使い方で損をしているようでは、元も子もありません。逆に大きなマイナスになっていることに気付いていないこともあるのです。じつは、もっとも得な退職金の受け取り方は、「退職金の使い道に合った受け取り方をする」のが正解なのです。今回は、退職金の使い方から考えた、受け取り方について解説をしましょう。
定年後には難しくなる事務職への転職。幸福な生活を送るために必要なこと
専門的なスキルが身につきにくい雇用制度の問題も
会社からは「再雇用」の提案があったけれど、給与はほぼ半減、役職もなし、部下もなし。モチベーションが下がって、転職も考えてみたが「求人がない」。「もうオレは必要のない人間なのかな?」なんて、定年が間近に迫ってきてそんな愚痴を言ってしまいたくなる…。しかし、そんな考えでは、定年後の生活は面白くありません。定年といっても、まだ5〜10年は働き続けることになるのですから。それどころか、そんな愚痴をずっと言い続けていると「老害」なんて言われてしまいます。今回は、定年後の幸福な働き方について考えてみましょう。
学生は国民年金を払わなくてもいい?「未納」と「猶予」の決定的な違い
知っておくべき「学生納付特例制度」
4月から大学生としてスタートする人も多いと思います。学生は国民年金を払わなくてもいいのでしょうか?2023年1月の人口推計データ(総務省統計局)によると117万人が20歳を迎えました。20歳になると国民年金の保険料を納付することが義務づけられています。直接、国民年金の保険料を納付しているのは、第1号被保険者にあたるフリーランスや自営業者、学生などです。会社員などは、給与から厚生年金が引かれているので、自動的に国民年金の保険料も支払っていることになります。また、会社員などの配偶者も第3号被保険者ならば、国民年金の保険料を支払うことになります。第1号被保険者だが、保険料の納付が困難な場合には、免除制度や減免制度があります。そして学生にも免除制度があります。それが「学生納付特例制度」です。対象者は、学生本人の前年の所得が一定以下の人で、大学、大学院、専門学校、高校などの学生が対象です。今回は、 「学生納付特例制度」 について解説をしてみましょう。
生命保険はどこで契約をするのが得? 気になる疑問と保険料を少しでも安くする方法をFPが解説
長期で差がつく支払い方法
「生命保険はどこで契約をするのがお得ですか?」と聞かれることがあります。じつは、生命保険の場合、同じ商品で同じ契約ならば、保険の営業員からでもネットからでも、どこで契約をしても保険料は同じなのです。保険料の割引をしてはいけないと、法律で決まっているからです。とはいっても、保険料がお得になる契約の仕方はあります。物価上昇が続いている2023年も物価上昇が続く見通しで、家計にとっては厳しい時代になってきています。少しでも保険料を安くする方法を解説していきましょう。
人生の中でも「もっとも幸せな働き方」ができるのは定年後。それを実現するために捨てるべきものとは?
ひとのために働くことが幸福感を高める
「定年」には、どういうイメージを持っていますか?「定年後の働き方」についていろいろと考えたいと思っているけど、本音は「何をどう考えればいいのか、今ひとつよくわかっていない」という人が多いかも知れません。「再雇用が決まっているので、定年になっても、あまり変わらないのでは?」と、なんとなく流されながら定年を迎える人のなんと多いことか!(これは何人もの、定年前の人にインタビューした感想です)。ところが実際には、定年前と後では、大きく違うのです。収入や仕事における役職などによる違いだけではありません。働くことの意義や意識、価値観、生き方まで変わっていくのです。リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査」によると、仕事の満足度は定年後の方が満足している人が多いのです。人生の中でも「もっとも幸せな働き方」ができるのは定年後なのです。では、どうして定年後に「もっとも幸せな働き方」ができるのか、についてお話しをしてみます。
家計改善は、保険の見直しが効果的。保険料0円から2000円までのコスパ保険5選
ピンポイントで入りたい保険
2022年は食料品、日常品などをはじめ、いろんな物が値上げラッシュ、これが2023年も続くと予想されています。しかし、肝心の給与があまり変わらないのでは、生活はどんどん厳しくなります。家計の防衛のためにもどこかで節約をしていかないとならないでしょう。節約するには、たとえば保険の見直しが有効です。今回は、ゼロ円から2000円までの家計にやさしい保険料の保険を紹介してみます。とはいえ保険料が安いだけで、保障がイマイチでは元も子もありません。もしもの時には役に立つ、そして、コスパに優れている保険を紹介してみたいと思います。
年金生活への移行時期60代の生き方が、老後生活を決めるワケ
働く意義が変わる
「60代の生き方が、その後の老後生活を決定づける」なんていわれても、ピンッとこないかもしれません。「なぜ?」と思ってしまいますね。しかし、60代というのは、現役生活から年金生活への大切な移行時期にあたります。人生が大きく変わっていくターニングポイントといっていいでしょう。この時期をどのように過ごすか、そしてどうやって過ごしたかが、その後の生活を決めるといってもいい大事な時期なのです。(60歳以降も働いている人は、現役といえますが、ここでいう現役生活というのは、一般的に収入が多くある時期として便宜的に使っています。また年金生活というのも、収入の多くが年金になっている時期を便宜的に使っています)
キャッシュバックや旅行の割引も。知らないと損な生命保険のタダで利用できる「付帯サービス」
介護や税務の相談も
日本人の約8割の人は、なんらかの生命保険に加入しています(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」)。じつは、その加入している生命保険には、さまざまな付帯サービスが付いているのです。付帯サービスとは、生命保険会社が提供している無料で使うことができるサービスです(有料のものもあります)。しかも何度使っても大丈夫なのです。付帯サービスの中には、かなり便利で役に立つものもあり、ショッピングや旅行などの割引に使えるサービスや、なんとキャッシュバックでお金が戻ってくるものまであります。こんな便利なサービスがタダで使えるのに、利用しないのは損。でも、「どんなサービスがあるのか、よくわからない!」という人が多いと思います。今回は便利で役に立つ生命保険の付帯サービスを紹介します。