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海外ETFが閉鎖、運用危機も−−投資信託とETFのリスクの違いとは?
国内と海外のリスク事例も紹介
天才女性ファンドマネージャーとして知られるキャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメント・マネジメントのETF(上場投資信託)は、独自のリサーチ力を駆使して「破壊的イノベーション企業」を選定し、市場を上回る成績を目指しているのが特徴です。主力の海外ETF「アーク・イノベーションETF」(ARKK)は、電気自動車メーカー・テスラ(TSLA)へいち早く投資したことでも知られています。コロナ禍からの株価回復局面で急上昇し話題となりましたが、その後のウクライナ侵攻や米利上げ加速懸念により、組入銘柄の株価が大幅に下落したことで運用危機にみまわれました。上場している投資信託であるETFが運用危機や閉鎖に見舞われると、投資家にはどのような影響があるのでしょうか? 今回は投資信託とETFについて、おもに上場廃止などのリスクにおける違いを解説します。
円高リスクでも外貨運用が必要な理由、現実味を増す円資産だけを保有するリスク
背景にある日米経済の構造変化
まだ外貨運用を行っていない、これから始めようと思ったら「歴史的円安」となっていたといった方々はどうしたらよいのでしょうか?前回は、割高局面での短期戦略について説明してきました。(1)投資額の抑制(2)ストップロスを付ける(3)小まめな利益確定といった3つの方法を解説しましたが、2・3などは「面倒そうで自分には無理!」と感じた方も少なくなかったかもしれません。割安局面での長期保有に比べると煩雑に感じそうですね。たしかに割高局面での外貨買いは、長期保有に比べると煩雑です。ただそれまでしても、米ドルなど外貨への投資を始める時代になっている可能性はあるのかもしれません。それは、円相場を取り巻く環境で構造変化が続く中で、かつてより円高になりにくく、円安になりやすい可能性が出てきたからです。
株式投資初心者も利益を狙いやすいインカムゲイン−−日本の高利回り銘柄は?
優待で100%超えの銘柄も
「インカムゲイン」という言葉をご存知ですか?株式投資をする際に得られる利益には、配当や株主優待という保有することで得られるインカムゲインと、安い時に株を買って思惑通り値上がりしたら売ることで差益を得るようなキャピタルゲインがあります。相対的にインカムゲインでは、長期投資が想定されるので株価の短期的な上下動にあまり収益が左右されないということもあり、初心者の方でも安定的に利益を狙うことが可能といえます。実は日本の大企業の株を持っていると、インカムゲインで5%以上の利回りが得られる、そんな銘柄が今たくさんあるのです。
世界最大級の運用会社やヘッジファンドの帝王は、いまどこに投資しているのか?
投資の正解(3)
投資のリスクを減らす方法のひとつとして「分散投資」があり、資産や銘柄だけではなく、地域も分散させることができます。登録者数10万人超えのYouTube・聞いてわかる投資本要約チャンネルを運営するタザキ( @tazaki_youtube )氏の著書『お金の名著200冊を読破してわかった!投資の正解』(クロスメディア・パブリッシング)より、一部を抜粋・編集して国際分散投資について解説します。
投資の神様・バフェットの会社が無配当の理由、高配当と優待の落とし穴とは?
投資の正解(2)
投資にはさまざまなスタイルがあり、その目的やフェーズによってスタイルを使い分けることが、投資戦略において重要な要素のひとつになります。登録者数10万人超えのYouTube・聞いてわかる投資本要約チャンネルを運営するタザキ( @tazaki_youtube )氏の著書『お金の名著200冊を読破してわかった!投資の正解』(クロスメディア・パブリッシング)より、一部を抜粋・編集して投資によるリターンの種類について解説します。
取引高4000億円超え。稼げるNFTゲーム「Axie Infinity」の大流行と衰退していった背景とは?
ゲームの持続性に大きな課題
暗号資産やNFTを使ったゲームが数多く作られるなか「Play2Earn」という新しい概念を取り込んだゲームが大きな注目を集めています。Play2Earnゲームとは、文字通り、遊びながらお金を稼ぐことができるゲームを指します。従来のゲームでも通貨やアイテムが存在しますが、これらは基本的に同じゲーム内でしか利用できず、ユーザー間で自由に取引することができません。ゲーム会社が管理するセーブデータが消えてしまえば、それまでに費やしてきた時間もお金も水の泡となってしまいます。ところがPlay2Earnゲームでは通貨やアイテムが暗号資産(NFTを含む)として管理されるため、特定のゲームに用途が制限されず、市場で価値あるものとして売買することができます。ブロックチェーン上で対応するゲームがある限り、通貨やアイテムを現実の資産としても扱うことができます。このようにPlay2Earnゲームの基本的な特徴を話しても何が新しいのかイメージがしづらいかもしれません。そこで今回は、NFTブームとなった2021年にPlay2Earnゲームの先駆けとして大人気となった「アクシィ・インフィニティ(Axie Infin
日本人の実例にみるFIREを達成するためのポイント3つ、4%ルールは本当なのか?
投資の正解(1)
経済的自立を確立し、早期退職を目指す「FIRE」が注目を集めています。実現するには、どのような方法があるのでしょうか?登録者数10万人超えのYouTube・聞いてわかる投資本要約チャンネルを運営するタザキ( @tazaki_youtube )氏の著書『お金の名著200冊を読破してわかった!投資の正解』(クロスメディア・パブリッシング)より、一部を抜粋・編集してFIREを達成するための3つのポイントを解説します。
外貨投資は「投資」か、それとも「投機」か
外貨投資の考え方(3)
「外貨投資」といわれますが、外貨での運用は投資なのか、それとも投機なのか。議論の分かれるところです。はたしてどちらなのでしょうか。
海外投資家の動向が日経平均株価に与える影響−−東証再編後のデータから紐解く
投資家ごとの売買動向をまとめた指標
9月第2週(9月5〜9日)の日経平均株価は前週末比564円高の2万8,214円75銭で終了、木曜日と金曜日で784円上昇しました。ニューヨーク株式市場がジャクソン会議以降軟調な相場が続いていましたが、ようやく反発し、日本市場においても好感されたようです。最近の相場を見ていると、株価の上昇もまた下落も理由が後付けの印象で、先物市場の影響が大きいように感じています。それは東京証券取引所が公表する部門別売買状況を見ると一目瞭然です。
米ドル高・円安下からの急な円高−−FXでの大損は何が「間違い」だったのか?
重要なのは割高・割安の見極め
2022年3月から急ピッチで展開した米ドル高・円安は、2002年に記録した135円を超えると、1998年以来24年ぶりの歴史的な円安となりました。しかし、7月末からの1週間で、米ドル/円は一時130円割れ近くまで急落しました。歴史的円安局面が初めて大きく動揺したのがこの一週間だったのではないでしょうか。歴史的円安局面で、米ドルなど外貨への投資を始めたという方も少なくないと見られますが、そういった方々からすると、かなり不安を感じた可能性はあるでしょう。実際に、ネット上では「1,000万円以上の利益があっという間に無くなっちゃって唖然」のような、損失を出している方のコメントが目立ちました。こんな時こそ「間違いだらけのFXトレード」、この「FXトレード」を「外貨運用」に換えて、「間違いだらけの外貨運用」でもいいと思いますが、いずれにしてもこの連載の出番でしょう。今回は、なぜ円安から円高への急転換が起こったのか、このような局面ではどういった投資戦略が必要なのかについて、述べてみたいと思います。
ドル円が24年ぶり円安水準144円台に−−投資家なら知っておきたいインフレ関連の経済指標
FOMCが利上げを判断する2つの材料
私たちの生活でも物価上昇=インフレにより家計の負担が増えたり、為替が円安にうごいていることが連日ニュースで報道されたりしていますよね。9月6日(火)に1998年以来となる24年ぶりの円安水準で141円台をつけたかと思うと、翌7日(水)にはさらに144円台まで円安が進行。TradingViewよりこの急速な円安の大きな要因となっているのが、日米の金利差です。今年FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げが始まりましたが、日本では金融緩和が継続しており、低金利が続いています。一般的に金利が高い国の通貨は、金利の低い国より上昇しやすいといえます。日本円でお金を預けていても利益が少ないので金利の高いアメリカで資金運用する、という需要が高まるので、日本円を売ってドルを買う動きが強まる−−つまり、ドル高円安になるわけです。今後のドル円の動きを考える上でも、日米の政策を知っておくことは重要です。日銀黒田総裁は金融緩和継続のスタンスですので、それが変更となるのかが焦点ですが、今回は特に注目される米国の利上げがどうなっていくのか、そのために見ておくべき経済指標についてお伝えします。
変化する企業と消費者のコミュニケーション−−マーケターが取り組むべきこととは?
世界のマーケター(3)
企業と消費者との関わり方が変化してくるなかで、新しいコミュニケーション手法がさまざま誕生しています。。そこで、ブランドリサーチャー・廣田周作 氏の著書『世界のマーケターは、いま何を考えているのか?』(クロスメディア・パブリッシング)より、一部を抜粋・編集して企業と消費者の新しいコミュニケーション手法を解説します。
友人関係を「メンテナンス」するアプリまで登場?Z世代のインサイトを読み解く
世界のマーケター(2)
世界の消費者の人口に占める割合が非常に大きい「Z世代」のイ ンサイトを知ることは、これからのマーケティングを考える上で重要な要素のひとつになります。そこで、ブランドリサーチャー・廣田周作 氏の著書『世界のマーケターは、いま何を考えているのか?』(クロスメディア・パブリッシング)より、一部を抜粋・編集してZ世代のインサイトについて解説します。
従来のマーケティングにはなかった「対話して引き出す」姿勢とは?
世界のマーケター(1)
モノやサービスが溢れ、テクノロジーの進化が進み、社会が急速に変化するなかで、消費者のニーズを語る際に「Z世代」「コミュニティ」「カルチャー」「メタバース」「D2C」など、さまざまなキーワードがあげられるようになり、マーケティングが担う役割も変化しています。そこで、ブランドリサーチャー・廣田周作 氏の著書『世界のマーケターは、いま何を考えているのか?』(クロスメディア・パブリッシング)より、一部を抜粋・編集してマーケティングのトレンドを解説します。
「特殊な市場」と化した日本市場に残された、外国人投資家の関心
「成長が見込めない日本」が買われるには?
今年3月には一時24000円台まで下落した日経平均も今(22年8月25日時点)は28000円台と、数字上は回復しつつあります。一方、日本市場に大きな影響力を持つ海外の機関投資家の間ではここ数年で日本株担当チームの解散や国内拠点の閉鎖が進み、今や「ディープ・バリュー投資家かアクティビスト・ファンドしか投資しない、特殊な株式市場」とみなされるなど、長期的にみれば決して先行きが明るいとはいえません。いうなれば「日本市場は逆風下にある」とも言えますが、そうした状況で外国人投資家の関心をひく要素として何があるのか。『日本株を動かす 外国人投資家の思考法と投資戦略』(菊地正俊著、以下同書)のなかから2点、ピックアップしてみてみましょう。※本記事は同書の内容を抜粋し、編集したものです※本記事掲載にあたり、同書が執筆された22年7月から状況が変わった点について「編注」として補足をしています
欧州エネルギー危機に投資家の目が離せない理由。「悪いユーロ安」が米グローバル企業に与える影響とは?
「ドル1強」が鮮明に
ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演を受けてマーケットは波乱の展開となっていますが、それに先駆けてすでに欧州の株式市場は大きく崩れていました。背景は欧州のエネルギー危機に対する懸念です。ロシアがウクライナに侵攻して以来、地理的に影響の大きい欧州の様々な問題がクローズアップされてきましたが、もっとも危惧されているのがエネルギー問題です。
株安局面で人気の高配当銘柄、投資する前に覚えておきたい注意点
高配当ETFが年初来高値を更新
8月26日(金)に開催された「ジャクソンホール会議」において、パウエルFRB議長の講演が行われました。パウエル議長は講演の冒頭で、物価の安定がFRBの責務であり、インフレ率を2%に引き下げることが、最も重要な焦点であることを明言されました。インフレ率については、7月の低下は歓迎すべきだが、低下傾向にあると確信するには程遠いとの見解を示し、9月に0.75%の利上げの可能性にも言及され、NYダウは1,008ドル安で終了しました。その後も株安の状況が続いています。
10年間減配なし&高配当で株主優待もある!9月に取得しておきたい株主優待銘柄3選
10年間減配なしの日本版・配当貴族
長く株式投資をしていますが、改めて思うことは「投資方法は千差万別で正解はない」ということです。株式投資に限定したとしても、信用取引をフル活用して一攫千金を狙うタイプの方や、配当金を貰うために高配当銘柄を中心とした投資法や株主優待銘柄にひたすら投資する方もいます。さて、私はというと、高配当かつ株主優待がある企業への投資をメインとした欲張りなハイブリット投資をしています。今回は10年間減配なしの日本版配当貴族銘柄のうえ株主優待制度まである企業を3社紹介させていただきます。