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日本は花王1社のみ−−25年間連続増配の“配当貴族”とは?米国の配当貴族への投資の仕方
ETFとは違うETNの注意点も
配当貴族という言葉をご相談ですか? 配当貴族とは、長期にわたり毎年配当を増やしている企業を指します。米国ではS&P500の構成銘柄のうち、25年間連続で増配を続けている銘柄を集めて算出した「S&P500配当貴族指数」というのが有名です。連続増配をしているということは、株主還元をしっかりと行う経営方針をとっている、といえます。加えて25年以上続けて配当を増やせていると言う事は、リーマンショックや、チャイナショック、コロナショックなどでも配当を増やし続ける力があったと言うことで、安定した利益を得られるビジネスモデルを持ち、財務もしっかりしているなどの条件を兼ね備えている企業といえます。そのような企業で構成される配当貴族指数は、暴落の際でも戻りが早い傾向にあるので、投資家にとって覚えておく価値があるでしょう。
始めるためのハードルはどっちが高い? ETFと投資信託の2つの違い
投資信託が何かも見直そう
NISAやiDeCoなどで使われることが多い投資信託。それと似たような仕組みでETFがあります。このETF(上場投資信託)はどんなものなのか。投資信託との違いはどこにあるのかを確認します。先に違いを書きますが「ETFは投資信託が上場したもの」です。この表現で理解できるひとは以下を読む必要はありません。
値上げ続きのいまこそ知りたい、インフレに強い資産、弱い資産とは?
円以外の資産を持つこと
ガソリン代や電気代、スーパーの食料品や大手外食チェーンのメニューなど、価格上昇のニュースが絶えません。全世界的に起こっている物価の上昇(インフレ)は、すでに私たちの生活に影響を及ぼしています。緩やかなインフレは経済の成長に必要な要素とはいっても、ここ最近の急激な物価上昇には、将来に対する不安を感じる方も少なくないでしょう。そこで今回は、インフレ時に自分の資産を守るための考え方や具体的な方法を、いくつか紹介していきます。
暗号資産ヘッジファンドが破産申請−−相場の急落だけではない、経営が悪化した原因とは
暗号資産でお金を稼ぐ仕組みを解説
暗号資産ヘッジファンドのスリー・アロウズ・キャピタル(以下、3AC)が2022年7月、米国で破綻申請しました。3ACはビットコインやイーサリアム、ソラナ、ポルカドット、アバランチ、テラなど、昨年に価格を大きく伸ばした数多くの暗号資産プロジェクトに投資しているヘッジファンドです。2022年に入ってからはテラ騒動が起きて以降、相場の急落を受けて経営状況が悪化しました。暗号資産ヘッジファンドは米ドルなどの法定通貨で暗号資産プロジェクトに投資して、そのプロジェクトが発行する暗号資産を代わりに受け取ります。暗号資産が値上がりしているときにはそれを売らずに保有したまま、暗号資産レンディングサービスなど、さまざまな手法で運用します。 なぜ好調であったはずの3ACは破綻にまで追い込まれてしまったのか−−相場が急落した影響はもちろんありますが、それには暗号資産レンディングサービスなどを利用する上でのリスクが大きく関係しています。今回は暗号資産を預け入れてお金を稼ぐ仕組みとその注意点について、3ACの問題を読み解きながらみていきましょう。
止まらない円安、物価高、金利上昇の不安…個人でできる資産運用の対策は
円安だから外貨をもつはNG?
本稿を執筆している2022年7月11日に1ドル137円を突破しました。約24年ぶりの円安ドル高水準です。為替レートは、2021年9月後半から、原油をはじめとする原材料高騰、ウクライナ侵攻、ドル金利上昇による日米金利差拡大など様々な要因により、急激に円安に進んできました。なかでも大きい要因は日本と米国の金利差拡大です。米国が金利を上げる一方で、日本は金利を上げないでいると、ドル金利と円金利の差が大きくなります。すると、投資家は「円で運用よりも高金利がもらえるドルで運用した方が有利なので、ドルが欲しい」と考えます。1ドル137円が適正かどうかはさておき、日米の金利差から考えれば、円安ドル高が今後も続くとみて良さそうです。今回は、円安、物価高、金利上昇の中で、個人でできる資産運用の対策を考えていましょう。
金融庁のレポートを読み解く“問題の投資信託の見極め方”
資産運用業高度化プログレスレポートを読み解く(2)
金融庁が毎年作成・公開している「資産運用業高度化プログレスレポート」の2022年版がリリースされました。前回の「「ESG投信の実態とは」投資信託を選ぶために金融庁のレポートを読み解く」に引き続き、個人が投資信託を購入するうえでの留意点について書かれた部分を取り上げたいと思います。
主要材料は日本が世界シェア30%!太陽光発電に注目が集まる背景とは
2035年の市場規模予想は21年の22.6倍
東京都心は6月25日(土)から9日間、連続して猛暑日が続きました。これは1875年の統計開始以降、猛暑日の連続記録を更新し、最長記録になりました。高温のみならず、湿度も高く、体にこたえる暑さでした。7月4日(月)以降は幾分暑さが和らぎましたが、今後も30℃を超える予想が続いており、電力需給逼迫注意報への警戒が高まります。そうした中で、いま太陽光に注目が集まっています。
FXで「失敗」しないための通貨選択の考え方
注意すべき「変動率」の差
日本株への投資の場合、個別銘柄は約4,000にも上るとされます。この中から個人投資家が自分で考えて投資対象を選ぶのは大変そうですね。このため、株式投資のセミナーなどでは、推奨銘柄の話にグッと関心が高まるのが常です。これに対してFXの場合、投資対象は「通貨ペア」と呼ばれますが、マネックス証券のFX PLUSの場合で16種類です(2022年5月末現在)。通貨ペア数が多い取引所でも70種類強なので、これだったら数が少なく、迷えず選べそうと感じるのではないでしょうか。FXは通貨ペアも少ないから、銘柄の選択(通貨選択)もシンプルで簡単そうと思ったあなたが、結果的に「失敗」しないように、FXの通貨選択の基本的な考え方について、今回は説明したいと思います。
いま米国高利回りETFに注目すべき理由と代表的な3銘柄を紹介ーー利回り4%超えも
ETF選びで見るべきポイント
インフレ加速、金融引き締め、ウクライナ危機、景気後退懸念、コロナという先行き不安の中で、どう投資先を選ぶべきか頭を悩ませている方もいらっしゃると思います。そんななか、比較的高い利回りの収入を狙いたい=インカムゲインを得られる投資対象を検討するなら、株式を持っているだけで高い利益が得られる「高配当株」が候補に挙がることでしょう。しかし、個別銘柄を選ぶのはハードルが高い、決算など見るべきものも多い、銘柄によっては投資資金が足りない……と躊躇するのであれば、高配当株に分散投資できる上場投資信託(ETF)から始めてみてはいかがでしょうか?
転職活動で実践すべき、現実的に内定が出る企業の選び方3パターン
転職の最終兵器(3)
内定が出なければ転職することはできません。それでは転職先を検討する際、どんなことに気をつけるべきなのでしょうか?そこで、作家で外資系大手IT企業の現役企画部長の安斎 響市( @AnzaiKyo1 )氏の著書『転職の最終兵器 未来を変える転職のための21のヒント』(かんき出版)より、一部を抜粋・編集して転職のためのヒントを紹介します。
「有事の金」今が買い?金の投資メリットとデメリット、買い方を解説
金をもつならどの形?
2022年2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに、「物価高」「ドル高円安」「米国債の金利上昇」といったように世界の市場が大きく揺れ動いています。そんな中でも特に注目を集めているのが「金価格の上昇」です。2020年1月のNY金先物価格は1,800ドル台を推移していましたが、3月にはNY金先物価格が2,000ドルを突破するまで上昇しました。7月初旬頃ではNY金先物価格は1,800ドル前半とやや落ち着いていますが、混迷とした世界でいざ何が起こるかわからない状況が続いていますので、金価格も今後どうなるのか読みづらい見通しとなっています。「有事の金」と言われますが、金は本当に今が買いなのでしょうか? 金のさまざま購入方法についてもわかりやすく解説しましょう。
転職活動で「面接は数撃ちゃ当たる」は通用しない?新卒と中途採用の違いとは
転職の最終兵器(2)
転職活動をしているとよく耳にする「面接は数撃ちゃ当たる」「やりたいことが大事」というのは本当なのでしょうか?作家で外資系大手IT企業の現役企画部長の安斎 響市( @AnzaiKyo1 )氏の著書『転職の最終兵器 未来を変える転職のための21のヒント』(かんき出版)より、一部を抜粋・編集して転職のためのヒントを紹介します。
利益がそこまでなくても個人事業主が法人化するメリットはある? 節税以外にも恩恵あり
将来を考えても法人化のメリットはあり
個人事業を開業し、事業もある程度軌道に乗ってくると法人化について考える機会もあるでしょう。ただ、そもそも法人化した方が良いのか、どのタイミングですれば良いのかについては悩むひとも多いはず。この記事では、法人化するメリットといつ法人化するのが良いかを解説していきます。
不動産投資、何から始めていいかわからない−−不動産投資家・堀鉄平に聞く、最初にやるべきこと、やってはいけないこと
「売りたくない物件」を建てる真意とは
不動産投資塾「堀塾」の代表で、弁護士の堀鉄平氏に不動産投資について、前編では不動産投資を始めたきっかけや魅力、失敗談などを語っていただきました。後編では、実際にどのように不動産投資を始めればいいのか、資産100億円以上を達成した堀氏のマインドやスタンスについてお聞きします。【前編】はこちら:資産100億円以上はいかにして達成したか。不動産投資家・堀鉄平が語る、株式投資との決定的な違い
外資系大手IT企業の部長が語る、転職すべき人と今の会社に残るべき人
転職の最終兵器(1)
転職には「上手なやり方」があり、具体的な方法論や、基本的な考え方を学ばず転職活動を始めても、上手くいかないケースが多くあります。そこで、作家で外資系大手IT企業の現役企画部長の安斎 響市( @AnzaiKyo1 )氏の著書『転職の最終兵器 未来を変える転職のための21のヒント』(かんき出版)より、一部を抜粋・編集して転職のためのヒントを紹介します。
資産100億円以上はいかにして達成したか。不動産投資家・堀鉄平が語る、株式投資との決定的な違い
はじまりはビギナーズラック
購入した不動産を貸し出して家賃収入を得たり、購入時より高い金額で売却して利益を得ることを目的とした投資手法である不動産投資。以前はワンルームマンションを購入して運用するといった小規模なものが流行しましたが、最近ではマンションやホテルといった大型の不動産を購入して運用している人も増えています。しかし、いざ不動産投資を始めようと思っても、自己資金はどれくらい必要か、どのように不動産を選んだらよいのか、そして運用方法など、とても敷居が高い印象があります。資産100億円以上を達成した、個人向けの不動産投資塾「堀塾」代表の堀鉄平氏に、不動産投資はどのように始めたらよいのか、そして利益の出る不動産投資はどのようなものなのかを聞きました。【後編】はこちら:不動産投資、何から始めていいかわからない−−不動産投資家・堀鉄平に聞く、最初にやるべきこと、やってはいけないこと
年収300万円以下だと円安で家計は年5.8万円の負担増−−製造業にメリットがある、というのは本当なのか?
円安による日本経済への影響を解説
急速に進む「円安」をめぐって、日本経済にとって円安が「良いのか」「悪いのか」の議論が絶えません。さまざまな議論をめぐり、「結局、円安ってどうなの?」と“混乱”している方が多いでしょう。この混乱こそが、金融を難しく感じさせる要因の1つだと思います。そこで、今回は円安の悪い側面、良い側面をそれぞれきっちり解説していきます。
円安でもS&P500への積立投資を続けるべき?
市場の値下がりにはどう対処すべきか
2022年に入って、急速に進んだ円安。これまで、米国株市場の好調を背景に、米国市場の値動きを示す「S&P500」と連動する投資信託に投資してきた方も多いでしょう。株高と円安が同時に進むなら、外貨建て資産にとってはポジティブなので気にする人も少なかったのではと思います。しかし、米国株式市場は全体に下落傾向になり、そんな中、ドル円が1ドル136円になるなど円安が一気に進んでいます。こうなってくると「円高になってから買いたい」などと思う人もいるかもしれません。そこで今回は「円安でもS&P500への積立投資を続けるべき?」というテーマを一緒に考えていきます。