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銀行不要論にNO!“投資のプロ”が「三菱UFJ株」を推す理由
極端に売り込むのは過剰反応だ
昨年末の急落から、緩やかではあるものの持ち直し基調にある日本株市場。しかし、そんな状況下でも、銀行株の多くは値下がりが続いています。銀行業の未来に関して、暗い話が増えているからです。一番の問題は、低金利が長期化する中で預貸金利ザヤ(貸付金利と預金金利の差)の低下が止まらないことです。金融庁が2018年9月に出した「金融レポート」によると、地方銀行の約半数(54行)が低金利に追い詰められ、本業である貸出・手数料ビジネスが赤字に陥っています。今のような低金利が続くと、本業が赤字の銀行の数は年々増えていくことになります。筆者は、持続可能な収益を稼いでいくメドの立たない地方銀行株には投資すべきでない、と考えています。ただし、すべての銀行株が投資に値しないわけでもありません。過去にファンドマネージャーを25年間務めた筆者が今、積極的に投資していって良いと考えているのは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)です。
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日米で株価の戻りが異なるワケ
米中貿易戦争の当事国は株価が堅調だが…
昨年末にかけて、米中貿易戦争への懸念やFRB(連邦準備制度理事会)の利上げ姿勢に対する警戒感から、世界的に大きく株安が進みました。2019年に入ってからは、その懸念が和らぎ、株価は戻り基調となっていますが、米国市場の戻りと比較して日本市場の戻りは緩やかなものとなっています。この背景には、どのような理由があるのでしょうか。
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追悼ジョン・ボーグル氏、資産運用に革命をもたらしたその偉業
インデックス・ファンドの父
以前の筆者の記事で「ウォーレン・バフェットが薦める投資法 」をご紹介しました。それは今後も長期的な経済成長が期待できる米国の株価指数であるS&P500に連動するインデックス・ファンドを購入することでした。今では誰もが当たり前のように低コストで資産運用に活用できるインデックス・ファンド。ではそれを世に送り出したのはいつ、誰なのかご存じでしょうか?
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株価はどうやって決まる?市場で常に株価が動き続ける理由
当たり前のようでいて奥が深い株価の動き
前回の記事では株式投資の基本について学びました。その中で、株式投資の原則は「安い時に買い、高い時に売る」と説明しました。これだけですと、非常に簡単に思えますが、株式投資で大富豪になった人が街中に溢れていないのを考えれば、いかに難しいかがわかるでしょう。そこで、今回はそもそも株価がどうやって決まるのかを解説します。難しい説明や、数式は使わずに、本質的な部分で理解ができるよう、いくつかのケースに分けて書いていきます。
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重要イベント目白押し、2019年は創薬ベンチャーに注目
製薬会社との提携や開発の進展に期待
創薬ベンチャーが変わりつつあります。先行投資の関係で、長らく赤字続きの企業ばかりが目立ちましたが、近年は黒字企業や高い利益成長を続ける企業さえも現れてきました。背景にあるのは、製薬会社との提携の増加です。世界の創薬トレンドの変化がそれをもたらしました。この傾向は今後も続く見通しです。開発も進んでいます。すでに承認されたものや、承認待ちのものなど、臨床段階の進んだ開発品が目立ちます。はたして、2019年はどんな重要イベントが見込めるのでしょうか。
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クールビズも売値の半額、レナウン「サブスク」第2波の勝算
激戦市場に新たな一手
昨年から今年にかけて多くのアパレルメーカーが新規参入した、ビジネスウェアのサブスクリプション(月額課金)ビジネス。自分で購入するのに比べてスーツなどの導入コストを大幅に引き下げられる点を訴求材料に、各社がしのぎを削っています。しかし一方で、昨年4月に参入したAOKIホールディングスが同年11月には早くも撤退するなど、事業環境は必ずしも順風とはいえなさそうです。そうした状況下、昨年7月にサブスクサービス「着ルダケ」をローンチしたレナウンが、新たな動きを進めています。メンズウェアの老舗が打った新たな一手は、消費者に対してどんな恩恵があるのでしょうか。その勝算とともに、深掘りしてみます。
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早くも春の兆し?相場見通しが改善すると考えられる理由
ネガティブトレンドに乗る時期は終わろう
2019年も1ヶ月が経過しました。年明けから様々な報道で「リスクオフ」のワードが声高に聞こえてきますが、筆者にはそのように思えません。最新情勢や米1月の雇用統計結果から、この先の相場見通しを考察します。
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現地取材で感じた“胸の内”、揺れる中国経済の着地点は?
貿易摩擦、米中の目的は同じ?
米国との通商問題に揺れる中国。現地では、経済改革や成長戦略がどうとらえられているのでしょうか。1月に北京市と深圳市を訪れ、現地の企業経営者や経済専門家などの話を聞く機会がありました。今回は、筆者が感じた最新の中国事情をレポートします。
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2000円カットにリピート続出、“爆速ヘアサロン”の秘密
運営するのは“あのカット専門店”
1月のとある休日、東京・二子玉川の複合施設「二子玉川ライズ」を歩いていると、やけに賑わっている店舗がありました。行列のできる有名ラーメン店かと思って覗いてみると、どうやら飲食店ではなさそう。隣接するインテリアショップと似た雰囲気もありますが、業態はまったく異なるようです。実はこの店舗、「FaSS(ファス)」という名前のヘアサロン。二子玉川に開店したのは2015年4月ですが、今も月平均で約2,400人が訪れるという超人気店です。「Fast Salon for Slow Life」の頭文字を取った店名が表しているように、通常のヘアサロンでは考えられない短時間でヘアカットしてくれるのが特長の1つ。しかし、人気の理由はそれだけではないようです。“爆速ヘアサロン”の秘密を探ってみます。
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中国政府も動き出した「国民総点数化社会」の恐るべき実態
普段の行いで国民を採点
中国政府は2020年までに、国民の社会秩序の向上に向けた「社会信用システム」の構築を目指しています。アリババの「ゴマスコア」など商用の信用偏差値とは別の、国による国民への信用格付けです。全国に制度を普及させるため、政府は2018年1月にモデルとなる12都市を選出。現時点では、モデル都市以外でも多くの都市が実験的にスタートしています。実際の格付け行為は、どのようにして行われているのでしょうか。中国で広がる“国民総点数化社会”の現実を深掘りしてみます。
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買い場なのに元手がない!投資家の悩みを解決する裏ワザ
「証券担保ローン」をご存じですか
株式投資をしていると、相場が下がって買い時なのに投資用の資金がない。あるいは、株価が売り時でなかったり、株主優待を受け続けたかったりするのに、急な資金が必要で売らざるを得ない……。そんな場面に出くわすかもしれません。しかし、もし保有している株式を担保にしてお金が借りられるローンがあればどうでしょうか。いざという時の資金にも、株式を売らずに対応できます。今回は日本証券金融のリテール営業部の担当者に、同社で取り扱っている「コムストックローン(証券担保ローン)」の活用方法を聞きました。2019年4月26日まで、新規のコムストックローンご契約で最大4,000円分のAmazonギフト券をプレゼント!
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FX市場の一大関心事、「ブレグジット泥沼化」の根本事情
ポンド円相場はどっちに向かう?
欧州連合(EU)からの離脱、いわゆる「ブレグジット」をめぐる英国の迷走が続いています。英国の下院議会は現地時間の1月29日、EUとの間で政府が合意した離脱案の修正を求める議員からの提案を、賛成多数で可決しました。さかのぼること2週間前、同月15日に下院で行われた採決では、EUの合意案が大差で否決されており、テリーザ・メイ首相は今回の修正案を支持。EUとの再交渉を実現させる考えを明らかにしました。これに対して、EUのドナルド・トゥスク大統領は「離脱協定に再交渉の余地はない。英国が望んでいないことはわかったが、望んでいることはまだわからない」などとツイート。「EUの立場は明確であり、揺るがない」などとして、再交渉を拒否する姿勢を示しています。ブレグジットが3月29日に迫る中、英国がEUとの「合意なき離脱」を回避できるかどうかは極めて流動的です。今年のFX(外国為替証拠金取引)市場で一大関心事となっているブレグジットが抱える根本的な問題と、その先行きを探ってみます。ブレグジットがここまでこじれる原因修正案の要諦は「バックストップ」条項の削除です。英国とEUの話し合いで最大の懸案だったのが、ア
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戻りが鈍い日本株と109円台の為替レートの謎を読み解く
今後は期末要因に注意
今年に入り、NYダウ平均(米国株)は5%超上昇していますが、一方で日経平均株価(日本株)の上昇は約3%に留まっています。また、為替(ドル/円)も110円台を目前にして、109円台での足踏みが続いています(執筆時点)。日本株の戻りが鈍い理由としては、円高による業績悪化懸念があると考えています。為替を決定する要因にはさまざまなものがありますが、今回は私が重視している4つの考え方をご紹介しながら、為替の現状について解説したいと思います。
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保育所だけじゃ解決しない、仕事と家庭の両立に一番必要なこと
ずっと届いていなかった5つの"声"
日本テレビの情報番組『スッキリ』で"専業主婦の罪悪感"というテーマが特集されました。そこで、しゅふJOB総研のアンケート結果を取り上げていただきました。アンケートで行った質問は、「専業主婦・主夫であることに、後ろめたさや罪悪感のようなものを覚えたことはありますか?」というものです。このアンケートについては、『専業主婦の価値は2億円以上!? それでも「罪悪感」を感じる理由』にて詳しく紹介しています。本来、専業主婦であることに罪悪感を覚える必要などないはずです。しかしアンケートを通して尋ねてみることで、人知れず専業主婦であることに罪悪感を抱いてしまっている人が一定数存在していることがわかりました。そんな"声なき声"は、こちらから耳を傾けなければ決して聞くことはできません。しかし、一度その声を聞くことができれば、社会全体で問題意識を共有することができ、その人たちの心に寄り添ったり、配慮したり、対処法を検討したりすることができます。大切なのは"声なき声"の存在に気づき、耳を傾けることです。
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なぜか人事評価が低い人の「もったいない」共通点
○○が高いと評価が低くなる?
『なぜ、結果を出しているのに評価が低いのか?』の著者、西尾太さんは、人事コンサルントとして300社、1万人以上のビジネスパーソンと面談した「人事の超プロ」です。西尾さんによると、成果を出しているのに適切な評価を得られていない、「もったいない人」がたくさんいるとのこと。そんな人たちの共通点をひとつだけあげるとしたら……。
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実は間違いだらけ?株価予想の正しい活用法とは
予想は攻めではなく守りのツール
昨年の今ごろは「日経平均が2018年末に3万円へ到達する」といった強気の予想が目立ちましたが、実際は大方の予想を裏切る結果となりました。それを受けてか、今年は全体としてやや慎重な予想が目立ちます。今回は、この「株価予想」をどう投資判断に活かしたらよいのか、プロの投資家の手法を基に考えてみます。
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相場が不安…つみたてNISAこのまま続けても大丈夫?
積立投資は「継続」できるかが鍵
2018年はつみたてNISA元年でした。投資の利益にかかる約20%の税金をゼロにできるつみたてNISAは、投資の経験がなくても、投資の王道といわれる「長期・分散・積立投資」を有利にスタートできる制度です。これを機に投資を始めた方も多いことでしょう。2018年12月に発表された金融庁「NISA口座の利用状況調査(平成30年9月末時点)」によると、つみたてNISAの口座数は87万5658口座。本稿執筆時点ではまだわかりませんが、もしかしたら12月末までで100万口座を突破しているかもしれません。しかし、2018年は市場が低調でした。特に年末以降、2019年に入っても相場が荒れています。始めたばかりの初心者の方はオロオロして、こんなことを思っているかもしれません。「つみたてNISA、このまま続けていていいのだろうか?」今回は、こんな疑問にお答えしたいと思います。
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2019年の中国経済を左右する「5G」投資の現状とは
「中央経済工作会議」を読み解く
「中央経済工作会議」をご存知でしょうか。中国共産党と中国政府が年に1度、翌年の経済政策運営の基本方針を決める会議で、毎年12月に2~3日間の日程で開かれます。党指導部や閣僚、地方政府や大手国有企業だけでなく、軍の幹部も参加して経済成長率や物価など経済運営の目標を議論する重要会議の一つで、中国の株式市場に与える影響も大きいです。今回は、2018年12月に行われた「中央経済工作会議」の内容から、中国株式市場の見通しについて考察してみます。
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