はじめに

iDeCoの受け取り方法

iDeCoは、掛金が全額所得控除になり、運用益が非課税で、税制面で有利な制度ですが、受け取り時には、何歳から受け取るのか、どのように受け取るのか自分で選択ができます。iDeCo(個人型確定拠出年金)の受け取り方には、一時金(一括)、年金(分割)、一時金と年金の併用の3つの方法があります。受け取る方法により、所得から差し引ける控除が違い、税金が変わってきます。

一時金で受け取る場合

iDeCoを一時金で受け取る場合には、退職所得控除が適用されます。

退職金をもらう場合には、退職金とiDeCoの積立金の合計額となります。退職所得控除の額は、掛金の積立年数によって計算方法が変わります。iDeCoの受取金の場合には、掛金を掛けている加入者としての期間が退職所得控除の「勤続年数」になります。ただしiDeCoと勤続年数が重複している期間がある場合には、重複期間は控除され、長い方を採用して控除期間を計算することになっています。勤続年数が30年、iDeCoの加入期間が20年の場合には、単純に足し算して50年にはならないので注意しましょう。

控除の枠内ならば全額非課税で受け取ることができますが、控除の金額を超えた場合には控除を超えた所得を2分の1にした上で所得税がかかり、金額に応じた区分に従い課税されます。退職金が多い場合には、非課税のメリットが十分に活かせないことがあります。

退職所得=(退職収入-退職所得控除額)×2分の1

[PR]NISAやiDeCoの次は何すべき?お金の専門家が教える、今実践すべきマネー対策をご紹介