はじめに

暴落がやってきたとき、つみたてNISAはどうする?

日経平均株価は3万円を突破、米国市場も好調。きちんと利益が出せるのは、市場が好調だからに他なりません。しかし、いつまでも上がり続ける市場は残念ながらありません。

現に、本稿執筆時(2021年9月21日)、中国の不動産開発大手「中国恒大(こうだい)集団」の経営不安が問題視されたことを受けて、NYダウも日経平均株価も大きく値下がりしました。この問題がこのあと拡大するのか、一時的なもので終わるのかは現時点ではわかりません。しかし、市場はときどき暴落のリスクにさらされるのは事実です。そうなると、「これまで積み立ててきた資産を売ってしまいたい」と思う方もいるでしょう。

しかし、結論からいうと、こうした下落に慌てて売ることはおすすめしません。

つみたてNISAの場合、非課税期間は20年間あります。まだまだ16年程度も非課税で投資できるのに、途中で売ってしまうと残りの非課税期間を活用できなくなってしまいます。

なにより、上で紹介したグラフを見ていただきたいのですが、2020年3月に一度投資の成果が元本を下回っていますね。これは、新型コロナウイルスによる「コロナショック」による暴落の影響です。確かに、一時的に値下がりはしていますが、その後大きく回復しています。

つみたてNISAのような積立投資では、金融商品を一定額ずつコツコツ購入することで、「ドルコスト平均法」の効果が期待できます。商品が安いときはたくさん買い付け、高いときには少ししか買わなくなるため、平均購入単価を下げることができるのです。
その結果、値上がりした際に利益が出しやすくなるというわけです。

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