「ESG投信の実態とは」投資信託を選ぶために金融庁のレポートを読み解く
資産運用業高度化プログレスレポートを読み解く(1)
金融庁が毎年作成・公開している「資産運用業高度化プログレスレポート」の2022年版がリリースされました。特に個人が投資信託を購入するうえでの留意点について書かれた部分を、今回と次回で取り上げたいと思います。
悪いインフレや円安の状況で、どのような資産をもつといいのか?
インフレに強い資産とは
「悪い円安」、「悪いインフレ」という言葉が、新聞やテレビのニュースを賑わしています。このような状況下では、どの資産を保有すればよいのでしょうか。
今のインフレの正体は?給料が上がらないのに物価が上がる、日本のいびつな状況はなぜ起こるのか
物価情報の中身をみると
世界的に物価が上昇しています。経済の教科書によれば、物価が上昇すると金利が上昇します。その時、私たちの資産運用の環境はどう変わるのでしょうか。今の物価上昇が「良いインフレ」か、それとも「悪いインフレ」なのかを整理してみましょう。
債券は比較的安全なイメージでもルーブル建ての場合…新興国投資の高い利率と怖いリスク
新興国通貨建てで発行されるインパクト・インベストメント債とは
前回、投資信託を中心にして新興国投資のリスクについて説明しました。今回は、「グリーンボンド」など個人向けに発行・売り出しが行われているインパクト・インベストメント債券について取り上げたいと思います。
新興国投資のリスクを考える、高成長を期待された国々の現状
期待の裏側とハイリスク
かつて「BRICs」という言葉が投資の世界で話題になりました。Brazil、Russia、India、Chinaという、2000年代に入って著しく経済成長を遂げようとした4カ国の国名の頭文字を取った名称です。しかし、これらの国々の現状はどうでしょうか。
投資信託会社が撤退、破綻したらどうなるの?実は知らない資産保全のこと
投資信託は安全か
一般的に投資信託は、仮に投資信託会社が破綻したとしても、受託銀行が資産を分別管理しているから安全と言われます。果たして本当でしょうか。何も影響がないのでしょうか。今回は投資信託の資産保全について考えてみます。
投資信託でインデックスファンドが人気な理由、コストが安いはいいファンド?気になる問題点
ローコスト競争がどこまで続くのか
ローコストということで個人に人気の高いインデックスファンド。最近のインデックスファンドの信託報酬率は年0.15%程度と、ETFと比べても遜色のない程度に下がっており、それが一段と個人からの人気を高めています。
ローコストで投資ができるETFやETNって?自由な売買で人気の反面、注意点すべき点も
ETF・ETNを理解しよう
ローコストで手軽にさまざまな資産クラスに投資できるETF・ETNが人気を集めています。ただ、売買高や売買代金に注目すると、意外な面が見えてくるのも事実です。果たしてETF・ETNの本当の姿とは?
「つみたてNISAの対象ファンドは金融庁のお墨付きって言うけれど」対象にインデックス型が多い理由
投資信託の真実を見極めよう
時々、つみたてNISAのメリットについて解説された文章の中に、「つみたてNISAの対象ファンドは金融庁のお墨付きです」と書かれていることがあります。このお墨付きって、どういう意味なのでしょうか。
同じ投資信託でもコストが大きく違うことがあるのはなぜ?確認すべき点
購入時手数料と運用管理費用は確認を
投資信託には2つのコストがあることは、“投資信託の不都合な真実”かかっているのは必要なコスト?不純な投資信託の見分け方の記事でも説明したとおりです。が、全く同じ投資信託なのに購入時手数料が異なったり、同じタイプの投資信託なのに運用管理費用の料率が異なったりするケースがあります。こういった一物二価の状況を、どのように考えればよいのでしょうか。
“投資信託の不都合な真実”かかっているのは必要なコスト?不純な投資信託の見分け方
チェックすべきポイントは?
「投資信託の購入・保有にはコストがかかるので、出来るだけ安いコストのものを選びましょう」と言われます。それはその通りですが、コストからその投資信託が不純かどうかも見えてきます。その見分け方を考えてみましょう。
「投資信託」が下落したときのリスクに耐えられる?選ぶときに確認すべき点とは
騰落率で運用の良し悪しは判断できない(後編)
投資信託を選ぶ際にどうしても気になる過去の運用成績。でも、騰落率が参考にならないのは、前回の記事でも説明したとおりです。でも、過去の運用成績をチェックすることは大事。ちょっと矛盾しているようですが、その真意を説明します。
投資信託はどれを選ぶかが大事、騰落率で運用の良し悪しは判断できない
預貯金の利率と投資信託の運用成績(前編)
投資信託には元本の保証がないし、利回りも確定ではありません。投資先であるマーケットの動向によって運用成績が左右され、かつ元本割れも起こります。それだけにどの投資信託を選ぶかが大事なのですが、運用成績だけで選ぶのは避けた方が無難です。
本当の意味で投資信託の人気度を測るには?資金流出が続いているファンドの末路
投資信託の真実:人気度は純資産総額だけでは測れない
前回、純資産総額が1億円にも満たない、生きているのか死んでいるのか分からないような投資信託がたくさんあるという話をしましたが、純資産総額だけでは、その投資信託が本当に人気化しているのかどうか分からない面があります。本当の意味で投資信託の人気度を測る方法を考えてみました。
長期保有しても無意味な投資信託とは?ゾンビファンドが存続している理由
投資信託の真実
投資信託協会が発表しているデータによると、2021年8月末時点における国内公募投資信託の運用本数は5,917本。ピーク時には6,163本もあったことからすれば徐々に減りつつありますが、本当にそれだけのファンドが真面目に運用されているのでしょうか。
年5%のリターンで月1万積み立て続けても足りない?リアルな資産形成の思考
コツコツと積み立てればいつか花は咲く?
よく「資産形成は無理のない程度に。毎月1万円でもとにかく続けることが大事」と言われます。確かに、初めの一歩はそれでも良いでしょう。ただ、本格的な資産形成をするには、それだけでは足りないのも事実です。
初めて買う投資信託は「バランス型」と思っている人にありがちな間違い
ポートフォリオ全体で考えよう
投資信託を初めて買う人にとって、値段が動くのはちょっとだけ怖いかもしれません。結果、価格変動リスクを抑えたバランス型を選択しがちなのですが、実はその選択は、自分の資産全体を考えると間違いかもしれません。
資産運用にありがちな誤解、長期投資は損をしない?本質を考える
「平均のマジック」に騙されてはいけない
「長期投資をするとリスクが小さくなる」とよく言われます。果たしてそれは本当でしょうか。今回は長期投資の有効性について考えてみました。