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石破首相辞任、政局の変化がマーケットに与える影響
投資家が注視すべき時間軸や政策シナリオ別の注目セクター
政局の変化は一時的に株価を押し上げやすい一方で、中期的には財政や金利リスク、長期的には高齢化や債務といった構造課題が重荷となります。投資家には、短期の期待感に振り回されず、政策テーマを取り込む柔軟さが求められます。石破首相辞任から総裁選へと続く局面に、何を注視すべきか整理します。
初心者でも成功しやすい「自分にあった高配当株の選び方」
プロが選ぶ銘柄も紹介
2024年からのNISAでは一生涯、運用益(売却益・配当金・分配金)にかかる税金がゼロになるため、配当株投資で、配当金生活をする人にとっては欠かせない制度です。NISAの大幅なアップグレードもあり、書店に行けば、「高配当株本」が売れ筋として平積みされています。配当株投資の大きなメリットは、株式相場が軟調であったり、暴落が続いていたりしても、配当金として一定のリターンがあることが心の支えになる点が挙げられます。今回は、初心者でも成功しやすい「自分にあった高配当株の選び方」をご紹介します。
「Zoff」vs「JINS」:上場来高値更新中の2社、株価が割安なのはどっち?
盛り上がる成熟産業
この連載でも2025年5月に一度取り上げましたが、引き続きメガネ業界が堅調です。二大ブランドであるインターメスティック(Zoff)とジンズホールディングス(JINS)の株価は、上場来高値を更新中。この持続的な強さは、いったいどこから来るのでしょうか?ふたたび両社の直近の決算資料から、強さの理由と、まだここからさらに成長余地があるかどうかを探ってみたいと思います。参考記事:JINS vs Zoff:成熟市場でも業績好調の2社、どちらに投資妙味があるのか?
iDeCoの節税効果消滅に気が付かない事態も…2025年は節税シミュレーションに要注意!
令和7年の税制改正に対応していないサイトも
iDeCoは掛金が全額所得控除となるため、節税を目的のひとつとして挙げられることも多いのですが、実際の節税効果はその方の所得によって異なります。そのためシミュレーションサイトなどを利用することも多いかと思いますが、2025年の税制改正に対応していないところもあるため、利用する場合は注意が必要です。
欧州株式の投資信託が新設! なぜ欧州市場が注目されている?
上昇が目立つ欧州市場
2021年から2024年のSTOXX欧州600指数と米国S&P500指数の変化率を比較すると、米国株の上昇が目立ちます。▼STOXX欧州600指数2024年:5.39%2023年:12.74%2022年:-13.06%2021年:22.1%▼S&P500指数2024年:23.31%2023年:24.23%2022年:-19.44%2021年:26.89%近年、米国株式が世界の株式市場を牽引してきたことは事実です。しかし、ここにきて変化の兆しが見られます。2025年1月〜7月末の期間で、欧州株式のSTOXX欧州600指数は8.17%高、米国株式のS&P500指数は7.78%高、日経平均は2.9%高となっており、欧州市場の上昇が目立ちます。
【NISAで一生モノ】株主優待と配当金も!ひと粒で2度おいしい2025年9月の欲張り銘柄3選
配当と株主優待のバランス銘柄
夏の熱気も落ち着き始める9月は、株式マーケットにとって“配当取りシーズン”の本番です。3月決算企業の中間期にあたり、権利付き銘柄の数もグッと増えて投資家にとっては狙い目の月。株主優待に加え、中間配当や業績の進捗を確認する重要なタイミングでもあります。とはいえ決算発表を控え、株価はやや神経質になりやすい時期でもあるので“堅実な企業選び”が肝心。今回は、利回り・優待内容・業績の安定感という3つの視点から、9月に注目すべき銘柄をピックアップしました。配当と優待の“秋の味覚”を先取りするご参考になれば幸いです。
いざという時も資産を守る!災害と向き合う投資家の備えと行動
恐怖と回復を読み解く! 災害で市場が揺れる前に整えたい準備とルール
「防災の日」は、命を守る備えを確認する日として定着しましたが、見落とされがちなのが「資産を守る」という視点。大地震などの災害時、株式市場は大きく揺れ、冷静さを欠いた判断が資産を大きく減らすこともあります。本記事では、過去の災害における市場の動きを振り返り、投資家が平時から備えておくべきポイントや行動指針を整理しました。
投資戦略に大きな影響を与える可能性も─9月にチェック必須の経済イベント
相場の転機になり得るイベントとは
当コラム2月末の記事「巳年相場の傾向をチェック」にて、2025年=巳年は「株式相場の重要な節目になりやすい」とお伝えしました。株式相場は4月に「トランプ関税ショック」で一時急落したものの、米S&P500と日経平均株価ともに史上最高値を更新するなど、ここまで好調に推移しています。今回は、9月の日米重要イベントを中心に、年内のスケジュールをチェックします。相場の転機になり得るイベントを見過ごさないように注意しましょう。
オリオンビールが上場! 想定される配当利回りはどのくらいになる?
時価総額は?
毎日暑い日々が続きます。そうした中で激戦を繰り広げられていた高校野球も沖縄代表の沖縄尚学高校が西東京の日大三高に3対1で勝ち、初優勝を果たしました。今大会は、本当に面白い試合が多かったですね。そのような矢先に、沖縄県の老舗ビールメーカー、オリオンビール(409A)が9月25日に東証プライム市場に上場すると発表しました。沖縄県の製造業で東証に上場するのは初めてです。
アクティブファンドとインデックスファンドは結局どっちがいい? 初心者が知っておきたい選び方
成長分野で攻め、分散で守る
投資を始めようと思ったとき、最初に迷うのは「結局どの商品を選べばいいの?」という点ではないでしょうか。特に投資信託には大きく分けて「アクティブファンド」と「インデックスファンド」という2つの運用スタイルがあります。名前は聞いたことがあっても、違いがよく分からなかったり、自分にはどちらが合うのか判断できなかったりする人も多いはずです。ネットで調べればたくさんの情報が出てきますが、専門用語や数字が並び、「で、結局どっちがいいの?」という疑問が残ることもよくあります。そこで今回は、インデックスファンドとアクティブファンドの仕組みや特徴、メリット・デメリット、さらに具体的なファンドの例まで、FPが解説します。
エヌビディア決算で読む「FANGプラス投資」の展望
米ハイテク株の成長性と投資戦略
米国株市場をけん引するテクノロジー大手。なかでもエヌビディアを含む「FANGプラス」は指数の中核を担う存在となっています。最新決算ではAIやクラウドへの巨額投資や地政学リスクへの強さが示されました。割高感への懸念がある中、今後の成長性と投資戦略をどう見極めるべきか――注目ポイントを整理しました。
強みは時計だけじゃない! 年初来高値更新のセイコー株、じわじわ伸びる理由とは?
じっくり時間をかけて育てる銘柄
時計の代名詞ともいえるセイコー。余談ですが、わたしが愛用しているのは、1970年代に作られたセイコーのヴィンテージ時計です。そのセイコーの株価が年初来高値更新と堅調です。上昇のきっかけは、2025年8月8日に発表された2026年3月期第1四半期決算。売上高771億円(前年同期比+4.2%)、営業利益81億円(同+60.2%)と、力強い増収増益でした。発表翌日の株価は、一時ストップ高となり、その後も堅調に推移し、投資家の関心を集めています。なぜセイコーの業績と株価は好調なのか、そして今後の成長余地はあるのでしょうか。
賞与制の会社から年俸制の会社への転職で年金が減る? 転職前に確認すべき「3つの数字」
高収入層ほど影響が出る可能性も
「年棒制に変わると、損することはあるのだろうか」——賞与ありの会社から、年棒制・賞与なしの会社への転職を考える50代も少なくありません。年収は同じでも、支給形態の違いで厚生年金や社会保険料の計算方法が変わり、将来の年金額や各種給付に差が生じる場合があります。転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、知っておきたい「3つの数字」を解説します。
買付額上位に1本もない? NISA口座で日本株アクティブファンドが不人気な理由
運用成績だけではない
日本証券業協会が6月末時点の「NISA口座の開設・利用状況」を発表しました。大手証券会社10社を対象にしたヒアリング調査なので、他の集計結果と異なる点はありますが、現時点のNISAの状況を把握するうえで参考になります。
掛金を増やすと社会保険給付が減る? 「給与減額型」の企業型DCで気をつけるべきこと
社会保険給付の減額を避けるためにできること
企業型DCは、会社が社員に掛金を拠出することが大原則ですが、その掛金の在り方には3種類あり、会社によっては前回の記事でお伝えした「掛金増額」がご自身にデメリットをもたらすことがあります。今回は特に注意が必要な「給与減額型」の企業型DCについて解説します。参考記事:マッチング拠出における掛け金の制限が撤廃に 掛金を増額して良い人、増額してはいけない人とは?
高い配当利回りが魅力の「REIT(不動産投資信託)」が年初来高値を更新、なぜいま好調?
気をつけるべき点とは
REIT指数が先週、年初来高値を更新し、非常に堅調に推移しています。REITとは、投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品で、一般的に「不動産投資信託」とよばれています。投資者は、REITを通じて間接的に様々な不動産のオーナーになり、不動産のプロによる運用の成果を享受することができます。
被害総額6,205億円! 証券口座乗っ取り事件で今すぐ取るべき7つの防衛策
証券口座を乗っ取られない方法
長年築いてきた株を勝手に売買される証券口座の乗っ取り事件。この問題は、金融機関や警察の対応だけで解決できるものではなく、投資家自身が行動を起こす必要があります。あなたの資産を守るため、今回は犯行手口と防衛策、損害を受けた場合の補償について解説します。
暴落は偶然じゃない!「ポジションの傾き」と株価急落の構造
熱狂から恐怖へ、歴史が繰り返す三大要因の共通点
株高の夏、投資家心理は強気に傾きました。同時に「近いうちに暴落が来るのでは」と不安を抱く方も多いのでは。市場急落は偶然ではなく、必ず背景にパターンや構造的要因があります。本記事では過去の事例や投資家心理、「ポジションの傾き」に注目し、暴落が起こりやすい条件と備え方を解説します。