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金融庁が公表した「プログレスレポート2025」、そこに書かれた個人投資家が見逃せない3つのこと
金融庁の役割とは
金融庁が「プログレスレポート2025」を公表しました。このレポートは、2020年以降毎年発表されるもので、資産運用機関が顧客本位の運用体制をきちんと行っているのかを点検・評価しています。今回はそのレポートから一部抜粋してご紹介します。
レーザーテックが全市場の売買代金でトップに。アドバンテスト、ディスコ、ほか半導体銘柄は?
好調な半導体銘柄
6月23日週、久しぶりにレーザーテック(6920)が全市場の売買代金トップとなりました。同社は、2024年1-6月、8-9月と全市場の売買代金トップでした。しかし、2024年6月に米国のスコーピオン・キャピタルというファンドが、不正会計疑惑を指摘するレポートを公表しました。同社の商品であるマスクブランクス検査装置が、ライバル会社のKLAなどの製品に比べて品質が劣っていて、検査装置として使い物にならず、在庫が多いと指摘したのです。レーザーテックは、即日「不正会計の疑惑について明確に否定いたします」というリリースを出しています。その後、2024年11月には、レーザーテックが「投資家からの要請」、「企業評価における有用性が低い」という理由で、受注状況の開示を廃止することを決定しました。以上の影響もあってか、株価は低迷し、売買代金は減少しました。しかし、先週、みずほ証券が投資判断を「中立」から「買い」に格上げし、目標株価を16,000円から22,000円に引き上げたことが好感され、売買代金トップとなりました。みずほ証券は、2026年6月期 TSMCからDRAM向けとEUVマスク向けの受注回復が
相場疲れに負けない!5つの投資家習慣と、「ジャーナリング」活用術
ボラティリティ相場に疲弊しない!メンタルと戦略を整える方法
2025年上半期、大きな値動きに疲れて投資をやめたくなる、考えることを放棄したくなる…と感じているなら、“相場疲れ”しているかもしれません。本記事では、メンタルと戦略を整えるための「5つの習慣」を提案。自己理解と再現性に繋がる「ジャーナリング」を投資に取り入れてみませんか?
相場が大荒れのとき、投資をしなければどこにお金を置いておくのがいい?
今だからこそ考えたい資産の守り方
2025年4月、トランプ政権の「相互関税」政策により世界的に株価が急落しました。幾度も相場の下落を経験してきた投資家であっても、急落する局面では不安に襲われるものです。まして、投資を始めて間もない方にとっては、冷や汗をかくような状況だったことでしょう。このような下落局面においては、投資をすることが怖くなり、「自分のお金はどこに置いておくのが一番安全なのだろうか」と、改めて資産形成について考えた方も多いかもしれません。今回は、投資をしない選択をした場合、どこにお金を置いておくのが最適なのか、そして守りながら資産を育てる方法について、ファイナンシャルプランナーの視点から分かりやすく解説します。
決算から40日で株価が5倍に!? 美容サービス「コンヴァノ」はなぜ急騰したのか
決算説明資料を読み込めば事前察知できたか
中東情勢の急激な悪化により株式市場が警戒ムードを高める一方で、この40日間で株価が約5倍に跳ね上がった企業があります。その名はコンヴァノ(6574)。ネイルサロン「FASTNAIL」などを全国展開する美容サービス企業です。これまで長く赤字体質で、投資家からもあまり注目されていなかった同社ですが、ある決算発表を境に株価が大きく動き始めました。今回の記事では、その変化の正体と、投資家がどのタイミングで“気づけた”のかを掘り下げていきます。
赤字続きは要注意! 投資信託で運用会社の財務情報をチェックしたほうがいい理由
業績低迷を理由に撤退する運用会社が増えるか
株式に投資する場合、まず投資先企業の財務諸表をチェックする人が大半だと思います。でも、これからは投資信託を選ぶときも、運用会社の財務諸表をチェックする必要が生じてくるはずです。
配当に着目した2つの株価指数「日経累進高配当指数」「日経連続増配株指数」、組み入れ銘柄は?
TOPIXと比較して高パフォーマンスを示す両指数
6月19日から月末にかけて月決算企業の配当ラッシュ状態を迎えます。日本企業は東証の改革もあり、配当金を増やす企業が多くなってきています。2025年3月期の、配当総額は約18兆円と4年連続で過去最高となる見通しです。今期も増配を公表する企業が増加しています。個人投資家で配当を重視する方も多くいらっしゃると思います。今回は、配当に関わる指数を紹介したいと思います。
年金はどのように運用されている? 約258兆円を運用するGPIFから学べること
公的年金の運用から見える、投資を始めるヒント
将来の生活に向けて「お金をどうやって増やせばいいんだろう」と考えたとき、参考になるのが国の年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)です。私たちが払っている年金の一部を、株や債券などで運用して、将来の年金をしっかり支えるために働いてくれています。GPIFは私たちの年金の一部を「長期・分散投資」という方針に基づいて運用しています。今回は、公的年金の運用を担うGPIFの運用方法を、個人の資産づくりにどう活かせるかを分かりやすく解説していきます。
6月は株主総会の季節!議決権で企業と対話の第一歩
隠れ優待も! 初心者も迷わない、株主総会ガイドと参加メリット
株は「値上がり益を得るもの」と考えがちですが、株主は企業のオーナーとしての権利と責任を持っています。年に一度の株主総会は企業と直接対話できる貴重な機会で、6月は株主総会のピークシーズンです。会社の意思決定に直接関わる第一歩である議決権行使や、株主総会への参加について、初心者にもわかりやすく解説します。
個人向け国債、固定5年に100万円分投資したら満期にはいくらになる?
固定5年の個人向け国債が向いている人とは
マイナス金利の解除もあって、このところ金利が上昇している「個人向け国債」に注目が集まっています。元本保証があって、一度購入すればあとは持っているだけで預金よりお金が増やせるとあれば、ぜひ検討してみたいと思いますよね。では、個人向け国債の「固定5年」に100万円分投資したら、利子はいくらもらえて、満期にはいくらになっているのでしょうか。個人向け国債の金利の推移とともに、チェックしてみましょう。
新NISAスタートから一年半、積立設定後はほったらかしのままで大丈夫? NGなパターンとは
資産見直しのポイント
新NISAのスタートからはや一年半。この間、低コストのインデックスファンド「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」(愛称「オルカン」)や「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に投資し、「長期・積立・分散投資」を実践しはじめた人も多いでしょう。ただ問題は「長期」の部分。2025年の市場は波乱含みの展開で、4月には暴落も経験しました。そのため「積立設定をしてからその後何もしていないけれど、ほったらかしのままでいいのか不安」という声も耳にします。今回は、新NISAスタートから一年半の今こそ考えておきたい資産見直しのポイント・投資先の商品選びのポイントを紹介します。
株を売却後にストップ高…、決算前に売るか、持ち越すかはどう判断する?
TENTIALの事例でみる売却判断のプロセス
決算発表前に保有株を売るか、それとも持ち越すかは、投資家として非常に悩ましい問題です。決算発表日を把握しておらず、うっかり持ち越したというのは論外ですが、ギリギリまで悩んだ挙句、持ち越したら決算発表翌日にストップ安、もしくは売却したら翌日にストップ高──なんてことは“あるある”です。つい先日、わたしも保有していたTENTIAL(325A)を決算発表前にすべて売却したところ、決算発表後、2日連続ストップ高となりました。持ち越していたら、どれほどの利益だったかと“たられば”の計算をするも、じつはそれほど後悔していません。
FXなのに長期安定運用? 自動売買サービス「トライオートFX」の魅力とは
Sponsored by インヴァスト証券株式会社
FX(外国為替証拠金取引)について、どんな印象をお持ちでしょうか?「覚えることが多くて難しそう」「相場の動きが大きくてハイリスク」そんなイメージはありませんか? インヴァスト証券の自動売買サービス「トライオートFX」なら、そのような難しさを感じることはありません。知識や経験のない初心者でも、あらかじめ用意されている自動売買を選ぶだけで、FXでの資産運用をスタートできます。本記事では、「トライオートFX」の魅力である「自動売買」、そして「世界通貨セレクト」について解説します。
掛金の大幅引き上げ、70歳まで延長…新しい【iDeCo】はどう変わる?
ますます老後の資産作りで重要になる
年金改正法が成立し、いよいよiDeCoの「新しい形」が現実のものとなりました。掛金は大幅に引き上げられ、加入可能期間も70歳までとなります。とはいえ、資産が大きくなればそれだけ受取時の課税が重くなる可能性もあるので、その活用方法は人によって異なりそうです。2024年末の税制大綱の発表からずいぶんと時間が経過しましたが、6月13日にやっと年金改正法が成立しました。今回の改正について、メディアでは基礎年金の給付水準の底上げや遺族年金制度の変更点に注目が集まっているようですが、確定拠出年金については「大幅な拡大」であり、老後資金専用口座の魅力がさらに高まったともいえる内容です。今回の改正のキーワードは「穴埋め」と「そのまま継続」の二つです。「穴埋め」とは、掛金の上限を企業年金とiDeCoとの合算で管理するということです。ここは少し面倒ではありますが、第二号被保険者にとってはとても重要な意味を持つので詳しくお伝えします。
「サンリオ」「メタプラネット」が全市場で売買代金トップに それぞれの要因とは
グロース市場の売買代金が過去最大
2025年に入り、驚くことがたくさんあります。サンリオ(8136)が6月2日に全市場で売買代金トップとなりました。同社は、キャラクターグッズやグリーティングカードなどのソーシャルコミュニケーションギフト商品を企画・販売する日本の企業です。代表的なキャラクターは、1974年に誕生したハローキティです。2025年5月、株価指数算出大手の米MSCIが全世界株指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」にサンリオの採用を決めたことが、売買代金が増加する要因となりました。
「骨太の方針2025」で読み解く未来の投資チャンス
地方創生・防災・インバウンドなど、注目の投資テーマを解説
「骨太の方針2025」が発表され、投資家の注目を集めています。これは国の経済財政政策の基本方針を示すもので、関連する業種や銘柄の株価に大きな影響を与える可能性があります。本記事では、「骨太の方針2025」の内容を読み解き、地方創生、防災、インバウンドなど、注目すべきテーマと具体的な投資機会について詳しく解説します。
「一風堂」「町田商店」「山岡家」ラーメン御三家、株価と業績で圧倒した1社は?
上昇トレンドが続くいま買いなのか
先日、札幌に行った際、ラーメン山岡家に行列ができているのを見ました。この連載でも、過去2回、ラーメン企業については紹介していますが、さすがに最近はあまり話題にならず、投資テーマとしても色褪せてきたかと思っていた矢先に見た光景に「もしかしてまだイケる?」と感じました。
世界全体で株式相場が堅調な理由:トランプ政策の矛盾とその限界
市場に影響を与える米中対立の行方
株式相場が堅調です。日本株は上値の重い展開が続いていますが、それでも下値は限定的で底堅い推移が続いています。米国ではナスダック総合株価指数は年初来リターンがプラスに転換、2月以来の高値水準に達しました。最高値圏にあるドイツ株を筆頭に欧州株も好調です。世界全体の動きを示す株価指数では再び最高値を目指すところまで戻ってきました。その背景は、市場がトランプ政策の矛盾とその限界を見破ったことが挙げられます。この点について筆者は4月下旬のストラテジーレポート『想定通りに「円安是正」はなくなった』ですでに指摘し、以降も繰り返し述べてきました。ただ、さすがに「TACOトレード」なる言葉は思いつきませんでした。