生活予備費は貯蓄と投資の並走でもOK

資産状況ですが、まずお子さんの進学費用として学資保険は役立ちそうですね。長男だけで使い切らないよう、引き続き長女の進学費用もコツコツと貯めていきたいところです。

また、相談者さんは退職金が出ない職場のようです。そうであれば、自分で老後資金を作らなくてはいけませんね。家計が絞れて、毎月の家計から積み立てに回せるお金が捻出できるようであれば、iDeCoも良いと思います。

しかし、まずは現金の預金が足りません。万が一のときの生活予備費として、手取り月収の7.5ヶ月分ほどの貯蓄を作りたいところです。現在の手取りが30万円ということは、225万円程の預貯金が欲しいところです。

ただ、この生活予備費の持ち方や作り方については、「貯蓄と投資の並走」という考え方もできます。家計貯蓄の延長線上にある投資と考え、「長期・分散・積立」の投資で生活予備費と資産をまとめて作っていっても良いと思います。

そのように考えると、すでに有価証券を500万円保有していらっしゃいますから、慌てることはありません。今の投資商品の保有の仕方によっては、手放すタイミングで「つみたてNISA」など非課税運用が可能な口座に移していくことも一手段だと思います。

iDeCoを始めるのに50歳ではもう遅い?

その上で、家計の支出を見直し、毎月余剰金を安定して出せるようになってから、iDeCoを始めてみても良いと思います。掛金の上限は、会社の加入する企業年金の状況により異なります。

年齢的に、今からiDeCoを始めるのは遅いのではないかというご意見もあると思いますが、最近は、拠出可能年齢を65歳までに伸ばすことも検討されています。おそらく、今後はより長期に拠出できる方向に変わっていくでしょうから、焦らずに始めてみても良いと思います。少なくとも、毎月の掛け金の税優遇は受けられます。運用も今は70歳までできますし、長期での資産運用も視野に入れられます。

ボーナスをしっかり蓄えて

お金を貯めていくポイントの一つとして、ボーナスも意識しましょう。お子さんがいると、年間でかかる費用もいろいろあると思いますが、ここでも支出にはメリハリをつけましょう。

ボーナスをしっかり残すことができれば、そちらをiDeCoの掛け金にあてても良いですしね。iDeCoは1年に1回以上の拠出ができればOKですから。また、つみたてNISAにしても、年2回以上の定期的な拠出ということになりますから、ボーナスでも取り組めそうです。

今後の家計状況や、貯蓄状況を見て、何をどのような順番で活用するかを一緒に考えていきましょう。

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