生活
食事や買い物、通信、交通など、日々の生活全般のお金の話を紹介します。
ネット銀行だけじゃない!銀行ネット支店のおもしろ命名
お金のことば22:銀行のネット支店名
「ネット専業銀行の支店名が面白い」という話は、ネットの経済系メディアでよく見かける話題のひとつです。例えば住信SBIネット銀行の場合は、イチゴ支店やブドウ支店などの果物シリーズ。セブン銀行の場合は、マーガレット支店やフリージア支店などの花シリーズ。楽天銀行の場合は、ジャズ支店やロック支店などの音楽ジャンルシリーズを採用しています。このような支店名が必要とされるのには大きな理由があるのだそう。銀行同士でお金のやり取りをするシステム(全銀システム=全国銀行データ通信システム)の仕様上、たとえ実際の支店を持たない銀行であっても「支店名」が必要となるからです。さて以上はあくまでネット「専業」銀行の話でしたが、それとは別に「既存の銀行が通常の支店とは別にネット支店を設ける」事例も増えています。そのようにして誕生したネット支店――その中でも、とりわけ地方銀行(地銀・第二地銀)のネット支店――の名称にも、実は面白いネーミングがたくさんあるのです。
全国初、「WAONでバス運賃決済」はどこまで広がる?
北海道の3社でスタート
電車やバスに乗る場合、電子マネーは「Suica」や「PASMO」を使うのが当たり前――。そんなこれまでの常識に変化が起きるかもしれません。流通大手のイオンは5月11日、同社が展開する電子マネー「WAON」でバス運賃を決済できるサービスを、北海道のバス会社3社で順次スタートさせると発表しました。区間をまたぐごとに運賃が加算される多区間運賃路線において交通系ICカード以外の電子マネーで決済するサービスは、全国でも初めてだといいます。今回の取り組みはどんな立て付けで、利用者にはどのようなメリットが考えられるのでしょうか。イオンの戦略をひも解いてみます。
「飲み会の誘いを断れず毎月赤字…」抜け出せないリボ払い
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。収入は割と多い方だと思いますが、貯金がなかなか貯まらず、困っています。友人や会社の先輩との飲み会が多く、立て替えでクレジットカードを使う頻度も高く、リボ払いにしてしまうことも多いです。リボ払いは損だと聞いたことがありますが、毎月の収支が赤字なのでやりくりできません。“付き合いが悪いやつ”だと思われるのは嫌なので、飲み会の誘いを断れません。どうしたらいいでしょうか。〈相談者プロフィール〉・男性、独身・手取りの月収:40万円、ボーナス年間で約80万円・毎月の支出:51万円(家賃12万円、生活費25万円、貯蓄(財形)1万円、被服費5万円、交際費8万円)
4月から6月の給料で決まる社会保険料、気をつけるべきことは?
1年間の保険料が決まる仕組み
会社員が加入している社会保険は健康保険・介護保険・厚生年金保険・雇用保険で、毎月保険料が給料から天引きされています。なお、介護保険は40歳以上の人が対象です。そのうち健康保険・介護保険・厚生年金保険は、基本的には毎年4月~6月の給料の金額によってその後1年間の保険料が決まります。つまり4月~6月にもらう給料の額によって、天引きされるこれらの保険料額が1年間影響を受けるということです。今回は社会保険制度と、社会保険料がどのように決まるかについて解説します。
「サービスに不安…」格安スマホは本当に節約効果がある?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横山光昭氏がお答えします。妻が節約のために家族全員のスマートフォン(夫・妻・長男)を格安スマホに変えたいと言っています。ですが、私自身は仕事でスマホを使うため、つながりにくかったり、速度が遅くて使いにくい状況になることがとても不安なため、変えたくありません。また、格安スマホを使っていることを同僚に知られたらカッコ悪いと感じてしまいます……。妻や子どもだけ変えるという方法もあると思いますが、家族間通話が無料になるサービス等が使えず通話料が高額になってしまわないか心配ですし、パケットを使いすぎてインターネットがすぐ使えなくなるということも聞いたことがあります。最近はテレビCMなどでも格安スマホの会社をよく目にしますが、やはり常用することには不安があります。一方で、安くスマホを使いたいという気持ちもあり、迷っています。格安スマホにすると料金はかなり安くなるのでしょうか。変えてよかったと思えるのでしょうか。〈相談者プロフィール〉・男性、38歳、既婚(妻37歳)、
コスパ抜群「もやし」をもっと使い尽くす!選び方と保存法
プロが伝授「おいしい野菜の見極め方」
旬の野菜をおいしく食べる——それだけで、生活はより豊かになります。野菜の旬がいつなのか、おいしく食べるための賢い選び方や、上手に保存するためのひと手間について、日本野菜ソムリエ協会認定の野菜ソムリエ・小宅祐子さんに教えてもらいました。今回の野菜は、節約レシピでひっぱりだこの「もやし」。その見極め方をご紹介します。
カンタン作り置きおかず「やみつきキュウリ」
保存袋に入れて叩き割って揉みこむだけ!
だんだんと暑くなってくると食べたくなるのがキーンと冷えたおかず。陽も長くなってきて、明るいうちから乾杯したり、夕ご飯を食べ始めたりすると、なんだか贅沢な気持ちになりませんか? そんな日には、時間もかけずに作っておいた、冷蔵庫にあるやみつきキュウリをとりあえずで始めてみましょう。ささ、今日のお休みは明るいうちからまったりしましょ。
食べ頃のアボカドの選び方と可能な限りおいしく保つコツ
プロが伝授「おいしい野菜の見極め方」
旬の野菜をおいしく食べる——それだけで、生活はより豊かになります。野菜の旬がいつなのか、おいしく食べるための賢い選び方や、上手に保存するためのひと手間について、日本野菜ソムリエ協会認定の野菜ソムリエ・岡明理恵さんに教えてもらいました。今回の野菜は、一見しただけでは食べ頃かどうかが分かりづらい「アボカド」。その見極め方をご紹介します。
日本のビジネス界に伝わる商道徳の言葉~明治以降のCSR探訪~
お金のことば21:商道徳の言葉(後編)
日本のビジネス界に伝わる「商道徳」の言葉を、前後編の2回に分けて紹介しています。前編では江戸時代の言葉を紹介しましたが、後編の今回は明治以降の言葉を紹介することにしましょう。CSR(企業の社会的責任)の概念が伝わる前の日本には、一体どのような商道徳が存在したのでしょうか?
30代独身女性に「トリエアズiDeCo」をすすめる理由
毎月2万円を30年間積立したら?
iDeCo(イデコ)という言葉をよく耳にするけど、「投資なの?」「興味はあるけど、始めるのは難しそう」と思っていないでしょうか?iDeCoは老後資金作り専用の積立口座です。30代女子が知っておきたいトリアエズiDeCoのはじめかたとはどのようなものなのでしょうか?
初開催、イオンがGWに「ごち肉フェス」を始める理由
イオン史上最大の肉の祭典
「イオン」「イオンリテール」を展開するイオンリテールは5月2日、翌3日から6日にかけて、本州と四国の約400店舗で過去最大の肉の祭典「ごち肉フェス」を開催すると発表しました。期間中は、限定商品12品を含む最大20品目の肉と、関連商品を食肉売り場に取りそろえるといいます。一体どんな限定商品が用意されているのでしょうか。そして、この時期に肉フェスを開催するイオンの狙いは、どこにあるのでしょうか。
35歳男性「月20万の給与では貯金ができない…」何から削る?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。現在35歳の会社員、独身です。収入が少ないので貯金がまったくできません。食費と趣味の釣りにかかる費用は削らずに貯めたいのですが、どうしたらよいでしょうか。手取りは毎月20万円ほどですが、残業をあまりしない月だと18万円くらいです。〈相談者プロフィール〉・男性、35歳、独身・職業:会社員・居住形態:社員寮費(3万円)・収入:毎月20万円、ボーナスで年間約30万円・支出:家賃3万円、生命保険2万円、趣味2万円、生活費13万円・毎月の貯蓄:0円
財務省が消費税を上げたがるワケ
簿記の歴史物語 第27回
学生時代、私はESS(英会話サークル)に所属して英語の競技ディベートで遊んでいました。そこで練習用の議題として好んで取り上げられたのが「消費税増税」です。充分に練習を重ねたプレイヤー同士で議論すると、競技ディベートは将棋やカードゲームに近づいていきます。何しろ、賛成・反対の立場をくじ引きで決められるうえに、一人あたりのスピーチ時間は7分間しかありません。限られた時間内で、どちらの立場でも充分に戦えるようになるには、「よくある論点」を覚えておくほかありません。トランプの切り札を切るように、あらかじめ暗記しておいた論点を状況に応じて提示していくわけです。
意外な年金の落とし穴、学生時の特例制度で老後の受取が減!?
学生納付特例の結末は3パターン
新入社員やすでに社会人2、3年目のみなさんの中には、大学生や大学院生時代に、「学生納付特例制度」を使っていた人も多いはず。「学生納付特例のその後」によって、老後の年金はもちろん、今、納める税金まで変わることをご存知ですか?
投資を始めるよりも優先すべきは“4大固定費”の見直し
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。財形貯蓄はしていますが、貯蓄がほとんどありません。固定費の見直しや、投資を考えたりしていますが、まず何から手をつけたらいいのかが分かりません。固定費の見直しと投資、どちらを優先させるべきなのでしょうか。〈相談者プロフィール〉・女性、53歳・職業:会社員・居住形態:持ち家(マンション)・手取りの世帯月収:22万円・毎月の固定費:18万円
日本のビジネス界に伝わる商道徳の言葉~江戸時代のCSR探訪~
お金のことば20:商道徳の言葉(前編)
近年、ビジネスの世界でよく聞くようになったCSR。corporate social responsibilityを略した言葉で、日本語では「企業の社会的責任」と呼ばれています。企業は従来的な経済的責任や法的責任のみならず、環境保護・人権尊重・消費者保護・労働者保護などの「社会的責任」もまっとうすべき――とする考え方です。日本でこの考え方が広く知られるようになったのは2003年のこと。この年にいくつかの大手企業が、CSRの專門部署を相次いで設立したことがきっかけでした。そこには当時、企業の不祥事が相次いでいたことが背景にあります(雪印牛肉偽装事件など)。関係者の間では2003年を「CSR元年」と呼ぶ人もいます。しかし日本企業は、なにも2003年になるまで社会的責任を無視していたわけではありません。日本の商業界には「和製CSR」ともいえる概念、言い換えると「商道徳」が古くから伝わっていました。今回は、日本のビジネス界に伝わる「商道徳の言葉」を、前後編に分けて紹介しましょう。前編の今回は、江戸時代の言葉を取り上げます。
シングルマザーが選ぶべき、“もしものとき”に備える保険
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は高山一恵氏がお答えします。長男19歳(看護専門学生)、次男15歳(高校2年生)、長女14歳(中学2年生)の3人の子どもを持つ、シングルマザーです。終身保険に加入したいのですが、いくらを目安にして加入したらいいのか教えてください。保険金1,000万円で考えています。ほかにも保険加入についてアドバイスがあれば、よろしくお願いします。〈相談者プロフィール〉・38歳、未婚、子ども3人・居住形態:持ち家(マンション)・収入:手取り収入340万円・養育費年間84万円・支出:25万円
現在から老後まで人生のお金を管理、マネープランの作り方
ライフイベントを把握し将来に備える
新入園、新入学、就職など、春は子供に関する家計の収支が変動する季節。家計簿をつけて過去を振り返るだけでなく、家計の予算「マネープラン」を作成して未来に目を向けていくことで、戦略的に教育資金や老後資金を貯められるのが理想です。特に、出産などで将来の家計に大きな変動が見込まれる場合に、計画的にお金を準備することができます。