はじめに

社内持株会に集中投資しすぎるリスク

社内持株会も4万円入れていらっしゃいます。持株会から買うと5%や10%安く買えることもあり、お得なことが多いです。しかし株価は変動しますし、単元(売却可能な株数)でないと売れなかったり、決算発表の後でないと売れなかったりするなど流動性が低いと思われます。また、自分の給料と、持株会というものが会社の業績にも連動していくと思われますので、その場合かなりの集中投資になっているとも言えます。

分散投資でリスクを下げ、現金は月収の6カ月分を目安に

投資は値動きが違うものを組み合わせたポートフォリオを組んでいくことでリスクが小さくなっていきます。集中投資ではなく分散をしていくと資産の安定性にはつながりますね。
現金貯蓄が少ない状態だと、不況下において物入りになった時に、ボーナスが減った上に自社株の損切りをせざるを得なくなったり、借り入れをしなくてはならなくなることがあります。ですからある程度現金が溜まってから運用比率を増やされては良いかと思います。目安としては月収の6可月分ほどは現金があると安心でしょう。

持株会のインセンティブが大きい場合(10%や20%のインセンティブがつくなど)は、売却できる単元ごとに売却してインセンティブの恩恵を受けて、その売却額を他の投資信託などに分散していくことも有効かと思います。

住宅ローンは借り換えも検討を

負債が1300万円ほどありますが、これは住宅ローンと推察します。住宅費にかかっている11万円は住宅ローンの返済としてお話していきますね。住宅ローンの金利が高い場合は、最近は金利が非常に安く0.4%前後の変動金利もありますので、借り換えも検討されると良いかと思います。ネット系銀行で複数見積をとってみるとよいでしょう。支払いは、ボーナス払いを設定されているかもしれませんが、不景気に一番最初にカットされるのがボーナスだったりします。住宅ローンの借り直しができた場合は、ボーナス払いはできるだけなくしたほうがよいですし、もし借り換えができない場合も、ボーナスが無くなっても返済が滞らないよう現金を貯めておくことをおすすめします。

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