はじめに

変動費よりも固定費削減で貯蓄体質に

変動費であるお小遣いや食費、光熱費なども節約はできると思いますが、頑張り続けるのは意識を高く保つたないといけないので難しい場合があります。逆に保険料や住宅ローン、学資保険などの固定費を減らすことができると貯蓄体質になりやすくなります。先々の備えにばかり目をとらわれて、今という時間を楽しむことができなくなるのも違うと思いますので、バランスが重要ですね。

変動費よりも固定費削減で貯蓄体質に

まとめると、まず、固定費(保険、住宅ローン、持ち株)の見直しを中心に改善し、現金貯蓄を優先することが良いでしょう(まずは生活防衛資金として、収入の6カ月分を目安)。また、下のお子さんが中学受験をされるようでしたら、その費用は生活防衛費とは別にして現金で貯めておくほうが良いと思います。持ち株も損をしない株価になっていれば、一部解約して現金化しておくのも良いかと思います。その上で余剰金は税制優遇制度を最大限活用しながら老後の資産形成を行うことが有利だと思います。また大学の学費も保険ではなく基本現金を中心に考えたほうが良いと思います。

保険は、死亡時のリスクにそなえた収入保障保険は必須と思いますが、医療保険は高額療養費などもあるため、あまりかけなくても良いと思います。学資保険は増える額が少ない上に保障は十分ではありませんので、かけすぎると「今の生活」自体がきつくなったり、もしもに備えられなくなったりして精神的な安定感がなくなります。見直しを頑張られると、生活や精神的な負担が本当に楽になると思います。

以上、参考になれば幸いです。

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